夜明けのすべてのレビュー・感想・評価
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心地良くて眠くなりました。もう一度観て改めてレビューを
2024年映画館鑑賞10作品目
2月26日(月)イオンシネ名取
ハッピーマンデー1100円
原作未読
原作は『そして、バトンは渡された』は瀬尾まいこ
監督と脚本は『ケイコ 目を澄ませ』の三宅唱
脚本は他に『森山中教習所』『ギャングース』の和田清人
ビビさんが珍しく高く評価した邦画だったので関心があった
なんだちゃんと模範的なレビュー書けるじゃん
イオンシネマというと宮城と岩手の県境に住む自分としては石巻か利府で名取まで足を運ぶのは珍しいことだが石巻や利府では上映していないので仕方がない
残念ながら心地よくてところどころ眠くなった
もう一度しっかり観て改めてレビューしたい
多分今度はU-NEXTになるだろうけど
散髪のシーンが好き
上白石萌音ってやっぱり上手いね
しょんぼりしている時は余計に小さく見える
みんな何かを抱えていて許容し優しくなれる
最近テレビ寺子屋で立川談慶が話していたことってこういうことだな
全てのヤフコメ民とヤフコメ系のライターに是非とも観てもらいたい
僕はもう一度観たい
エンドロールも続き
配役
栗田科学の新入社員でパニック障害を患う山添孝俊に松村北斗
山添とは同じ職場の3年先輩で月に一度のPMS(月経前症候群)影響でイライラしてしまう藤沢美紗に上白石萌音
山添が前に勤めていた職場の上司の辻本憲彦に渋川清彦
仕事でロンドンに転勤してしまう山添の恋人の大島千尋に芋生悠
美紗の友人の岩田真奈美に藤間爽子
栗田科学で働く藤沢の先輩に足立智充
栗田科学で働く藤沢の先輩に久保田磨希
夫を失い辻元らと集会に参加する老婦人に丘みつこ
藤沢が通う婦人科医に宮川一朗太
山添が通う精神科医に内田慈
足が不自由な美沙の母の藤沢倫子にりょう
山添と藤沢が働く栗田科学の社長の栗田和夫に光石研
生クリーム
松村北斗君目当て
上白石萌音さんとの共演
朝ドラ思い出す笑
PMSで悩む女性と
パニック障害で悩む男性の話し
この二人が恋愛関係になるのかと思っていたら、全くならず
最初は嫌いあっていたが、徐々に同僚として仲良くなる
部屋に一緒にいるけど、男女の関係にならない
とても良い距離感の友人みたいな関係だ
たんたんと時間が進む
会話の間合いや
この舞台になった会社の方々が問題を抱えている若者を、あたたかく対応してくれている環境がとても良い
素敵な会社だ
色々みんな抱えて生きているが、大丈夫だよと思える映画🎦
栗田科学はほんとにいい会社
ドラマチックな出来事は起こらない。嫌なヤツも出てこない。それでも山添と藤沢の成り行きを見守りたくなってしまう作品。生きづらさや悩みをもつ者同士ゆえ力になれるのだろうし、光石研や渋川清彦も心に傷を抱えているからこそやさしさを持てるのだろう。
山添の髪を切るくだりや藤沢がポテチのカスをざらざらと口に流し込むシーンなど、北村と上白石の素か?と思えるリアルさがあったのと、中学生のビデオクルーコンビにもナチュラルなおかしみがあった。土砂降りの冒頭から最後は狐の嫁入りという、雨を使った演出もよかった。そもそも星は晴れていないと見えないけど、プラネタリウムではいつでも満天の星なわけで…。
自分は鈍感力があって共感力に乏しいせいか、本作で知ったPMSも最初は生理のイライラぐらいなもの?と思ってたけど、深く反省。タイ焼き買いにいってきます。
日常を観ている
幾つもの気付きがある作品
PMS(月経前症候群)に悩まされ、せっかく入った会社を辞めた藤沢さん。パニック障害で電車にも乗れなくなり、転職せざるを得なかった山添くん。
