沈黙の艦隊のレビュー・感想・評価
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潜水艦と戦艦のみ
原作マンガを読んでるためか少し違和感を感じる。
原子力潜水艦と第7艦隊との攻防の映像は、リアリティを持てるのだが緊迫感を上手く表現出来ていない様に感じた。
主人公が(マンガと同様に)動きを抑えてるのも影響してるのだが、その上で(主人公の)思い通りに進む様に感じ取れ、攻防における緊迫したシーンにおいてもその域を出ない。
マンガのシーンを再現するのならアニメでも良かったし、実写でやるならその点を独自解釈で描いても良かったんじゃないかと思えた。
例えば海江田の顔を出さないといった手法でも。
けどリアリティを持った戦闘シーンを描けたのは良かったと思えた。
第1部?
続編できるのかしら?
センセーショナルな内容なのだが、何故だか盛り上がらない。
最新鋭の原子力潜水艦が独立国家を宣言し、日本と軍事同盟を組むと宣言する。
そこで、終わり。
いやいや…おいおい…。
ここに至るまで艦長の真意が全く明かされず…ここに至ってもいまいちピンとは来ない。
ラストカットのシークエンスで鯨とか映してる場合じゃないんじゃないのかと嘆息する。
後半、ほぼ直立不動の芝居を堅持した大沢氏は流石だなぁとは思うが。
冒頭からなんだかおかしいのだ。
潜水艦が沈むのだけど、さして問題視されない。事情を知ってる人間はそれでもいいが、事情を知らない人間までも狼狽しない。見てるこっちは「乗組員を乗せたまま潜水艦が沈むのなんて、よくある事なのかな?」って思ってしまう。
まるで珍しくない事のように思えて盛大に??だ。
潜水艦ならではの駆け引きは、そこそこ面白かったものの…やはりマイナー感は否めず、それがどんなに神業なのかやっぱり分からない。
CGは物凄く頑張ってた時思う。
水中も水上も大活躍だった。
魚雷のスピード感とか潜水艦の全景とか。深度の表現とか結構良かったのだけど…。
総体的にアングルがありきたりで、つまりは編集も平坦で、そこにつけて物語の展開が冗長に思うから退屈だった。コレで色々情報を盛り込んでくれりゃ見応えにも変わるのだけど、どうもそうにはならず…。
原作を知らないけれど、脚本が膨らまなかったのかしら?
そして、潜水艦描写の多い事多い事。
海自が全面協力してんだっけ?そんな事の弊害かと思う程多い。まるで宇宙戦艦ヤマトが地表から飛び立つ時みたいにドラマチックだ。
デッキ内部のよく分からない長回しカットとか。
忖度か?
そりゃ潜水艦界隈の人は大喜びかもしれけどさ。
それとも尺が必要だったか?
まぁ、第1部なのだろう!
コレだと潜水艦のPVにしか思えず…。
ミリタリーファンは大喜びなのかもしれないのだが…ちょっと素人の俺には余分なものの詰め合わせにみえる。
▪️追記
原作は32巻以上あって、本作は3巻目くらいなのだとか。となると、コレは序章もいいとこで…一体何部作作る気なのだろうか?
原作のエピソードをくまなく網羅する事なんてないのだろうけど、本作の落とし前をどこでつける気なんだほうか?ジョジョみたいに投げっぱなしのやりっ放しになるのかなぁ…
まぁ仕方ないか
およそ30年程昔にかわぐちかいじ氏が発表したマンガが原作の映画です。
まさかこのタイミングで実写化するとは思いませんでした。
原作の時代背景は東西冷戦期ですので令和の今とはかなり違うのですが、その点の説明は無しですし、細かい事を言い出したらキリがないのでそこはすっ飛ばすのは良しとして…
海江田艦長役の大沢たかおさんは海江田艦長の超然とした雰囲気をよく再現しているなと思いました。
やまとを追いかける海上自衛隊潜水艦の深町艦長が原作では海江田艦長の同期の艦長のはずですが、今作では過去に海江田艦長の部下だったという風に変わっていたり深町艦長の部下の速水副長が女性だったり同じく水測員役のユースケ・サンタマリアさんが原作の南波さんの武骨な雰囲気とは似ても似つかない軽さだったりとまぁ軽く突っ込みたいところはありますがまぁ仕方ない。
監督の作品解釈や演出ってだいたいの場合原作丸まんまって事はまず無いですからね。
しかし、竹上総理があまりにも情けない傀儡総理っぷりで原作のようなやまとを受け入れ、各国首脳と気迫に満ちた交渉をする存在とは真逆でがっかり①。
米海軍のスタイガー司令官や米空母艦長や米潜水艦艦長のなんだかな~という軽さががっかり②。
原作物語の中である意味影の主役格といえるベネット米大統領のあまりの軽さにはそりゃもうがっかりというよりも唖然です。アメリカ大統領が世界の王だと言う位堂々としている原作の真逆っぷり。
もしかしたらこの監督は政治不信が強いのかも知れないと感じましたね。
もっとも令和現在の総理大臣や大統領ならさもありなんと思う部分はありますけどね…
そういう不満点はまあまあ有りつつも、さぁここから楽しい見せ場が始まるぞ!と思った瞬間に映画終了…
え?何が起こった?なぜエンドロールが流れてる?
