劇場公開日 2024年3月22日

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「詰め込みすぎで・・・凄いとは思うが」流転の地球 太陽系脱出計画 りあのさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0詰め込みすぎで・・・凄いとは思うが

2024年3月31日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

100年後に太陽が老化による膨張で地球を飲み込み、300年後には太陽系が消滅するという予測が立てられた。地球連合政府はロケットエンジンを使って地球を太陽系から離脱させる壮大なプロジェクト、移山計画の実験を開始していた。各国の思惑や争いが有る中、飛行士リウは宇宙へと旅立った。一方、量子科学研究者トゥーはデジタル技術により、事故死した娘をよみがえらせようと禁断の研究を続けていた。連合政府へのテロ行為も有り、地球はどうなる、という話。

前作は未鑑賞で理解が追いつかない面が多かった。
2044年の宇宙エレベーターが襲われ、宇宙ステーションが墜落するテロ事件など、2078まで色々な事件が起き、月でのロケットエンジンの実験、交通事故で死んだ娘をデジタル技術で復活・成長させるとか、宇宙飛行士同士の愛とか、いろんな事が詰め込んであり、凄いのはわかる。
地球連合政府を中国が中心になって運営しているような近未来の希望的状況で作られてるのも我慢しよう。
各国のニュースを放送するシーンで日本語は有るが、日本人の登場人物が居ないのもまぁ良しとしよう。
すでに現在でも中国は日本を相手にしていないと思ってるのだろうから。
これだけいろんな事を詰め込み、信じている、という事で北京のシステムが動き出すなんて、中国の大国意識、中華思想というのか、ちょっと白けてしまった。
前作を観たいとは思わなかったし、次回作をワクワクして待つ,という気にもなれなかった。
名前はよくわからなかったが、宇宙飛行士の女優と、ヤーヤー役の子役は可愛かった。

りあの