「全アメリカ人女性に捧ぐ、普通のバービ-(女性自身)になる事への自由解放!」バービー The silk skyさんの映画レビュー(感想・評価)
全アメリカ人女性に捧ぐ、普通のバービ-(女性自身)になる事への自由解放!
まぁ、歳甲斐もなく 観ちまった~ 映画「バ-ビ-」っすわ。
ファンの「オッペンハイマ-」のキノコ雲写真コラボですっかりゴタゴタ感が初っ端から出ちゃったけども。
かつ、どっかの政治的?背景の連中レビュ-で 公開前なのに150本程度も★1投稿されてすっかり 悪意ある評価を受けた様だ。よって現在点数が低いのはこのセイ。現時点での この評価点情報はニセモノと思って良いでしょう。
今作は 全く 原爆関係とは一切無関係である。関係シーンなど微塵も出て来ないよ。安心して日本人は見て欲しいね。
そして予想外だったのは 案外シッカリしたアメリカ人女性像をテーマに語られていた事だな。
見た目はハチャメチャで爆笑もしたけど、現代の女性が抱えている悩みをこのバービ-人形を通して上手く表現している点である。
これは秀逸さを感じたわ。アメリカで大ヒットするハズである。
残念だが日本人DNAにはこの類は少ないので共感は低いかも知れないかも。劇場に外人で男女ピンクの洒落たコーディネイト服の来場者が数名いたわ。凄い人気なんだと思った。
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バービー(主):マーゴット・ロビーさん
ケン(主の彼):ライアン・ゴズリングさん
グロリア(人間界持ち主母):アメリカ・フェレーラさん
サーシャ(人間界持ち主娘):アリアナ・グリーンブラットさん
ルース・ハンドラー:リー・パールマンさん
ナレーター?(老人):ヘレン・ミレンさん
特筆すべき点は、街で見かける老人役(ナレ-タ)でヘレンミレンが観れたことかな。
そこは おおおお~っとなった。流石大御所女優・・・いい味ですナ。
バービー人形の生みの親、ルース・ハンドラー。
彼女は2002年(85歳)に亡くなった。バービー人形を開発した彼女はかつてマテル社の社長だったが、粉飾決算で告訴され、有罪判決を受けている。彼女の娘 ”バーバラ”が 人形の”バービー”名となったのである。この辺りの説明をさらりとやってる所がニクイ~。
兎に角、共感して良かった点は、
大人になってから娘のバービ-で人形遊びをしたグロリアの マシンガントーク。 今のアメリカ女性大半が抱えて感じているその思いを一気に語る所である。ここは凄く良かったし分かりやすかった。
ある意味幼少時は憧れの人形(職業・スタイル・イメ-ジ)だったが、実際大人になって、自身の娘も大きくなった時、今とかつての自分を見つめ直した時に コノ現実との乖離をバービ-に求める・・・普通のバービ-を売って欲しい願い!!!
かつての憧れ そしてスタイル。今の自分にも当てはまるスタイルを人形にもあっても良いじゃない~の発想だ。
何処かに現代の女性が抱える悩みがあるとしたら それを自由解放して欲しい望みをバービ-に託しているのだと感じた。
ラストは、バービ-は自分らしく生きる憧れの夢を抱いて人形の世界から人間界に人に成ってやってくる。
そして人間界の人々の助け応援が有って、病院(産婦人科)へ。
ナ・ン・デ ??
そう 人形 ⇒ 人間の女性。女性である証(生殖器)を認めてもらう為である。
日本版:”リカちゃん” もやってくれ。デミ・ム-アなら出てくれそう!
リカちゃんキャッスルは 福島県にあるしね、使えそう。
興味ある方は 是非劇場へ。