中途半端な終わりにがっかり③④⑤⑥…
そりゃ全32巻の大作のうちの4巻目位で終わった訳ですので原作を未読な方には全く意味不明な終わり方でしょうね…
次回作、次次回作が前提ならわからなくも無いのですが、尻切れトンボですよ?
期待するので星4つですが、本当にこれで終了なら星1つ位かな。
原作が30年前の作品
原作が30年前の作品で
初めて読んだ時は感動しました。
今回は、海上自衛隊の全面的協力で潜水艦のシーンは良かったですが、いまいちでした。
俳優も良くて物語性もまあまあですが、シージーのシーンがいまいちでした。
あまりにも原作を忠実にと言うのも原因かな?
何も解決してない!
原作未読で見ました。
タイトルしか知らなかったけど予想してた「潜水艦が沈没して絶体絶命の中奇跡の救出劇」というストーリーとは全く違い良質な映画を見たなという満足感でいっぱいになりました。
それだけに終始主人公の目的は明かされず超人的な活躍、そしてコトは起こったがこんなところで終わるのかというあまりに中途半端な出来で続編がなかったら物語としておかしい感じがとても残念です。
あまりに先の展開が気になったので原作を読んだらおもしろくて驚きました。かなり前の作品なのに時代背景が今と違っても楽しめる。映画では海江田は不気味、深町は静かな情熱という印象でしたが原作だと二人の関係性も違うしすんなり読める。
原作のイメージならばキャスティングする俳優さんは違う方がいいのではと思いました。海江田は不気味というよりは冷静な天才だし深町の武骨さと明るさも欲しかったです。
演技されてる俳優さん達は皆素晴らしかったですが首相ももっと有能に描いて欲しかった。キーマンの一人として今後全体がどう成立するのか気になります。
海中のシーンはとても迫力あったしこれ単体でもう少し事件が解決してたら評価は違ったはずです。2時間でまとめるのは難しくても。
とにかく原作が素晴らしいと思う。実写化って難しいものなんだなとあらためて感じました。
実写の難しさ
漫画では作者の世界観、思想など統一されているので、こういう世界観なのだなと納得できていた部分が、実写映画になると現実という要素がどうしても入ってしまい、どうしてもツッコミどころが生まれてしまいます。
あと私は好きですが、潜水艦の戦闘は地味で一般受けはしません。
物語も政治的にはなにも進展しない部分で終わってしまい、これ単体で言えば、何だかよくわからない作品になってしまっています。
最後にフォローですが、私はそれなりに楽しめました。
潜水艦の中が楽しかった。
原作未読。アニメも未視聴。
ビッグタイトルなので名前は知っていましたが内容は全然知りませんでした。
計器とか精密機械とか大好きで乗り物オタクなので、潜水艦のその辺りの設備にワクワクしました。
特にソナー!ソナーとソナーを操る方たち。
凄い技術ですね。実際がどうなのかはわからないけれど、すごくリアリティがありました。
改めて潜水艦ってすごい技術力で造られているんだなぁと感動。
内容の件。
原作、だいぶ前のものだと思うのですが、現代アレンジがうまいと思いました。
あまり、古さを感じなかった。
話が大きすぎて、逆に信憑性が上がったというかなんというか。
あの潜水艦の乗務員全員がそんな無謀な計画に賛同したというところが一番謎だったかも。そんなことある?裏切り者いる??入江弟はどういう気持ちであそこにいる?
アメリカ人のあの方は今後どうなる?など、まだまだ知りたいことはいっぱいです。
後になって考えると潜水艦で建国はやっぱりちょっと無謀すぎる気が。ただ、見ている間は何とかなるのかも?という気になってしまった。
今後どうやってその計画を進めていくのかが気になるので、是非続編を作ってほしいです。
(原作読めばいいのかな…)
というわけで個人的には大満足でしたが、賛否が分かれるのはなんとなくわかった。
マンガとは違うね
マンガ版が好きなのでイメージを壊されると嫌なところがあった。なんばさんのキャラ、指パッチンが特に違和感があった。政治的なシーンより戦闘シーンをもっと増やしてほしかった。ニュースのところはいらないかな。全体的には迫力があって面白かった。
続きが気になる
原作(漫画)を読んだ事が無く、映画の予告を見て、キャストの豪華さから期待感を持って、予備知識もなく見た。
よく考えたら想定の範囲内なのだろうけど、続編ありき⁉︎のストーリー。この作品だけ見たら、続きは見ない人も居るかも。自分はエンディング曲(Adoさん)と共に、「続くのー」と次が気になってしまった。
次作(2部作? 3部作??)で面白くなる事を期待します!
