劇場公開日 2024年2月9日

夜明けのすべてのレビュー・感想・評価

全311件中、181~200件目を表示

4.0穏やかな日常にこそ幸せがある

2024年2月14日
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三宅唱監督のファンです。

やはりこんな時代にこそ必要とされるべき映画で、こんな映画こそ辛い時に見るべき作品だと思いました。
俳優陣の実存感のある芝居、主役のお二人は当前のこと、職場の全員が悩みや、苦悩までが伝わってくるくらいそこにリアリティを感じた。なんて素晴らしい世界観なんだろうと。

青山真治監督の作品に出てくるふたりもいい味出してて泣ける。

プラネタリウムのくだり、もうあの場面は白眉でした。映画でしかできないような、表現に感服。

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ビビ

5.0また行きたい

2024年2月14日
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鑑賞方法:映画館

朝カーテンを開け薄明かりを浴びた時
夜の星を見上げた時など
ふと、あのシーンのこんな光と似てるなとか考えてしまう。

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茶瓶

4.0みな人知れず戦っている

2024年2月14日
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PSMというものがあるのは、この映画で初めて知りました😳
ネットでは時たま女性のヒステリックを揶揄しているのを見かけるが、この病気(?)があるということを知らなければならないですね。。

さて映画のほうは、とても丁寧に心情や苦悩が描けていて見入ってしまった!最後は劇的に何かが変わったわけではないが、2人とも前向きな一歩を踏み出せたのでは。

主演の俳優陣も素晴らしい👍
萌音ちゃんはキレ始める前から、空気が違っててすごかった!
北斗君はメキメキと実力をつけてますね。

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おおかみ

5.0もう一度見たい

2024年2月13日
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鑑賞方法:映画館

映画は頻繁に見る方ではなく、好きな俳優さんが出演しているので見に行きました。
序盤は症状がでているのをみて、つらくなりましたが、話しが進むにつれて、クスッとなるところもあり、こちらの心も軽くなっていきました。
ものすごく、ハッピーエンドではないけれど見終わってから、じわじわくる感じ。

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とんかち

4.0女性はホルモンバランスと常に闘っている

2024年2月13日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

若い頃はPMSで、歳を取っても更年期でと、遅かれ早かれ、どんな女性も常に己のホルモンバランスと闘っています。この映画を通して世の中の殿方にもっともっとその事実を知ってほしいと思いました。それは、パニック障害よりもランクの低い?本当に病気なの?と周囲の理解を得にくいつらい病気です。同じ女性である私ですら、PMSってそんなに?!なんてビックリしたのですから、もちろん男性が観たらそれはきっと異次元でしょう。PMSの辛さは想像はできても、パニック障害の辛さはやはり想像できません。
思いやりとは、相手のことを慮る事です。分からない相手のことを一生懸命理解しようとする事です。本作品の中では、思いやりあふれる同僚や上司に恵まれて、病気を抱えた2人が微笑ましく支え合う姿が描かれています。とても優しい気持ちになれる温かい映画です。それと同時に、この映画に登場する会社みたいに、いろんな病気や事情を抱えた人が少しでも働きやすい社会になればいいなぁと思いました。
現実社会の世知辛さに少しお疲れ気味のあなたに、ホルモンバランスを崩してイライラしがちなあなたに是非おすすめの映画です♪
今週末映画館でゆっくりと癒されてみては?

