「女子の好きが集まっている作品」バービー みおさんの映画レビュー(感想・評価)
女子の好きが集まっている作品
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マーゴットロビーとライアンゴズリンでハズレ作品なんてない!と思い、本当に楽しみにしていた作品。
8割おふざけ2割真面目なお話と思っていい。ミュージカルのような夢に塗れた女性中心な世界(バービーランド)と男性優位なありのままの人間界を、コメディ寄りに表現していた。
楽観的に見るなら楽しい作品だが、女性・男性目線をそれぞれ考えると結論が出せない難しい作品である。多様性に注目しながら、様々なバービーたちが色んな職種・衣装を見に纏って登場するのは、見ていて高揚した。
作中でお母さんが女性の立場を話しキャラクターたちの洗脳を解くシーンがある。女性の人生において、無意識な行動を的確に言語化されると辛く感じた。男性中心な人間界とバービーランドという女性中心世界が真逆であり、バービーランドで男性が人権を主張し始めることに少し違和感を覚えた。私たちの中では男性が女性よりも優位になっている感覚がこんなにも根付いていたんだなと一女性として気付かされた。
演者のクスッと笑える間の取り方だったり、ナレーションで劇場内がワッとなるほど盛り上がる楽しい作品だった。
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