残念ながら…
「潜水艦映画に外れなし」――。映画ファンなら聞いたことがある言葉だろう。
すぐ思いつく名画は、僕にとってはウォルフガング・ペーターゼン(1941-2022)の独映画「U・ボート」(原題・Das Boot)。
狭い空間で汗と油にまみれての海中戦、どんどん艦体が沈みゆくあの緊張…。
潜水艦映画の最高峰なんじゃないのか。
それと比べるのは酷かもしれないが…。
この映画に限らず、旧軍の軍隊はもちろん、現代の警察や自衛隊を描くならキャストからもそのイメージがスクリーンや画面から伝わるようにしないといけない。
本作で、それができている役者がどれだけいるのか。
そもそも、警察、軍隊(自衛隊)もので髪の毛を長くしている役者が多すぎる。
まあ物語なのでリアルさを追求する必要はないかもしれないが、僕の場合最初に、「軍人や警察官の面構えでない」ことが気になり、物語に入っていけない。
玉木宏がいい感じだと思うがそれにしても髪も長く、きれいすぎるのだ。
この映画では、「汚し」が足りない、足りなさすぎる。
大沢たかおがプロデューサーの一人として、各方面に働きかけ、作品化したことは評価したいが、その熱気が残念ながら伝わらない。
兄弟自衛官の安っぽいヒューマンストーリーも邪魔である。
原作漫画が話題になったのは30年以上前のことだが、当時も今も未読のままでこの映画を見たのとWikipediaを読んだ知識だけで書いている。
続編をリリースするとして(完成しているのか?)、序章がこの内容では期待薄である。
防衛省・海自からの協力を得た労は多としたい。実際の潜水艦の潜航、浮上の場面などはCGや模型では表現できないシーンだろう。
自衛官が反乱を起こすという、国としては認められないモチーフの作品に協力したのは時代の流れか。
それを忖度してか、防衛省側が要求してか、女性自衛官を登場させたり、自衛官の安っぽい内面も描いた…のかな。
そんなのは、いらないのよ。
くり返すが、U・ボートで描かれる死との背中合わせ、攻撃が成功した高揚感、帰還後に攻撃を受ける戦争の虚しさ…などなど、そういうものを描いてこその潜水艦、戦争「映画」なのである。
その域にまったく達していないので、★2つでも甘いかも。
封切りから3週間後でも東京・下町の映画ファンが集まるシネコンはそこそこの入り。制作費くらいは回収できるだろうか。
原作の凄さを今に!
1988年から1996年まで連載された漫画大作、1990年に漫画賞一般部門を受賞したこの作品が、アマゾンにより映画化された。「自分の国は自分で守る」という、今、ホットな政治テーマだけに、国民にインパクトを与える凄さを期待したが…..。
原作のポイントは踏襲して!
主要人物である竹上総理、ベネット大統領、反町艦長の人物象、ストリーへの影響(発言)、戦闘シナリオ、潜水艦の外観・サイズ(原潜と通常型は相当違う)、艦内装備などは、原作を死守するとともに、それらしくしてほしい。次を期待します。
2時間では時間足りないな
コミックは全巻 持っていて、たまに読み返しているので、原作のストーリーは理解しています。
その上で、海江田 (大沢たかお)と深町(玉木宏)が師弟関係になってるのが違和感、ついで速水が女性 (水川あさみ) になっており、ユースケサンタマリアの演技や決めポーズがなんだか変な違和感があって、あまり入り込めなかった。
あれだけの大作を2時間で描き切るのは難しいのだろうし、案の定 そこで終わる!?といったシーンで終了。
続編が予定されているのだろうか?
最近見た映画、ミッションインポッシブル、キングダムも「そこで終わるの!」と消化不良が続いていたのに、沈黙の艦隊もか!と言いたくなった。
原作も面白いし、俳優さんも良いので、連ドラマの方がいいのかな。
エンディングがAdo で楽曲提供が B’z、製作が Amazon Studio という事に驚いた。
続く前提を知って、原作読んでたら面白いはず
私は、一話完結ではなく続く前提を知っていて、原作読んでいたので面白かった。
それを知らないと星2とか3もあるのでしょう。
人物設定は、原作に対しビジュアル的な面でも変えてはあるが全く違和感なし。
政治的な局面と、戦闘シーンも上手く割り振ったなと感じた。
潜水艦の戦闘シーンなどの映像もシッカリしており、日本映画に良くあるガッカリ感は全然なし。
原作読んでたほうが面白さを感じるとは思うが、そうでないとしても映画館で観る価値ある作品だと評価する。
音しか頼りが無い深海で敵艦隊へ下から上へ近づくのに大音量の交響曲を...