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ななやお

3.5明けない夜はない、、、

2024年2月13日
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鑑賞方法:映画館

本作、正直言えば三宅唱監督作品でなければ観ていなかった可能性が高く、逆に言えば鑑賞前の興味はその一点でした。むしろ意外だったのは、旧ジャニーズの方が主演にも拘わらず、初週のシアターはそれほど大きくないTOHOシネマズ日本橋のSCREEN9(同映画館9スクリーン中5番目の座席数)で、実際の客入りもサービスデイの夜回で5割弱。ただ、本作、観ておいてよかったと思える良作でした。
三宅監督の演出、余計なところがなくてとても観やすいです。扱われる題材に対して変に誇張したり、同情を誘うようなことを一切しません。私は当事者ではないのでどれだけリアリティーがあるかは判断できませんが、そもそも必要なことは「理解」だと再認識させてくれます。
昨今では少しずつ「人が抱えることのある症状」の見識が一般にも広がりつつあります。とは言え、それらのことを正しく理解できて、対応できる非当事者は殆どいないと思います。私自身も症状を持ち、通院・投薬されている方と一緒に仕事をしたことがありますが、お互いに負荷がかかっているような状況では相当に削られることもありました。そして今、本作を観たことでより社会全体が理解を深める必要があると再認識しました。(あの人は元気でやっているだろうか。。)
飾り気のないセリフに、思わず吹き出しそうになるユーモアや、ホロリきそうな温かみに救われた気がする作品。特に当事者の方には「引け目」さらには「強迫観念」を思ってしまうことがあると思います。「明けない夜はない」わけですが、変わらなければ同じ朝が繰り返す。だからこそ理解を深めることが重要ですね。

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TWDera

5.0自分が病を抱えているから人の苦しみを分かるなんてことはなく、自分の...

2024年2月13日
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泣ける

笑える

幸せ

自分が病を抱えているから人の苦しみを分かるなんてことはなく、自分の方が症状が重いとか、つい他人と比べて自分を不幸にしてしまいがち。
そんな事は意味がなくて、まず「他人の痛みは完全には理解できない」と割り切る事、その上で相手が抱える痛みを知ろうと努力をする事、善意を押し付けない事、それが人と関わる本質なのかな、と感じた。
二人が互いに依存しすぎず、自分の頭で考え、自分の足で立っているところが良かった。
そして何より周囲の人たちの掘り下げが丁寧なのが素晴らしかった。
彼らも大きな傷を抱えていて、二人を支えることで自分たち自身も救われているのだな、と感じさせる眼差しが本当に温かかった。

プラネタリウムの藤沢さんの語りのなんと静謐で雄大な事か、それを深く受け止める山添くんのあの表情を思い出すだけでも心が揺さぶられる。
明けない夜はない、でも今目の前に広がるこの夜もまた二度と来ない。
痛みも苦しみも抱えながら、誠実に生きていこうと思えた。

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リンダ

4.5生き辛さを共に生きる

2024年2月13日
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鑑賞方法:映画館

とにかくどこまでも優しい映画。
16mmで撮られたらしいフィルムの質感からしてすでに優しい。二人の病気にも、会社やサークルの人達の生き辛さにも、とにかくただ寄り添い、生き辛さを共に生きる。劇的な治療とかそういうことでなく。そしてそれをそのままに劇的にせず映画にする。それこそが優しい。
って、監督は「ケイコ 目を澄ませて」の監督じゃないか。納得…
しかしこの規模のメジャー作でここまでやる。それが凄い。

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ぱんちょ

2.0何故に評価が…😓

2024年2月13日
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鑑賞方法:映画館

単純

難しい

寝られる

うーん😔パニック障害の男と生理前にパニックに陥る(初めて聞いた病名)女性が、お互いを尊重しながら成長(回復?元に戻る?)していくストーリー
パニック障害の女性がいた職場を体験しているが、あんな風な生易しいものではない…地獄絵図で有り、映画の中ではまだまだ…
とてもホワイトな会社ではあるが、僕が馴染めるかは…パニック障害の男性にはめっちゃ良かった職場なんだろうけど…
明けない夜はない、止まない雨はないそして、夜明け前が一番暗い(大変だ)と言いたいのだろうけど、後ろと前のおっさんの鼾にはげんなり
試写会評価が多いのかな〰️

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ろくさん

4.5優しさの意味

2024年2月13日
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泣ける

知的

幸せ

生きづらさを抱えた主人公のふたりを周りも優しく見守り、自分らしく生きていく。
だけど、この映画は、誰かの優しさは、誰かの助けになり、それは連鎖しているものなんだと伝えているように思えます。
本当に優しく、そして温もりのある作品でした。