現在の会社の同僚に支えられ、また、人はそれぞれ悩みを抱えていることを知り、自分自身と向き合えるようになっていく。
「自分にはこんな事しか出来ない」と考えるより、「自分にはこんな事が出来る」と考えた方が、「出来る事を一つずつ増やしていこう」と前向きになれます。
今は将来に希望なんか持てないと感じていても、時間をかけて少しずつ良い方向にもっていけば良い、と思える作品です。
導入部の藤沢さんのパートの演出は、少しわざとらしく感じました。わざわざ雨の中で座り込む。母親が、雨が降っているのに傘も持たずに迎えに来て、二人で上着を被って帰る。
PMSと診断された人が身近にいないのであまり知識はありませんが、女性の多くが経験する症状の、特にひどくて生活に支障をきたす状態と認識しています。訳もなくイライラするし、毎月体の不調が起こる事にもイライラします。あそこまで急激にキレて、その後ぱったりと鎮まるようなものでもなく、体調不良とイライラが続くんだろうと思います。親友に対して悪態をつかずにはいられない場面、あそこがリアルなんではないでしょうか。
でもとにかく、辛いのは確か。会社の人達のような人格者にはなかなかなれませんが、人の辛い気持ちを少しでも理解できるようにはなりたいと思いました。
合わなかった、微妙
主題はよくありそうで、展開はあえて作らないような作品。
個人的にはこういう類いのテーマはたまに見るが本作ははまらなかった。
この間観賞した正欲や、是枝作品のほうが好み。
病気繋がり
音が響く 言葉が響く
静かな映画で、セリフがよく聞こえて、登場人物の顔がよく見える。
素敵な映画でした。
みんな、生きにくいよね。そんなの他の人にバレたくないから、隠してるけど、生きにくいことはたくさん。
でも、それが突然、自分でコントロールできなくなって、周りに迷惑をかけたら、いたたまれない。
はじめの5分くらいのバス停の場面で、ぐっと心をつかまれてしまいました。
そんな静かな映画だから、あの何気ない、ふっと流れるBGMがよかったです。邪魔しない。でも、あの音が、ふっと息をつかせてくれる音でした。
なにより、エンドロール。
定点カメラは、何度か出てくるけど、エンドロールのあの見せ方は、みんなの日常を、見せてもらってるみたいで、ほのぼのしました。ただただいいなぁって、にやついてしまう時間でした。
最高の理解者に!
2回目以降は副音声でも楽しめる
松村北斗さん上白石萌音さんの2人の演技力が凄い!
男女の内容なのに、恋模様は一切なし。
松村北斗さんのパニック障害のシーンは
ホントにパニック障害が起きてるかのような演技。
上白石萌音さんのPMSが発症してるシーンの目はホントに発症してるかのような演技。
社長役の光石さんがいつも2人を優しく見守ってる。
見終わったあとはココロがホッコリします。
三宅監督、松村北斗さん、上白石萌音さんが副音声で裏話トークされていて、笑ってはいけないシーンなのに、クスクス笑ってしまう裏話が多いので楽しめます。
何も起きないことが逆に意味のある作品
題材的にもキャスト的にもあまり興味がもてなかったのですが、評判のよさを知って見てきました。
本当に見てよかったです。序盤にいくつか引っかかることがあったのですが、それが逆に後半に物語に活きてくる展開が多く、脚本や見せ方の巧みさに唸りました。
中盤から後半にかけて、何も起きないことが逆に不穏に感じ、悲劇的なラストを予想すらしたのですが、そんなことはなく、何も起きずに淡々と終わることがテーマ的にも意味のあるもので、他にはない味わいのある映画でした。
そしてバトンは渡されたの瀬尾まいこ原作
「甘え」「変わった人」
めちゃくちゃおもしろい
という作品ではない。
パニック障害の男性とPMSの女性の日常を描いた作品
告白していないだけで、自分の職場にもいるんじゃないか?と思わせられた。
