インフィニティ・プールのレビュー・感想・評価
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クローンに身代わり鑑賞させたい
眠気もやってきそうもない驚きべき退屈、シニカルを全く感じない悪趣味のオンパレード。ミアゴスが存在することによってなんとか画が成立している。
案の定、凡庸なラストで終幕。
本当にクローンを作る技術があるんだったら、観光なんかに頼らずに医療立国として外貨がザクザク貯まるはず。今どき、殺人を無効にできる国がどこにあるんだって感じ。
独裁者に都合の悪い人間が消される国はありますけどね。
エクストリームな筋書きをスタイリッシュな映像で撮ればいいってもんじゃない。
クローンに身代わり鑑賞させておけばよかった。そんな作品でございます。
SFノワール
スゲーざっくり言うとまたアイデンティティ崩壊の話だったw収まり悪さも敢えてかな。ザルドス、イグジステンズ、アイズワイドシャットみたいな世界観、目にくる系のサイケ描写、ミアゴスがいい!18禁なのはシコるとこや乱行じゃなく子供の○○シーンのせいだと思う。倫理的に。
ミアゴスのキャラはファムファタルつーか、もはやサタンそのものだな。一線超えたブラックユーモアは悪魔的。ピラミッドの上にいる人々のサバトはアイズワイド〜以降描かれまくりだけど、もはや秘密でも何でもないんだなw
ストーリー的には最後までハッキリした事はわからないまま。主人公が本当に本人かクローンかさえわからない。とりあえずわかってる事は全ての実権を握るミアゴスの裁量次第か金さえあればいくらでもクローンが作れる事と以前の記憶が残ってる事、1回目の時ニヤついてる事から実はずっと新しいクローンにアップデートし続けてる気がした。最後島に残るのも邪悪なジョークを割り切れてないのと、自分自身を殺し続けた罪の意識やここの生まれだからって事かなと思った。
SFだけどSFっぽくは撮ってない。寓話的。
ミアゴスは遊びの為に警察とどう取引した?とか考えちゃう人は着いてけないと思う。細かい設定を気にしない。だってミアゴスはジョーカーとかサタンみたいな存在だから何でも出来る。
見ている人の倫理観を試してる様にも思える。
科学、自我、土着信仰(悪魔崇拝)ブルジョアってイルミナティやないかい!えすでー爺ず!(自分達の都合の良い)多様性を尊重しアップデートしていかないとな!
ここ最近は価値観を変える事と倫理観を捨てる事をお前等は一緒になっちゃってないか?って事がテーマの作品が多い気がする。
見る方を極端に制限するので注意(後ろ側で見た方が良い)
今年130本目(合計1,222本目/今月(2024年4月度)4本目)。
(前の作品 「猫と私と、もう1人のネコ」→この作品「インフィニティ・プール」→次の作品「毒娘」)
この作品、なぜか入場者特典が、いわゆる「紙おめん」なのですが、どういう状況で使うんでしょうか…(劇場によってはミニ漫画のところもあるらしい?)。
こちらはR18で、極端なまでにアダルトなシーンやグロいシーンが多いので直視が難しいという点は言えますが、これに関してはR18である以上多くは引けないといったところです。この映画を含めて今週はレーティングによる差はあっても「直視が困難」な映画が妙に固まっていて、これまた選択ミスをすると厳しいかなぁといったところです。
途中、私も気分が悪くなってお手洗いにいったのですが、主人公が手術を受ける(受けさせられる)シーンから、ナイフで何度も刺すシーン(お手洗いにいっていたので、両端のみ確認。手元のスマホでは開始から40分程度か)が極端に直視が厳しい上に、ここは光の点滅も最高に極まっていて、ここでリタイア等が出るんじゃないかなぁ…といったところです(後ろ側を取るとお手洗いに時間がかかるし、前側でこの映画は点滅関係で厳しい)。
ストーリーというストーリーを追うことがこの映画も点滅とグロ関係のシーンから難しく(なお、アダルトシーンも書かれている通りありますが、全体でみれば2か所だったか3か所だったかのはず。ただ、最初のシーンから極端にアレなのがきつい)、この映画はエンディングロールの色使いが特殊で(真っ赤っ赤な背景から、オレンジ→黄色…と少しずつ色の種類と濃さが変わるというヘンテコなエンディングロール)、そこもきついかな…といったところです(赤が極端に真っ赤すぎて、目を壊しそうなくらい)。
なお、いくらR18だからといっても、カップル等で見ることはどうみても想定できないので(多分最初の10分くらいのシーンの部分でフリーズする。ある意味「フローズンサマー」な状態…)注意といったところです。
比較的大きな映画館の後ろ側で見たのですが、それでも目を傷めかねないほど色の点滅などあるのでかなり人を選ぶといったところです。ストーリーというストーリーはあるし、一部憲法論に絡む部分(クローン技術のありなし等)はあるものの、この映画はそういった議論をする映画ではなかろうといったところです(いわゆる「エクスプロイト映画」というもの。低俗(ここでは非難の意味はなく、作者も視聴者も理解しているという前提)の映画を「合意の上で」作る、観るというタイプの映画と思えるため)。
採点に関しては以下まで考慮しました。
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(減点0.3/光の点滅が極端で理解に妨げが出る)
映画館のルールというか映倫の指定というか、光の点滅に関しては「一定量を超えた場合にだけ」出る出ないの2つしかないようですが、この映画のように「注意書きはないが、点滅シーンなど厳しいかなと思えるもの」については、統一した基準で段階を設けて注意書きを入れるようにしてほしいです。
※ ただ、この点は、日本の映画館をまとめる全体の動きや映倫うんぬんの話であって、映画の作品自体に対するものではないですが、映画自体もまた「光の点滅があります」といったことは自由裁量で書けるわけであり、そこは少し配慮が欲しかったです(ただ、基本的に統一基準でなされるべきという考え方から、採点幅はこの程度)。
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独創的でアナログでグロい
前作の「ポゼッサー」が好きで待望であったブランドンクローネンバーグ監督作
お金持ち専用リゾート地を舞台に死亡事故を起こした作家の話
大金でクローンを作り身代わり処刑する辺境のルールも面白いし、それにのっかってやりたい放題な金持ちたちも面白い
ホラー的でない独創的な展開と仮面などにアナログなグロ表現を入れた作りは期待以上で、2世監督を超えてたなー。
オープニングとエンディングタイトルバックがかっこいい
主人公にまとわりつく女、ミアゴスがよかった。
ホラー映画にミア・ゴスは相性抜群
効果音増々脅かし系ホラー
フラッシュバック多用のカット割
薬、酒、女、暴力の豪華トッピング付
エログロ濃いめ
エンドロール後もごちゃごちゃクレジットがあってくどい
しかし、自分を3回も殺したら、さすがに、放心状態にもなるのかな?
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