「うっせえよ」バービー ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
うっせえよ
女性が思う男性の鬱陶しさ(ギターの弾き語りとか)が清々しく言語化されていて爽快でした。そもそもバービーもそうですが、作られた時というのは男性の趣味が入っていなかったはずではないかな?それが、段々と変化したんですかねえ。
人形もそうですが、女子アナとか女性アイドルとか、男性社会によって女性が均一化されすぎて気持ちが悪いと思ってます。そういえば、女性だけではなく、ジャニーズもそうでしたね。ジャニーズを作ったのも特権階級の男性ですし。
劇中、女子学生が性的な女性=バービーが古臭くなったみたいなことを言っていて、時代が変わったなあ&頼もしいなあと思いました。男性社会の中では性的な女性は、圧倒的に有利な時代があったんですよ。日本は今でもそうかもしれませんが。
ラスト、バービーが婦人科にいたということは、出産を暗示していたのでしょうか。新しい価値観の次世代がどんどん生まれれば、こんな嬉しいことはありません。
ライアン・ゴスリング本当最高だった❤️
ちなみに女性閣僚が少ないと批判すると、女性とか男性とかで判断するのではなく能力で選ぶべきだとかいうやつがいますが、そもそも大臣は能力で選ばれてないし、それに能力って、女性はその能力を発揮する機会さえ与えられてないのがわからないんですよね。やれやれです。
特に日本は人権後進国ですからねぇ。今回の内閣改造を見ても苦笑いするしかないですよね。所詮能力で選ばれてるわけでもないお飾りの大臣なんだから半分は女性にすべきなんですけどね。能力が問われない政治の世界だからこそ男社会の最後の砦とばかりに爺どもが固守してる様は見苦しいです。
こんにちは。私も男として若い頃女の子の気を引くためにうんちくとか並べてたのを否応にも思い出させてくれて、何だか痛快でした。年取りすぎて逆に恥ずかしいというよりも自分も若かったよなあとしみじみ感じました。監督は旦那さんのサポートもあり良い作品を作り上げましたね。男女の性差だけにこだわらないすごく深い作品だと思います。