「愛や自由にお墨つきは要らない。でも幸せになる権利がないことで人は死ぬ」大いなる自由 talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
愛や自由にお墨つきは要らない。でも幸せになる権利がないことで人は死ぬ
主役ハンス演じるロゴフスキが素晴らしかった。いつもの彼のように静かな眼差しで内向的で口数少ない。今回は加えて彼の美しく逞しい身体が生きていた。その彼が声をあげて泣くとき、その彼が懲罰房に入れられるようなことを自ら進んで言うとき、ハンスは人で神?いいや普通の人。
肌の温もりを求める性欲も自由な愛も国家や社会から許可みたいにして与えられるものじゃない。国家も社会も不幸な人間を作り上げることだけはとても上手だ。1945年だろうが1968年だろうが現代だろうが。時間軸の行き来が永遠に続くループのようだった。日本もいまだにやってる。国家がやることはいつもずれている。国家には何も期待しない。
失礼します
コメント&共感ポイントありがとうございます
"未来を乗り換えた男"、"ハッピーエンド"と、私観ていましたね(^_^;)
確か、シュッとしていた役柄だったと記憶していましたので、今作のあのネチッこさは、それだけ役の幅を拡げられたんでしょうね^^
今晩は。
ご無沙汰しております。
本日、連休中の中、苦手な人混みの電車と地下鉄に乗って今作ともう一作観て来ました。
県内屈指のミニシアターでたった一館今作を上映している今作を観た理由は本作の主人公を演じたフランツ・ロゴフスキを見るためです。初めて彼を劇場で観たのは「希望の灯り」と「名もなき生涯」かな。「未来を乗り換えた男」は配信で。「フリークスアウト」は名古屋駅の前の映画館でしか上映しておらず未観賞です。
この方、決して美男でもないのですが不思議な魅力があるんですよね。何となく不幸せ感を漂わせつつ、そうではない生き様を演じるのが巧い俳優さんだな、と思ってます。では。返信は不要ですよ。