「傑作だが、日本では受けにくいかも」バービー コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
傑作だが、日本では受けにくいかも
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個人的嗜好としては、ばっちぐー、大傑作。
狂気も悪意も詰め込んだ、『ピノキオ』的なすごい寓話でした。
大筋・メインテーマが素晴らしかったし。
小ネタ満載なギャグ寄りコメディなのもよかったし。
冒頭、『2001年宇宙の旅』パロ「人類の夜明け」風のシーンと曲からスタートした時点で、「そういうバランスね」と理解して大笑い。
他の(配給の)ワーナー作品や、バービー版権元のマテル社すらネタにしていて。
今のマテル社への批判まで盛り込みつつ、創業者にしてバービーのデザイナーのルース・ハンドラーについてまで言及。
だいたい売れずにすぐ廃版になった、レアなバービーや他の人形をネタにしてるあたりに、悪意と愛の両方を感じました。
(だったら、日本で失敗した、バンダイ版バービーも出して欲しかったなw)
あと、ケンをライアン・ゴズリングに配役したのは、かなりの量の歌や踊りがあったからなのと、無駄な胸筋と乳首アピールのためかな、と納得。
ただ、日本ではこれ受けにくいだろうなぁ。
祝日で、首都圏はそこそこ客が入ってましたが、地方では少ないのではと予想。
まず日本にはリカちゃんがいて、バービーのシェアが低く、浸透しなかったこと。
次に例の原爆ネタとコラボしてSNS的に炎上、しくじっちゃった件でマイナスイメージが付きまとうこと。
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