音しか頼りが無い深海で敵艦隊へ下から上へ近づくのに大音量の交響曲を徐々に小さくする作戦など見どころはあったが、観たかったのは「独立国家」がどうなるか。続編を作るからここまでしか観せませんみたいな終わり方は頂けない。
続編ありきで上映に踏み切ったんですよね(^_^;)
事前にアニメで復習して、めちゃくちゃ期待して観に行きました。だから解りますが、これならテレビの2時間スペシャルでやって欲しかった…そして、続編として映画化すればヒットして更に先まで作られたと個人的に思いました。
ストーリー的に避けては通れない道なのも解りますが、それなら3時間もので作るくらいじゃないと、興行収益が望めないのは簡単に想像がつきます。
キャストも素晴らしく、演技も最高なだけに無茶苦茶もったいない。
原作のファンだから、続編ありきなのを願ってます。
評価は企画に対してのものです。
面白いですよ!
政治的思想によるんでしょうね?
賛否分かれるのかもしれません。
確かに現実味ないストーリーかもしれません。
でも、理想論としてはまさに今の時代に考えさせられる内容な気がします。
自国は自国で守ろうよ!
海江田、カッコ良すぎます!
30年以上も前の漫画を今映画化することに凄いという人が多いのだけど、むしろ30年以上前に絵空事だったことが、今は正に理想論になっている映画だと思います。
結論の出せないテーマだからこそ、あの終わり方で感動したのだと思います。
日本は独立国家になるべきか、大国の同盟国でいるべきか、映画という芸術の世界で答えを出す必要はありません。
個人的には観て良かった作品でした。
映画を観に行きましたが、あまりに残念な作品でガックリしました。 私...
映画を観に行きましたが、あまりに残念な作品でガックリしました。
私は原作『沈黙の艦隊』の大ファンです。何度も読みました。
待望の映画化とあって観に行きましたが、期待していたこともあり、残念すぎました。続編があっても期待が出来ず、まず観に行きません。
採点1.0の理由は、主役の大沢たかおさんは、はまり役で演技もよかったからです。
残念だった内容は以下の通りです。
・ベネット大統領がインパクトが薄く残念でした。今後のストーリーでは、ベネット大統領は主役の海江田艦長と同じぐらい重要な役で、演じる時間も長くなると思いますが、到底その役を演じられるとは思いません。薄すぎます。役者の方には申し訳ないですが。
もし、原作と違い、ベネット大統領の演じる時間が短ければ、それはそれで、大事なところが描かれないことになります。それだと沈黙の艦隊の大事なところが描かれないことになります。
・深町艦長も弱いです。玉木宏さんはいい役者だと思います。演技も素晴らしかったです。ですが、役の設定が弱いです。
海江田艦長と深町艦長は『静』と『動』だと思います。原作だと『細心』と『大胆』です。
それにしては深町艦長が思ったより激しくなく、『動』が弱いと思います。
その理由の一つに、海江田艦長に対する言動が弱く、「海江田さん」と呼んでいます。映画の過去のワンシーンで描かれているのですが、たぶん深町艦長は元海江田艦長の部下であるようです。原作では二人は同期です。なので深町艦長が激高した際は海江田艦長に対して「海江田!」や「貴様!」などと呼んでいます。
海江田艦長の静に対して、深町艦長の動、激しさがもっと描かれた方がいいと思いました。その対比が面白いのですが。中途半端な『静』と『動』でした。
・日本の首相が情けなさすぎる。笹野高史さんは素晴らしい役者だと思いますが、なぜあんなに影の権力者に媚びているような役柄設定なのでしょうか。原作とは真逆に近い設定です。こちらも今後のストーリーでは、日本の首相の芯の強さが描かれます。これも沈黙の艦隊では重要なのでが、なぜあんな情けない首相にしてしまったのでしょう。
・極めつけは、アメリカの指令室での司令官(?)が指令室内でサングラスをかけています。私もアメリカの指令室で司令官がどのようにしているかは知りませんが、サングラスなんてかけているのでしょうか?それもアメリカ軍が危機の時に。しかも演技はいまいち。そのシーンを観たとき、コントのワンシーンを観ているようでした。ガックリしました。
他にも思うところはありましたが、観に行かなくてもよかったと思うぐらい、残念な作品でした。続編があっても観に行きません。
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