「ピンクでレトロポップなドールの世界」バービー 白波さんの映画レビュー(感想・評価)
ピンクでレトロポップなドールの世界
採点3.7
その美術が面白く、ピンクでレトロポップなドールの世界に見事に落とし込んでいて実にキュート。
マーゴットも素晴らしくフィットしてましたね。
そのリアリティの薄い世界に、人間が入っていても違和感が無いのもすごい。
ちょっとウェス味のある世界観ですが、意外と真面目なテーマを置いているのはやはりグレタ・ガーウィグ作品って感じです。
バービーとケンを通して男性性と女性性を掲げ、男性主導となっている社会を痛烈に揶揄。
自分は自分のままで良い。そして自分を変えようとする一歩の大切さ。
全体的にとてもおバカなノリですが、とても前向きになれる素敵な作品でした。
原爆ミームの問題は残念でしたが、米ワーナーの異例とも言える対応は凄かったです。普通だったらありえない事だと思いますね。
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