「バービーランドに現実が入り込むとき」バービー shinさんの映画レビュー(感想・評価)
バービーランドに現実が入り込むとき
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あらすじ:
完璧な毎日が続く“バービーランド”に暮らすバービーたち。けれどある日、突然「死」や「セルライト」など現実的なワードが頭に浮かぶようになり、主人公のバービーはその原因を探るため“リアルワールド”へと旅立つ。そこでは想像とは違う現実が待ち受けており、彼女とともにやってきたケンもその世界の「男性優位社会」に影響されてしまい…?
感想:
バービーランドは、ちょっと奇抜だけど「きっとこういう世界なんだろうな」と思いながら見ていた。ピンクに満ちた日々や、バービーたちの完璧なルーティンも、その中ではちゃんと成立していて、見ていて楽しかった。
男性社会はああいう風刺の仕方になるんだなーと感じたし、それをバービーランドに戻していくのが、またある意味リアリティがあって、でもどこか滑稽でもあって。
ポップで明るい見た目に反して、するどい皮肉が潜んでいて、最後までただのファンタジーとは言いきれない作品だった。
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