オートレーサー森且行　約束のオーバル　劇場版のレビュー・感想・評価

スーパーアイドルになるのも偉業、レーサーになるのも大変。ましてや日本一になった凄さ。
そこからの想像を超えた怪我。
一般人にはとうていできないであろうリハビリからの復帰。
更にはS級への返り咲き。
人生が何度あっても森氏のようなことは成し得ないだろう。
尊敬。ただひたすら尊敬。
新井氏への気遣いに涙です。

　俺もバイク乗りだが、時速150キロで、ノーブレーキのレースをやるって...、人間のやる事じゃない...。

　更に大事故にあって、負傷するも何年間もリハビリして、E級にランクダウンするも見事に復活を遂げ、

　復帰第一戦で、サーキットの狼のように、あり得ないゴボウ抜きして優勝するって...。ドキュメンタリーの神様が降りた瞬間である。いやー、もっているなぁ？

　で、E級からA級にランクアップしたレースでも、一位になるって...、どこのスーパーサイヤ人だよ？すげーよ？森くん！

　自分が怪我するきっかけになったレーサーに対しても優しい言葉をかけるし、松岡修造並みに凄い！マザーテレサも真っ青になるぜ？

　オートレースにも、SMAPにも興味はなかったが、いいもん見させてもらいました！痛みに堪えてよく頑張った！感動した！

　6人の嘘つきな大学生は観客が俺一人だったが、平日昼なのにそこそこお客さんはいた。ドキュメンタリーが嫌いじゃなかったら、見る事をお勧めします。スーパーサイヤ人は実在していた事が分かります。

　俺も今夜はバイクで爆走するぜ！スーパーカブだけどな！

レーサー森且行はふんわりとしか見ていなかった身としては、冒頭と終盤のレースのシーンがすごく分かりづらかった。森選手をずっと追っている人なら余裕でわかるんだと思うけど…
「この作品観に来る人ならこのレースのことは知ってますよね？」みたいな感じがあり、置いてけぼり感があった。
SMAPメンバーの名前を出してものすっっごく肝心なことを言っているだろう場面で、何言ってるかわからなかったり映像がぼやけたりと、（もちろん制作側も悔しかったと思うものの）ドキュメンタリー映画としてどうなの…と思ったり。
彼の努力とか、どこから来るの！？と思う不屈の精神は素晴らしいんだけど、劇場で観る以上そういう部分が気になってしまった。