劇場公開日 2023年3月17日

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「高度かつ巧妙な悪知恵」妖怪の孫 北枕寝二さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0高度かつ巧妙な悪知恵

2023年3月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

日曜日の朝に珍しくMOVIXで
そこそこ客が入っていたが
POPな感じの人は少なかったような

パンケーキを毒見と同じ構成 同じテイスト
同じプロデューサーだからかと思ったら
監督も同じだったんだな

アベガ―のオラの期待した通りの内容で
安倍を嫌いな部分 評価できない部分を整理してくれた感じ
こういう人物だったら納得できると思っていたことが裏付けられてよかった
・バカ息子
・大学構内をアルファロメオで走っていた
・自分は立法府の長だとか憲法が権力を縛るのは絶対王政の時代の考え方だとの発言
・吉本新喜劇とか桜を見る会で持ち上げられて悦に入っている
映画には出てこなかったが 女性が輝くとか3年間抱っこし放題というのもあったな
気持ちが悪い 見ているこっちが恥ずかしいがしっくりくる

・火炎瓶事件
・自衛隊員のパパは憲法違反なの
なんか逆切れしてうやむやにする
負けている将棋をぐちゃぐちゃにしてなかったことにする
これもしっくりくる

一方で
官僚の人事やメディアをコントロールするとか
内閣法制局長官を交代させて安保法制に手を付けるとか
高度かつ巧妙な悪知恵を感じる
彼にはそういう知性とか頭の良さは感じない
そんな画を描ける人物とは到底思えない
そこがなんだかスッキリしないままだ

誰かが後ろで操っていたとするのが自然か
四季の会とか日本会議とかなのかなぁ
統一協会だったらショボいな アメリカなのか

あと安倍をマンセーする側の動機もよくわからないのだが
自分の仲間にはいいひとだったという至極単純なものだったのかもしれない

北枕寝二