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アチャラ

4.0支え合うことは、心地よいこと

2024年2月13日
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様々な事情で、苦しみから抜け出せないことがある。
そんな苦しみに寄り添い、癒してくれる映画だった。
単に「お互い頑張ろう」で済ませて関わらないのではなく、そこから一歩踏み出して、きちんと理解して、支え合うことが、心地よいと思った。

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由由

4.5現代日本の抱える問題と、解決への道を温かく描いた映画

2024年2月13日
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鑑賞方法:映画館

この映画良かったなぁ〜と思って監督を調べたら、「ケイコ目をすませて」の三宅晶監督でした。
社会の片隅で見過ごされているけど、確かに存在している問題をそのまま見せてくれて、同時に終盤では希望も見えてくる。

藤沢さんがイライラして他人に文句を言ってくる場面で、つい正論で返して言い合いになってしまう自分の姿を思い出しました。
この場合、正しい正しくないではなくて、一歩下がって落ち着かせるのが正解なんですよね。
山添君がとりあえず洗車をするように誘導して、落ち着かせようとする姿にさりげない優しさを感じました。

エンドロールで社員がワイワイとキャッチボールするシーンが、日本の古き良き中小企業の雰囲気がして、とてもほっこりする。
ラストは大暴投に対して、笑顔で拾いに行くところで幕引き。

この監督の映画は地味なはずなのに、ハッとさせられる場面が多く、何か大事なメッセージを伝えようとする意志がヒシヒシと伝わってきます。

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ジュンヤ

3.5優しい映画 辛い時に見たら癒されそうだけど、 時代に則しすぎてて、...

2024年2月13日
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優しい映画

辛い時に見たら癒されそうだけど、

時代に則しすぎてて、

少しだけ違和感が残らなくもない

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jung

5.0悪い人が出てこない穏やかな時間

2024年2月13日
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とても優しい映画だった。
パニック障害は聞いたことはあるけど、何かあった時にパニックになってしまうものだと勘違いしていたし、PMSというのは初めて知った。

何も知らされずに自分の周りにいたら、山添くんは失礼なヤツに見えるだろうし、藤沢さんは逆ギレか八つ当たりっぽい、関わらない方が楽と思う。
2人のように良き理解者がいるのは恵まれた環境なんだろうな。

そういう人たちが光石さんや渋川さん、久保田さんというキャスティングも良い。
渋川さんホント良い声。

もしかして見過ごしたのかなぁ、お母さんに何があった?冒頭では普通に歩いて迎えに来ていはずなのに。
結末には必要な理由なのだけど、そこが分からないから戸惑ってしまった。

予告編では2人が支え合うラブストーリーなのかなぁくらいな印象で、特に興味を惹かれなかったけど、ラヴィットで主演の2人から映画の話を聞いて観てみたら、予想以上に良かった。
お医者さんの言うとおり、人それぞれだから100点の対応は難しいのだろうけど、こういった人たちへの接し方もざっくり知れたし、グリーフケアにも少し触れていて、地味だけど穏やかな気持ちになる映画だった。

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コビトカバ

3.5色んな人に寄り添い寄り添ってもらってる

2024年2月13日
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鑑賞方法:映画館

互いに人を大切にするって事簡単だけど、難しいなぁ

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jiemom

4.0夜明け前がいちばん暗い

2024年2月13日
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鑑賞方法:試写会、映画館

泣ける

単純

幸せ

出てくる人がやさしい人たちばかりの穏やかであたたかい映画でした。みんな誰かを想って生きている。

大きな出来事があるわけではなく日常を切り取っただけの一見地味な作品だと思うかもしれません。でも『つまらない』と感じる瞬間がないのは登場人物が魅力的だから。藤沢さんと山添くんを取り囲む1人1人が何かを抱えて生きてる。映画の中で説明があるわけではなく、画面の中でそれぞれの表情や行動で観る側が汲み取って事情や状況を感じ取って理解を深めていくのが一種の謎解きのようで楽しいです。フィルムの暖かさ、セリフがないシーンも風景と音楽だけが流れる心地よさ。主題歌がないエンドロールがとても穏やかで余韻を楽しめました。そういうところも含めて三宅監督作品の良さだなと感じました。大好きです。

