「クライマックスが肝心なのに・・・」アンダーカヴァー 潜入捜査の掟 よしさんの映画レビュー(感想・評価)
クライマックスが肝心なのに・・・
イスラムテロ組織に潜入した捜査官の苦闘を描く物語。
全編通して、潜入捜査官が味わう苦悩をしっかりと描いた佳作でした。
テロ組織の残虐性、彼等をフォローすべき上司たちの官僚主義も上手に描き、映画全体の厚みをもたらせます。
恋人の存在も、物語のエピソードに上手に組み込まれていて、無理やり感を感じなかった事も良いですね。
クライマックスへの繋ぎに唐突感があるのが残念なところ。
そして、そのクライマックスがチープ。ハリウッドを見慣れていると、拍子抜けしてしまいます。お金をかけてなくても描けるテロを創造出来なかったのが痛恨でした。
私的評価は普通にしました。
コメントする