劇場公開日 2023年4月28日

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セールス・ガールの考現学のレビュー・感想・評価

全52件中、1~20件目を表示

4.0The Most Wholesome Erotic Drama Ever

2024年12月4日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

As sexual discovery for what perhaps a Western film might consider a late bloomer,Miss World contendor Bayartsetseg does perhaps one of the most adorable lead performances ever in a slow comedy tuned to the pace of urban steppe life. A gag near the end is a refreshing laugh-out-loud with sex positivity, while sex work is handled as feminist documentary. A worthwhile watch from a far corner.

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Dan Knighton

4.0アダルトショップは薬局か

2023年5月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

モンゴルで、怪我した友人の代わりにセックスグッズショップでアルバイトすることになった主人公が、性を通じて自分を再発見していく。物語の冒頭では地味だった主人公が、終盤には随分と垢ぬけるというか、別人のようになっている。変化そのものが克明に描かれるのが良い。
セックスショップは「薬局」と言い放つオーナーとのやりとりが面白い。店を訪れる人はみな様々に深刻で、滑稽で、何か癒しのようなものを求めているように見える。確かにそれは薬局と同等の機能を果たしている可能性がある。中盤でキノコ売りの少女からキノコを買うシーンがある。その後店のオーナーと主人公は草原に寝そべって心の距離を縮めるのだが、このシーンの解放感はなんだろう、物語的にもターニングポイントになるのだが、さりげないのにすごく良い。
性はとかくタブーにされがちだが、自分を発見する上でも大切なこと。性を考え自由になる主人公のあり方がとても良い。

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杉本穂高

3.0この性開放度はモンゴルスタンダード❓

2025年10月1日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

モンゴル女性は裸に抵抗がないのか?
主役のサロール役の女の子はオーディションで選ばれた素人だとか。
そんな子をいきなり裸にして画面に!!
本当にモンゴルってそんな女性が開放的で社会も裸になった女の子・・・
なんて差別的にみないのかなぁ。
日本なら水商売やアダルト映画、風俗にまだ差別は無くはない。

モンゴルというと相撲に入門した多くの成功者しか知らない。
日本から貰った給料が国家予算並みで、インフレになったり、
政治家になった力士の話も聞く。
そんな偏った知識しかないけれど、この映画も結構特殊な気がする。

アダルトショップにバイトで勤務したサロールの成長物語・・・
そういう形態の映画。
このサロールちゃんのキャラクター。
こんな子、日本にも殆どいないよ。
自我が初めから鉄のように強い。
流されないし、自分を持っているし、真面目なのにアダルトショップ‼️
これは完璧に監督目線の女性像。
ヨーロッパナイズされた価値観。
モンゴルの少女がドアを開けたトイレでパンツを下ろすシーンに、
正直言ってびっくりした。
その後も入浴シーン、
極め付けは、サロールちゃん主導の初体験シーンでは、まる裸ですよ。
あまりに度胸が良くて、呆気にとられる。
それとバーニーガールの衣装を着たサロールちゃん。
これは予告やジャケットに載っているのだけど、
何をするシーンなのか?
何のためのバニーガールなのか?
全く理由が分からない。
検閲で前後を切られちゃったとか?
なんか「タンゴの後で」みたいなことは、なかったのだろうか?
かなり心配になってしまいました。

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琥珀糖

4.0モンゴル映画の新しい波

2025年6月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

癒される

カワイイ

首都ウランバートルを舞台としたモンゴル映画で、草原も馬もゲルも出てこないモンゴル映画という売り文句に惹かれて観た。モンゴル映画を観たのは初めて。確かにモンゴルのステレオタイプなイメージを覆す新感覚というか、淡々とした中に何とも言えない味がある映画だった。80~90年代の中華圏(香港・中国・台湾)でニューウェーブと呼ばれた作品群や00年代韓流ブーム初期のアート系韓国映画を思わせ、なんだか懐かしい気持ちにもなった。

300人のオーディションを勝ち抜いたという主演のバヤルツェツェグ・バヤルジャルガルが素晴らしい。素朴な垢抜けない女の子がどんどん可愛くなっていく様子を好演し、意外なナイスバディでヌードなど大胆なシーンも演じていて、おお、と意表を突かれつつちょっと喜んでしまった。オーナー役のエンフトール・オィドブジャムツはモンゴルでは有名な女優らしく、現在ドイツ在住で30年ぶりの映画出演だったそうだが、これまた名演でした。

