「えー、星2.8???」バービー ゆ~きちさんの映画レビュー(感想・評価)
えー、星2.8???
カナダでは連日ほぼ満員で、土日祝日は一日7回ほど上映するほど人気の作品。私も1度は混みすぎて諦めましたが、観客は明らかにバービーメイクをして、ピンクの服を着た若い女の子たちがほとんどでした。w
改めて出直したら家族連れは多いし、野太い笑い声が多かったから、意外にも男性受けもしたのでしょうか。
私はピンクが大好きで、周りと浮かないで済むなら毎日ピンクを着たいので、バービーの世界は可愛すぎてキュンキュンしました。
この少子化の時代にフェミニズム強めの作品?だから受けてるの?などと心配してましたが、確かにバービーは昔から炎上してたよなぁなどという感慨深い人形でもあります。
昔バービードール・ダイエットなるものが流行ったのですが、要は毎日バービーを見て、バービーみたいになりたいと念を送ることによって、食欲をなくすという、当時の女子たちに、正に美の価値観を強烈に植え付けた罪深い存在でもありました。
黒い髪だって、カーリーヘアだって、アジア系だって、黒人だって、太ったって…いいじゃない!美しい女性のデフォルトを勝手に決めないで…的な時代を経てから何年も経っての映画化。そりゃ、日本人にとっちゃ、何だこれ?となっても不思議ではないのですが…。
ただ、子供の頃無心になって人形遊びをした身からすると、特別陰キャじゃなくても、人形が友達の一部だった、あの時の古き良き時代を思い出せて、ノスタルジーに浸れました。
海外のブロンド美人にはスカヨハやシャーリーズセロンとかいますが、マーゴットは本当にハマり役でした。ただキレイじゃなくて、人形らしさも感じて、確かに人間界に来たバービーみたいでした。アイ・トーニャ、スキャンダル、スーサイド・スクワットなど…演技力も非常に高い女優だと思います。
ライアン・ゴズリングの金髪はやっぱり違和感というか、ケンを演じるにはちょっと顔がフケてて、あまり人形っぽくないんですよね。全盛期のブラピ並みの美しさを求めつつ、ただやっぱりあの切なくて、ちょっと情けない感じを出せるのはライアンならではで良かったです。彼のギターやダンスのシーン、筋肉見せつけるシーンなど、こちらではかなり笑いが起きましたw。ガチのイケメンで、観客の女子たちがポーっとしちゃ、やっぱりダメなんですよね。ケンのちょっとバカバカしい感じをしっかり出せていましたw。
カナダは移民大国なので、私のようなアジア人もめちゃくちゃいるし、特に白人系から差別的な扱いを受けたことはありませんが、出身国に対しての偏見みたいなのはまだまだ感じるし、女が不利なこともあるから、いつかそういう違いもちゃんと受け入れるような知性を持てるといいなあ、と希望を持てた作品でした。
追記、いっぱい美人さんが出演しますが、デュアリパが出てるなんて知らなかった😭…、洋楽ファンはマーメイドにも注目してください!
追加
たくさんの共感、温かいメッセージをありがとうございました。皆様の深い深いレビューこそ、私に多くの気づきをもたらした、素晴らしい作品でした。
もちろん、現在の評価3.6まで上がったものの、賛否両論多い内容ですし、高評価を押し付けるつもりはありません。ただひたすら、マーゴットとライアンの徹底した役作りに敬意を込め、単なる男女二項対立の解決を求めてるだけじゃない、監督の人間愛が多くの方に伝わると嬉しいです。
sironabe さん、コメントありがとうございました。
ノスタルジーを感じるのは幸せなので、年取るのも悪くないですね。昔はいいような、悪いような…ですが。
トム様、いいね、コメントありがとうございました。
そんなこと言ってたんですね。字幕がないので、現地の爆笑ポイントのいくつかはわからないままでした😭…。みなさんのレビューも読んでいますが、その指摘は初めてでした。ケンもツルピタだと思うんですが…www
最後のセリフはホントの女になる(性器造成手術)ためでしょうが、男性器を付ける可能性もありますね。それにしてもバービーがリアルワールドでワーカーにからかわれて「私には穴がない。ケンにもチン⚫︎ンがない」と言った時ケンが「俺には両方あるよ」と言った意味がわからん!
