「ここまで強い作家性」バービー ウルスアベイユさんの映画レビュー(感想・評価)
ここまで強い作家性
たまには映画館で何か観ようと思い、1番みたい作品はクローネンバーグ御大の新作なんですが、我が地元では10月からとのこと。綾瀬はるかさんのもいいなと思ったんですが、あの監督では観る気分になれず。
マーゴット・ロビーは「ワンハリ」で凄く良かったし、なんか賛否両論出ている作品に興味が湧くタイプなので決めました。予備知識ゼロ、バービー人形なんて知るわけもなく、世界で大ヒットしていることと女性監督だという認識で望みました。
本当に世界的大ヒットなんでしょうか?皆さん、アメコミ映画みたいな気分で観たんですかね。これ程作家性が強いとは予想してませんでした。その詳しくを書いても仕方ないのですが、退屈かと言えばとても楽しい時間でした。ちゃんと映画を観たいなと言う方にお勧めします。笑えますし、ダンスは良いですし、パロディも効いてますし、何と言ってもマーゴットさん素敵です。そこだけでも価値があるんじゃないですかね。
鑑賞後、制作にマーゴットさんが加わっていること、彼女は「プロミシングヤングウーマン」の制作にも関わっていた事を知りました。そして監督が女性ですよね、普通の映画になるわけはなかったんですね。
ライアン・ゴズリング、やっぱり役者も普段から身体を鍛える必要があるんですね。シックスパックくらいないと主演はできないと言うことです。
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