ところどころ挟まれるドゥルグーン・バヤスガラン(モンゴル人はみんな長い名前だなぁ)という歌手が歌うMV風シーンも面白い表現で、またモンゴルっぽい音楽ではなくて印象に残る(まぁどんなのがモンゴルっぽいんだと言われると知らないんだけど)。思わぬ拾い物というかとてもいい映画でした。面白かった。

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バラージ

3.5青春だなぁ

2025年5月23日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

癒される

カワイイ

主人公は原子工学を学ぶ女子大生、化粧もせずボサボサの頭で、代わり映えのない毎日を過ごしている。
ひょんなことから、大人のおもちゃが並ぶアダルトグッズ売り場でバイトをする羽目に。
この店の女性オーナーに毎日、売上金を届け、話を聞いている間に徐々に啓発されていく。
主人公のキャラが秀逸で、はじめはどんなことにも関心を示さないが、次第に人間味を出していく様が痛快だった。

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いやよセブン

3.5ダウナー

2024年11月15日
Androidアプリから投稿

地味な大学生がひょんなことからアダルトショップでバイトして、次第に自分の内なる本能と出会っていく話。草原からの移住二世である主人公のあり方、ロシア(ソ連)影響下でバレリーナになることなど、島村一平先生の著作と合わせてどうぞ。

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ouosou

3.5モンゴルの考現学

2024年3月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

知的

 ウランバートル。地味で童顔のサロールは、絵をかくのが好きだけどで原子力工学を学ぶ女子大生。友人の頼みでアルバイトを代わるが、それはアダルトショップの店員だった。仕事で様々な人を相手にし、店のオーナーで過去が謎のカティアに気に入られ。
 草原と相撲のイメージしかないモンゴル。こんな言葉を話し、文字はロシア語と同じキリル文字と知りました。考現学の対となるのが、考古学。凝った邦題です。
 やっぱり草原も出てきます。でも世界中のどこにでもいそうな少女が、カティア、犬、先生、そして自分を解放していく物語の後味が良かった。

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sironabe

3.0エロいようでエロい映画でなない。

2024年3月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

設定はポルノ販売だから何だかエロい空気。でも主人公の彼女が素朴だからそんな感じはしない。彼女はなんか堀北真希に見えた。

彼女は何度かポルノショップを辞めると言ったけど何故か毎回現れる。あれは辞めようと思ったけど、オーナーに好奇心があって辞められなかったって事かな。

エッチに挑戦する姿とかやっぱり素朴な彼女でした。

余談
彼女の初めてに選ばれた彼。
誘われたから来たのに両親が帰ってきてしまい、あの後はどうしたんだろ?
ちょっといい思いしたからいいけど、ちょっと悲惨(笑)

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ノブ様

3.5現代のウランバートルでアダルトグッズショップでバイトする以外特別なことのない大学生の青春映画

2024年3月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

人生特にイベントもない生活を送っている若者に別にそんな大きな変化があるというわけでもないが、伸び代いっぱいなので確実に成長していくタイプの青春映画。

変わっているのは舞台がモンゴルだが、首都のウランバートル(都会)で、主人公か大学で原子工学を学ぶどちらかといえば地味な女子大学生ということ。この感じ知ってるという感覚と知らない情報が混じり合って心地よい。

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みき

4.5初めて見るモンゴル

2023年12月26日
Androidアプリから投稿

草原の遊牧民でも大都市の下水管に住む貧困層でもない、日本とさほど変わらない生活をしてるモンゴル人は初めて見たかも。カティアがとにかく魅力的。偏屈な人なのかと思ったけど意外と気安く懐に入れてくれる。酔っ払った演技が素晴らしかった。秋刀魚の味の東野英治郎に次ぐ一流酔っぱらい演技でした。サロールもいいなー。最初のヒゲの生えた小学生みたいな芋臭さからカティアに接触して垢抜けていくさまが何故かうれしい。客に迫られて怒るのは、そんな仕事してたらそれくらいの可能性考えるだろと思うしそこまで怒るほどのことされてないし、と興ざめしましたがその後の回収が心地よくて、まあ20歳くらいの女の子はこんなもんかと矛を収められました。

