「ポップな世界観だが、なかなか強いメッセージ性。」バービー Haihaiさんの映画レビュー(感想・評価)
ポップな世界観だが、なかなか強いメッセージ性。
カラフルな色調で二次元素材を多用したスクリーンに、明るくてチャーミングなバービー(マーゴット・ロビー)が笑顔を振りまく。
マテル日本法人のサイトによると、バービーは1959年に誕生。バーバラ・ミリセント・ロバーツというのが本名とのこと。
バービー人形の生みの親(マテルの創業者)はルース・ハンドラー(リー・パールマン)で、本作に重要は役どころで登場する。
ウルトラマン最終回のゾフィーのようにバービーを連れて行き、二人で会話しエンディングに向かう。
バービーとケン(ライアン・ゴスリング)という存在を借りて、男はこうあるべき、女はこうあるべき、という「役割論」を一蹴してみせる。
結論が早いかもしれないが、
これが50年前に製作された映画なら、もっともっと高く評価されたのではないか、と思う。
米国で第2次ウーマンリブ運動でも起こっているのかと思うほど、本作に込められたメッセージは、とても力強く見る側に届いたのではないか。
アカデミー賞では歌曲賞を受賞した。
コメントする