「息苦しい」バービー まゆうさんの映画レビュー(感想・評価)
息苦しい
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残念ながら私にはサッパリ…早々に退屈になってしまった。アイデアは良いと思うし、世界観も凝ってて新鮮だけど、映画として面白いかと聞かれるとうーんて感じ。
アメリカって、早く自立した大人になることを求められたり、可愛いよりセクシーが正義だったり、ステイタスとかヒエラルキーとか、人種、性別、宗教、色々直面しなきゃいけないことが多くて、よけいに「自分が何者か」っていうことに疑問や罪悪感持ちやすいのかな。勝手なイメージだけど。成功すれば大きいけど、ある日突然、容赦なく切られてすぐ無職になるし。
なんか書いてて「アメリカンビューティ」思い出した。なんか息苦しいのよ。
日本の女性って、30過ぎても好きな人はパステルピンクのパフスリーブワンピ着てるし、シルバニアファミリー集めて持ち歩くし(専用の透明なポーチまで100均で売ってる)、可愛いものが好きとか、少女っぽいものをずっと内包してる感覚ってふつうにあるんじゃないかな〜と。私がのほほんと生きてきてしまっただけかもしれない。だから刺さらないのか?(汗)女性だから、見ていて全部身に覚えはあるし、分かるわ〜って頷くところはたくさんありましたが…
現実と向き合って自分を認める作業は確かにしんどいが、映画では独特の窮屈さを感じました。
バービーが泣きじゃくるとこは好き。
まっさらな、ありのままのバービー。抱きしめたくなる表情がとにかく印象的。同時にありのままの自分も抱きしめて全肯定したくなります。
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