夜明けのすべてのレビュー・感想・評価
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じわじわと感動で泣けてきた
公開日のお昼過ぎの鑑賞でしたが平日にも関わらず松村ファンと女性達とシニアの方々で8割程度埋まってました。私もそうですがここ数週間の映画館での予告編がきいてますね。素晴らしい原作と監督と役者さん達でちゃんと映画を作るとこのような素晴らしい作品ができるというお手本のような作品です。冒頭のショッキングな出だしから普通の日常生活が淡々と進んでいくのですが、何時間でも見てられますね。最後の移動式プラネタリウムの萌音ちゃんのナレーションでとても静かなで大きな感動に包まれました。
二人の変化から学べる様々な人の生き方
パニック障害とPTSDという二つの病とそれぞれ向き合う男女の物語。二人の会話のシーンやプラネタリウムのシーンなど人の生き方について考えさせられる箇所が多かったです。作品の雰囲気に落ち着きがあり、二人とも徐々に変わっていき、それに伴って段々と変化していく二人の関係性は見ていて少し力をもらえました。
ずっと癒され続けているような、素敵な時間でした
皆様のレビューにあるように、本当にただ日常をそのまま観ているような、そんな映画でした。
起承転結がはっきりしていたり、何かイベントが起きる訳では無いので、人におすすめするのが中々難しいですが、映画に流れるゆっくりとした時間、人と人との繋がりの暖かさは、他の映画では味わえないものではないでしょうか。
自分には合わなかった
精神的に障害や疾患を抱えていてなかなか社会に馴染めない2人が仕事を通して徐々に社会に馴染んでいく様子を描いた作品。
同じ共通点を持つ2人が恋愛に発展していろいろ起きる事件を2人で乗り越えていく恋愛映画なのかな?と思っていましたが全然違いました。
個人的には起承転結喜怒哀楽がはっきりしている映画が好きなので、残念ながら今回の映画は内容的にはかなり平坦で自分には合わなかったと言いますか、正直退屈に感じました。
どちらかといえばややドキュメンタリー寄りの作品で社会認知を目的としているようにも感じました。
夜明けとは何を指しているのかもいまいちよく分かりませんでした。もしかしたら寛解のことですかね?
最近の映画にしては解像度がずいぶん低いのが気になったので調べてみたら16mmフィルムで撮影していたんですね。納得しました。
栗田科学就職希望
原作のファンで映画化の発表があってからずっと楽しみに待っていました。
さらに大好きだったカムカムのお二人が主演。もう待ちきれず朝一で見てきました。
今まで何度か好きな作品が映画化されて思ってたのとだいぶ違う…みたいなこともあったのですが、この作品は、自分が作品の中の一員であるかと勘違いしてしまうような原作そのままの世界でした。そのままの藤沢さんの山添くんがいました。
生きているのが楽になるような、深呼吸したくなるような、空を見たくなるようなそんな映画です。
ずっとこの世界を見続けたいなと思うような不思議な感覚でした。
主演のお二人の声がとても心地よくてずっと聞いていたかったです。
光石さんの社長も優しい中に悲しみも秘めていたり、凄く良かったです。
またエンドロールもよくあるタイアップの音楽がバーンって流れる感じじゃなかったのもとても良かったです。
またひと息つきたい時見に行きます
ゆったり生きよ
いろいろあるけど、なんかまぁ肩の力抜いて、ちょっとした幸せを噛みしめて生きようか、そんな風に思える作品かな。なんか人の温かみがある会社や、ちょっとした理解者がいる環境って素敵。辛くならない程度に、ゆったり生きましょう。
優しく静寂に包まれた─
正直それほど見たいと思ったわけではありませんが、非常に良かったです。
あまりに淡々としていて、あまりに何も起こらないので、もしかしたらつまんないかもしれません。あっさりしているし、常に引いた目線のようなものも感じるし─。でも、個人的にはその雰囲気が非常に好きだったし、映像の質感とか静かに流れるメロディーなんかも好きだったなぁ。ロケーションとかもかなり良かったと思ったし、基本的に映像だけでかなり引き込まれたんですが、テキストで魅せるところと映像だけで見せるところのメリハリとかバランスが絶妙でしたし、何よりも優しさに満ちていたので、予想外の笑いとか涙がとても心地よかったです。
過剰な優しさなのかもしれないし、表面的な優しさや丁寧さなんかも感じたので、内容に対しての良し悪しはかなり一人一人違ってくるんでしょうけど、映画としての完成度とかクオリティはかなりのものだと思います。
内容や台詞、情景なんかに所々疑問符がついたところもありましたが、いい作品でした。
普通の日常を素晴らしいと
原作未読。
誰にだって悩みはある。
それぞれにとって大きさが違っても重大な悩みなのだ。
松村北斗がとても良い。
さりげなさの中に他者を受け入れ難いパニック障害と言う症状を上手く演じている。
しかも上白石萌音に心開いていく速度も見ていて丁度良い。
彼を見守る光石研も見事なキャスティング。
全ての流れが本当に心地よかった。
特に北斗が会社のブルゾンを羽織るシーンにグッときた。
会社を去る上白石萌音をもう少し見たかったけど尺的にもあれで良かったのかな?
渋川さんにしてもりょうにしてもホントにハマってるなと。
監督の次回作に期待します。
何も起きない日常の中の非日常
人は皆、それぞれの個性がある。
その個性をお互いに認め合うということは、難しいことなのだろうか。
その個性は場合によっては敬遠されることもある。
この映画は、時として敬遠されそうな個性=病気を通して
人としてどう接すればいいかを教えてくれる。
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