「多様性にも踏み込んでいると感じて、奥の深い作品と感じた。リカちゃんコラボの続編求む」バービー ゆきとうさんの映画レビュー(感想・評価)
多様性にも踏み込んでいると感じて、奥の深い作品と感じた。リカちゃんコラボの続編求む
クリックして本文を読む
てっきりコメディ映画だと思っていたら、観た後、かなり考えさせられました。
バービー人形は名前だけしか知らないです。
バービー(マーゴット・ロビー)の住むバービーランドは、女性中心の社会ですが、人間社会では男性中心の社会になっていました。
バービーは、バービー人形を女性にパワーを与える源になっていると思っていたため、女の子にもメンヘラ女扱いされ、愕然とします。
一方、ケン(ライアン・ゴズリング)は人間界の馬や男性社会に興味を持ち、バービーランドで男性中心の社会を作り上げます。
結局、バービーランドは元の女性中心の社会に戻るのですが、バービーは人間になりたいと言い出します。この事から、「なりたい自分になる」という多様性にも踏み込んでいるのかなと感じました。
人間界の男性中心社会にも疑問を感じているのでしょう。本来ならバービーにとって、バービーランドは1番幸せな世界のはずです。敢えて人間社会に一歩踏み出す勇気は、バービーの並大抵ではない覚悟を感じました。
個人的な感想ですが、まとめると男性中心社会への疑問と多様性への提言です。
例のバーベンハイマー騒動の影響か、観客は6人ぐらいでしたが、リカちゃんコラボの続編があったら日本人にも馴染みやすいかなと思いました。今のところ、続編の予定はないらしいです。
コメントする