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柴犬泣太郎

5.0やや何を述べたいかわからないが…。

2023年11月5日
PCから投稿

今年375本目(合計1,025本目/今月(2023年11月度)7本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))

 アジア映画の中でも超珍しいのではなかろうかというモンゴル映画。
その数少ないモンゴル映画といえば、チンギスハンであったりであろうところが、まったく違っていて、首都と思われる大きなところで「ある種変わったお仕事」をするアルバイトの女の子のお話(なお、映画の指定自体は一般指定なので、表現上配慮されています)。

 モンゴル自体の思想としてややロシアに偏っているのかな、といったところはありました。ただ、この映画自体がやや特殊な部分もあり一概にどうこうとは断定はしにくいです(モンゴル映画自体が超レアなので)。

 おそらく趣旨的には「大草原を想像するモンゴルにおいても「このようなお店」は存在するんですよ」ということを述べたかったのではなかろうか…という趣旨(この点でモンゴルである点が趣旨上重要になる)とは思うものの、今度は一般指定であるという関係から、行為はおろか表現まで結構マイルドになっているので(PG12ですらない)、案外こう「何をいいたいかわかりにくい」タイプの特殊な映画です。そして当然英語などであれば一定の類推もききますが、モンゴル語か何かを話されても聞き取り率は0%ですから…。

 ただ、この「わかりにくさ」はあえて生じているのだろうし、積極的に意味がわからないということもないので(一応にもモンゴルの首都?を描いた一つの風景といえるので)、減点まではしていない扱いです。

 いずれにせよ「PG12でもないのに妙な話題を取り上げる」映画であることは予告編等から明らかなので、その「縛り」で「わかりにくい点が生じる」ことは確かで、それはもう仕方がなかろうというところです。

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yukispica

4.0芋虫が蛹になりそして蝶となって羽ばたいてゆく

2023年8月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

両親に言われるままの死んだような生活を送る女子大生のだんだん変化していく過程が、あまり馴染みのないモンゴルを舞台に描かれるっていうとこが面白かったです。

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wcitbn?

4.0モンゴルの大平原がバックボーン

2023年7月24日
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笑える

楽しい

幸せ

彼女を中心とした360度のドラマで、周囲の人間は、完全に脇役に徹してる。
その清々しさ!
誰もが自分の目で世界を見ている。
その目が澄んでるか、曇ってるか。
人生って、意外と単純。

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アメリカの友人

4.5モンゴル映画は意外と面白い

2023年6月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

珍しいモンゴルの映画なのとポスターの女の子に惹かれて、フラフラと入場。
他の方のレビューにもありましたが、草原とか馬とかは全く出てこずに、日本で言えば地方都市くらいの街で、大学生くらいの女の子がアダルトグッズの店員をやることによって、性愛を知ってオシャレになって、精神的にも成長していく物語です。

ところどころに笑いの要素があって、個人的にはかなりウケました。初っ端のバナナですでに心掴まれましたね。

あと主演の名前が長くて覚えられない女の子が、モンゴル美女って感じでいいです。
演技なのか素なのかわかりませんが、戸惑う様子、ちょっと冷めた視線をする様子がすごく自然でしたね。

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ジュンヤ

5.0モンゴルもさあ〜あ。

2023年6月8日
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変わったよねえ〜えー( ´Д`)y━・~~

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ミスター

5.0性に対しておおらかな映画でした。

Mさん
2023年6月4日
Androidアプリから投稿

また、生や死に対しても。
モンゴルの草原はやっぱりいいですね。川の流れが速いのにも驚きました。一度は行ってみたいなあ、と少しだけ思いました。

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M

3.0モンゴル映画って?素敵でした!