ゆ〜きちさん
コメントありがとうございました!
ラストショットの狙いは「意表をつく」なんじゃないかと。感動は狙わず、ちゃぶ台もひっくり返さない。就職の面接?かと思わせてから、思い切り落差をつけて、皆んなが頭を抱えるオチ。イタズラですよね、コレはw
イケメンという言葉もない時代で、横にいて金髪でちょっと筋肉が胸にあればいい存在でした、可哀想に。バービーが一人では寂しいっかなー!という感じで設定されたのかな。その哀愁があるので映画、面白かったんですよねー!何度もしつこく失礼しました💕
そうなんです、だからケンがリアルワールドに行って、あれ?嬉しい!とびびりながら嬉しくなったのも、まさにそうなんです。とにかくよく作った映画ですね!性別関係なく考えさせてくれました!そして笑わせてくれた!
ゆ~きちさん、そうなんです!バービーの横のそいつは居ても居なくてもいい奴なんです!だからその役をライアン・ゴスリングは上手く演じたなあと本当に感動します!可哀想なケン!でも「居る」だけでいいんだよ!
バービーと遊んでましたが、ケンは居なくていい存在でした。たまたまバービーと一緒に来ました、という感じでした。バービーの服は少し揃えて貰うよう親に頼んだかもしれません。ケンは殆ど無視!まさに映画のとおりでした。ケンに冷たい子どもでした。
ゆ~きちさん、コメントありがとうございます。ケンはライアン・ゴスリングがぴったりです!(ブラピブ大好きですが絶対ダメ!)
バービー&ケンのケンの位置づけと外見、この二つがポイントかな?だからライアンをキャスティングしたセンスと感覚、素晴らしい!と私は思います💕
ゆーきちさん、コメントありがとうございます。アメリカナイズの真逆です。和室にバービー人形、祖父母も叔父(二人)も同居で色んな人が出入りしている商売人の家でした。バービーに思い入れはすごくありました。ライアン・ゴスリングはケンの顔、髪型、髪の色、胸の筋肉を似せていてえらかった!と思います💕
ゆ〜きち様コメントありがとうございます。私は吹き替えで観たので、若干感想が違うかもしれません。ケンが全盛期のブラピって言うのは賛成です。リバーランズスルーイットの頃の・・・チャニング・テイタムでもいけそう。
ライアン・ゴズリングはドライブから押しなんで・・・
まあでもマーゴッド・ロビーの映画ですよね。
活動愛好家さん、わざわざお立ち寄り下さりありがとうございました。
そうなんですよ、なかなか解説が必要な展開でしたよね。www
私もカラオケでデュアリパ、何曲か歌いますよ、めちゃめちゃカッコいいです♪!
ゆ〜きちさん、共感とコメントありがとうございます!!イマイチですね、人間社会にとってバービーランドの位置づけがわからなかったものですから!!あとデュア・リパいいですよね!!フューチャーノスタルジア!!
ゆ〜きちさん、共感&コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、ライアン・ゴズリングの金髪ケンはちょっと違和感ありましたよね。でも、終わってみれば、さすがと思わせる存在感で、きちんと重要な役どころを演じきっていたと思います。
toshijp 様、コメントありがとうございます。マーゴットの美しさも才能でしょうが、ライアンの徹底した役作りもさすがでしたよね。ララランドの時はもうちょっとカッコよかったんですが…www😂
おはようございます。
コメント有難うございます。
今作はイロイロとシニカルだなと思いながら観てました。では。
お客さんは殆ど入っておらず、日米の違いですかね。
> バカっぽさとエモさと自由さの混在がなかなか斬新な作品でしたー!
まさにそうですよね。
映画や車のウンチクを語らずにはいられない男の性。
これって俺のこと? って自虐笑いでした。
わーめちゃめちゃわかります、理想的な観終わり方でしたwww😂 賛否分かれたのが残念でしたが、バカっぽさとエモさと自由さの混在がなかなか斬新な作品でしたー!