オートレーサー森且行　約束のオーバル　劇場版のレビュー・感想・評価

元SMAPの森且行さんを追ったドキュメンタリー。

森さんがSMAP辞めた後に並々ならぬ努力でタイトルを掴み取りましたよー、というだけの内容ではなかった。

2021年に生命に関わる大怪我をして、再起不能の状態から復帰して、一流レーサーとして返り咲くまでを描いています。
それなりに面白い。

森且行さんという個人は、非常に魅力があると思いました。

オートレース、行ってみようかな。
行かないけれど。

スーパーアイドルになるのも偉業、レーサーになるのも大変。ましてや日本一になった凄さ。
そこからの想像を超えた怪我。
一般人にはとうていできないであろうリハビリからの復帰。
更にはS級への返り咲き。
人生が何度あっても森氏のようなことは成し得ないだろう。
尊敬。ただひたすら尊敬。
新井氏への気遣いに涙です。

レーサー森且行はふんわりとしか見ていなかった身としては、冒頭と終盤のレースのシーンがすごく分かりづらかった。森選手をずっと追っている人なら余裕でわかるんだと思うけど…
「この作品観に来る人ならこのレースのことは知ってますよね？」みたいな感じがあり、置いてけぼり感があった。
SMAPメンバーの名前を出してものすっっごく肝心なことを言っているだろう場面で、何言ってるかわからなかったり映像がぼやけたりと、（もちろん制作側も悔しかったと思うものの）ドキュメンタリー映画としてどうなの…と思ったり。
彼の努力とか、どこから来るの！？と思う不屈の精神は素晴らしいんだけど、劇場で観る以上そういう部分が気になってしまった。