「チラシが作品の雰囲気を上手く出せてるように思うw」インフィニティ・プール カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
チラシが作品の雰囲気を上手く出せてるように思うw
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監督のブランドン・クローネンバーグは「ポゼッサー」を観て父親デビッドのDNAの片鱗をほんの少しだけ感じたこともあり、次作を待ち望んでいた監督。
本作も現代科学ではあり得ないトンデモ設定がベースにあるが、それ以上にダイレクトな性描写とゲスな富裕層達の遊びのインパクトの方に目が行ってしまう作品だった、
特にタチの悪いアバズレを演じさせると右に出るものはいない女優魂の塊みたいなミア・ゴスが本作でもNG無しの体当たり演技で大きなインパクトを残した。
主演のアレクサンダー・スカルスガルドは年を取りこちらも父親にかなり似てきたが、今までは北欧出身の恵まれた体躯を活かしたワイルドな役が多かったが、本作はかなりだらしのないダメ男を演じそのギャップが良かった思う。
売れない作家で奥さんにリゾート地に連れて来てもらったのにホテル外の中華料理さえ食べたがらないつまらない男だったが、結局自分自身が何も変われないことがわかっているので、元の生活に戻らず居残ってしまうといったクズさは良かった。
玉を握られた男は女の言いなりになっちゃうというのも洋の東西を問わず同じなのも面白かった。
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