パンフレットがとても充実しているので2回目は読み込んでから行くと見方も変わって楽しいのでおすすめです。心から 『映画夜明けのすべて出会えてよかった』と思いました。

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あき

3.0そばに寄り添うだけでいい

2024年2月13日
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鑑賞方法:映画館

まわりから見えづらい障害を抱え、苦しんでいる若い男女。
冒頭、雨に打ち付けられながら横たわる上白石萌音の背中のショットから、シリアスタッチなのかと思ったが、そこは三宅唱監督らしく、作為的な描写は極力排して、日常を丹念に掬い取っていく。自然音の使い方が印象的。特に、エンドロールでの工場前庭のシーンにはじんわりくる。
決して問題が解決するわけではないが、そばに寄り添ってくれる人がいるだけで、明日に向かって生きていける、ということか。
ただ、上白石萌音のまわりへの気遣いやお節介が過剰な感じで、ちょっと引いた。松村北斗の硬い殻が少しずつほぐれていく様に共感できたのは、同じ男性だからだろうか。
脇役はそれぞれ良いが、特に元上司役の渋川清彦が滋味深い。
工場の社長だけでなく、元上司も近親者の不幸を抱えているという設定は、原作どおりなのだろうか。上白石萌音の母親の設定も。いろいろ詰め込みすぎで、うまく消化されていない感じはした。
期待が高かったせいか、テーマやねらいはわかるが、物足りなさが残った、というのが観終わった後の正直な感想。

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山の手ロック

4.5元気はありがたいこと

2024年2月13日
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鑑賞方法:映画館

瀬尾まいこファンの知人が貸してくれて発売された頃に原作を読んだ。瀬尾さんの作品は読みやすく、身近にありそうな話が親しみやすい。

肝心の映画ですが、とても良かった。
ストーリーの主題はデリケートな内容。
自分自身でコントロールできない先が見えない病気は本当につらいと思う。同じ病気でも人により症状が違うし、周りは困惑し理解を得にくく、気軽に語ることもできない。冒頭の藤沢さんが保護されるシーンも私はショックだった。

そんな病を抱えた二人が再就職先で出会い葛藤し、交流する物語。変に恋愛話じゃないのが良い。
主演の二人は実に自然な良い演技だったと思う。上白石さんの、調子いい時と悪い時の差が非常に上手だった。普段は真面目で穏やかな普通の人が、発作が起きると豹変。これが定期的に襲ってくるならばかなりしんどいだろう。

大好き光石研さん。中高年しかいない小さな会社の社長役で、若手二人を温かく見守る。
実は社長もつらい思いを抱えている。このように受け入れてくれる人、社会は大切だなと思う。

そんなこんなで、この映画は何でもないシーンでも、ホロリと泣けてしまった。
グリーフケアの会とか、山添君が元上司と交流し少しずつ復調していくところとか。日常で悩みが全くない人っていないよなーと、だからこそ支えあうことは大事だよなーと思わされた。

問題が全て解決したわけじゃないし、同じことはまだ続くかもしれないけれど、一つ踏み出すことで明るい兆しが見えた、夜明けに向かえたラストだったんじゃないかなと思う。

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ふわり

3.0邦画

2024年2月13日
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鑑賞方法:映画館

病とどう向き合うか。病をどう受け止めるか。自分には起こりえない病をどう知るか。
どーにも。。。霧の中を歩いて、いつ光が、いつ闇に陥れられるか考えてるうちに、『はい。あとはご自分で。』って言われてるような感じ。
タイトルや広告で恋愛を想像させるようにして、話の展開の中にも誤解させるような場面を差し入れといて、狙い所はそこじゃないという。ならキャストミスなんじゃないかな?
最後の盛り上がり部分にも突き刺さるものが薄くあの手記の意味を感じ取るまで入り込めなかった。

観客は、平日午前中。松村北斗見に来たのかな?2~3人組のおねーさま方が大半だった。松村北斗?うーん普通。

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chitto

4.0程よく

2024年2月13日
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鑑賞方法:映画館

心の病
全てを理解しなくてもそっと側に。

あたたかい気持ちになりました。

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