「☆ピンク☆」バービー たけ(c)さんの映画レビュー(感想・評価)
☆ピンク☆
ピンクって言うても200色有んねん!
凄い映画だった、予想以上の色々凄い映画だった。
女性優位の世界と、男性優位の世界が政治的に描かれるけど、結局どっちも滑稽に見えてしまいました。マーゴットロビーはアホだし、ライアン・ゴズリングは輪を掛けてもっとアホだし。
政治の先に誰か支配者になろうがハッピーは支配者しか掴めない、自分の幸せは自分しか掴めないんすよ、他人なんかに分け与え無いんですよ。
凄え現実と似てる、個人や庶民に幸せなんか無い。
事実男性優位の現代社会に身を置いてるクソリーマンの俺なのにね、スクリーン前だけ神気取りですよ、はあ。。
そもそも幸せを示すために生まれたのがバービー人形なんですよね、多民族国家で生まれたバービーには黒人も居て、プエルトリカンも居て、デブも居て、障害者も居る。
誰だって誰にでもなれるよって意味有んすよね。
だからナイススタイルブロンドのマーゴットロビーは定番バービーで有る自分自身、つまりは当たり前とか常識とか架空で有る自分と戦う未来を選択したんすよね。真っ直ぐ歳を重ねるお婆ちゃんを美しいと言った、無い筈の涙が流れた。
翻訳ではオブラートだったけど、バービーもケンもノーヴァギナ、ノーペニスって言ってんすよ。
俺ら現実はここに縛られ?因果とか業を背負って人生やってるけど、バービーはそこに希望を見て進むんすよね。
凄え、ピンクに201色有るかも。
劇場出口の親子がもう一回見たいー、って手繋いでたのが一番最高だったなー。
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