2023年6月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

LP盤のにおい感ってこの映画の肌触り感そのものだったな
音楽愛にも溢れていて
モンゴルの女の子の素敵な成長物語でした

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たつじ911

3.5大草原は一切出てきません

2023年5月28日
Androidアプリから投稿

大学内の知り合いがバナナの皮で足を骨折してしまい、仲良くもないけどバイト先の店番を頼まれた。お店の売上金は閉店後にオーナーのところに持って行かなければならない。主人公とそのオーナーの偶然な出会いにより、主人公が成長していく物語である。
オーナーとの出会いにより、専攻チェンジができ、恋も性も大きな一歩を進むことができました。
骨折から復帰した知り合いとオーナーの間には何があったのか?
カティアにとってサロールとの出会いは自分にとっても大きな変化の1歩であり、そのようなエンドロールになったのではないかと思います。

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やんやん

3.5モンゴル版「プラダを着た悪魔」

2023年5月25日
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鑑賞方法:映画館

原子力工学を学ぶ大学生のサロールは、怪我をしたクラスメイトから、彼女が働けない間の代理としてアダルトグッズ・ショップのアルバイトの話を持ち掛けられる。とくべつ仲の良い友だちではなかったが、高給なうえに簡単な仕事だと説かれ、一ヶ月だけ働くことに。そこは、大人のオモチャが所狭しと並ぶ、街角のビルの半地下にある怪しげなショップ(公式サイトより一部抜粋)。

なんとなく生きている主人公のサロールと、享楽的に生きるアダルトショップオーナーのカティアとの交流を、「性」「生」「男女」「愛」「人生」などをテーマに、穏やかな時間の流れ、妙にすんなり溶け込むモンゴルロック、時折挟み込まれるシュールなコメディで描く。

外面も内面も着飾らない、いわゆるリケジョなサロールが、カティアとの関係やアダルトグッズ・ショップでの仕事を通じて徐々にきれいになっていく様は「プラダを着た悪魔」のアン・ハサウェイを彷彿とさせる。そして、それと並行して、実は放埓に見えたカティアがサロールとの交歓で、囚われていた過去から緩やかに解放されていく様も美しい。

周りの大人たちから見聞きしたことを、サロールがひとりでホテルを借りて、見よう見まねでやってみたが結局うまくいかなった場面と、早い流れの川を前に、カティアが呟く「幸せとはそれだけでは存在できない」ということばが静かに符合する。自立した人間が、だれかと生きていくことで幸せを得るという、愛おしい矛盾が印象的。

モンゴルって都会なんだな、モンゴルの家ってドアチャイムがないんだな、てか、中国ではなくロシアの影響を色濃く受けているんだな、などなど、あまり馴染みのないモンゴルという国に思いを馳せられるのもおもしろい。サロールを演じた女優さんの名前はたぶん永遠に覚えられない(バヤルツェツェグ・バヤルジャルガルさんというそうです)。

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えすけん

3.5Frank

2023年5月25日
iPhoneアプリから投稿

モンゴルからやってきた映画、中々に珍しいのでこれは足を運ばねばと。アダルトショップで臨時のバイトをしつつ、自分探しをする成長譚です。

正直地味なタイプの大学生であるサロールが、バナナで滑って怪我をした(んなベタなと思いきやしっかりコケるので面白かったです)同級生の代わりに、セックスショップで働くという感じでゆったりしたテンポで進んでいきます。

セックスショップの玩具を届けにいったり、店頭で対応したり、その売り上げをオーナーのカティアに届けたりする日々の中で、自分の生き方や家族を投影しつつ、玩具をバスの窓に貼り付けたりするコミカルな描写も交えているのでクスッと笑えました。

カティアは全体的に面倒な女性というイメージは拭えませんでしたが、過去に自分の子供を亡くしたり、旦那と金銭問題で別れたりと、それなりの事情を抱えての現在だったので、苦労したんだなとは思いました。発言にトゲがあったのであまり好きになれませんでしたが笑

音楽がとても爽やかなので、性描写(両親に見つかる気まずさも携えながら)が描かれ後でもスッキリした気分になれます。この作品のサントラが欲しい…。

少しわかりにくいところもありましたが、ほのぼのっとしつつ、自身の性への葛藤も追体験できる作品になっていたかなと思いました。
シーンが進むたびにどんどん綺麗になっていくサロールの変化がとても良かったですし、オシャレに着飾って街に繰り出していく、そんな風に前向きに進んでいくサロールに幸あれ!

鑑賞日 5/23
鑑賞時間 18:45〜20:55
座席 G-10

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ブレミンガー
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