昭和の時代はこんなのは「甘え」とか「変わってる人」で片付けられてたけども今はそういう人もいると少しずつ理解してもらえる世の中になってるんじゃないかな?とは感じる。
「病気にランクがあるんだ」ってという言葉に確かに!って思ってしまった。
自分が虫垂炎になった時結構苦しく1週間入院したのに何故か「盲腸でしょ?」って笑ってたのと似てるなと思った
自分も確かに入院した時にたくさんの自分より重い患者さんをみてまだまだ健康じゃん!って勇気は少し出たがこうやって精神的な病は特効薬がないのが辛いなと思った
この世界は動いている。すべては移り変わっていく。新しい夜明けがやってくるように。
この映画で、PMSという病名を初めて知った。パニック障害でさえ、聞いたことはあってもその症状はよく知らなかった。その病気を抱える二人を演じる上白石萌音と松村北斗が抜群にいい。はじめ、朝ドラ「カムカムエブリバディ」の二人を起用した普通の恋愛映画だと思っていた。それにしては地味な二人だけどと思っていた。だけど、この映画が描きだす世界がどんな世界かがわかるにつれ、この二人のキャスティングの絶妙さに納得するしかなかった。そして周りの役者陣の醸す温かみ。ああ、ここなら二人も生きていけるだろうと安堵した。フィルムの軟らかな空気感もまたとげとげしくなくてよかった。
正直、ラストの展開にはびっくりした。ええ?それで終わるの?と。だけど、それは失望ではなく、僕の中では希望だった。二人がそれぞれ自分の人生を自分の足で歩みは遅くともしっかりと歩けるようになっていたという安堵と、邦画にもこういう終わり方を是とする監督がいるという信頼と。なにより、あのエンディングのありふれた日常を眺めているこちら側に、心地よい多幸感を味わわせてくれたことへの感謝さえある。
とにかく、大きな山場はない。そこにあるのは、傍から見れば呑気な小さな会社の風景だ。裏返せば、自分たちが日々何気なく接している人たちの中にも、これと似たような問題を抱えている人はいるのだろう。病とは限らず、何かにつまずいて、何かに自由を奪われて、何かどうにもできないことで困っていて、それなのにそれをおくびにも出さない人はいるのだろう。そのことを少しでも念頭に置いて日常を暮らしていけば、自分にも何か気づきがあるかもしれない。もしかしたら僕が知らなかっただけで、そんな手助けをさり気なくそっと実行している人が身近にもいるのかもしれない。皆が互いにそんな気遣いの気持ちをもち寄るだけで、世の中は、この映画の中のような、人に優しい世界が広がるのだろう。
鑑賞後、原作を読んだ。
まるまる映画と同じ空気が流れていた。ただ、設定が違っていた。教材を扱う会社ではなくて、資材問屋だった。でも、主題である「夜明け」を連想させるには教材のプラネタリウムは最適だった。また、自死遺族の会という設定は、光石研演じる社長と渋川清彦演じる課長の人格設定をすんなり受け入れられることができた。
だけど、小説では自転車というアイテムがとても重要な役割を果たしていたのに、映画では単なるツールで終わっていたのが残念だった。自転車は、山添にとっては世界を広げてくれる翼だ。高揚感や解放感を手にした山添を描いて欲しかった気分はある。
こんな日常が理想なのかもしれない
日常と人との縁の大切さを描いている良作
松村北斗は強迫性障害で挫折しつつある会社員、上白石萌音はPMSで人間関係などに苦労する女性で中小企業に勤める二人だが、それぞれの問題に気付きフランクな関係で補完しあう感じ。。精神科でのやり取りなどはリアルだし、二人のやり取りは素の彼らをみてるようで、感じのいい作品。ただ、前作の方がインパクトはあったため、星は4つ。
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