劇場公開日 2023年10月6日

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アンダーカレントのレビュー・感想・評価

全139件中、1~20件目を表示

4.0「人をわかる」という幻想

2023年10月7日
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鑑賞方法:映画館
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ニコ

4.0役者陣の妙と独特の空気感で観る者を惹きつけるミステリー

2023年10月27日
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人が一日の体の疲れや汗や汚れを洗い落とす銭湯という場所。ここで働く主人公の女性は、かつて蒸発した夫への「なぜ?」という思いを抱えたまま生きている。また、臨時で雇った従業員の男もここで働きたいのか理由を明かさぬまま、ただ寡黙に仕事に打ち込む。お互いに深くは語らないし、聞かない。だからこそ二人はどこか居心地がよく、互いにとって程良い温度の「お湯」のような存在になり得ていくのかもしれない。本作は彼らの関係性を軸に、常連客たちや同級生や私立探偵らが入り乱れ、飄々とした人間ドラマを奏でる。不在や記憶をめぐるミステリーも顔を覗かせるが、「なぜ?」を深追いしないところが本作の特徴か。主演の二人はセリフの少ない場面に言葉未満の「想い」がそこはかとなく漂う様子をナチュラルに作り出す。決して急がず焦らず醸成されゆくその空気が心地良い。不思議な透明感に吸い寄せられつつ、思いがけない感情へ誘われていく一作である。

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牛津厚信

3.5昔は昔、これからはこれから

2024年12月14日
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鑑賞方法:VOD
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つとみ

4.0人間関係において真実を話すということの重要さ

2024年11月28日
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真実を、自分の気持ちを話すことは怖い。
相手を傷つけてしまうかもしれないし、否定されるかもしれない。
だけどそれをせずに逃げていると、相手との関係性は、未来は築けない。
逃げずに相手と向き合うこと。自分と向き合い、相手に本当の気持ちを伝えること。これが生きていく上でとても大切なものなんだなと感じました。

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みのすけ

髭面が1010に入るな!汚い。

2024年11月4日
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鑑賞方法:VOD
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マサシ

3.5本当の事

2024年10月1日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

家族であれ、
恋人であれ、
どれくらい本当の事を隠さずに話せているだろうか?
100%の人なんて居ない。
この二人の後ろ姿が、どういう形であれ続いてほしい。

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上みちる

4.0ミステリーかと思いきや

2024年9月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

理由しょうもな。人間てわからないものですね。知ってると思ってたら全然知らない一面を持っていた。そして自分にも明かせない、というか記憶から抹消されていた過去が。そーゆー潜んでいる部分をアンダーカレントというのだろう。ラストシーンはホッとしました。。

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いつこ

3.0黙って消えるな

2024年9月5日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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りか

4.0終わり方が絶妙

2024年8月28日
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ニョロ

2.0心の底流とは

2024年8月22日
PCから投稿

原作は月刊アフタヌーン誌で2004年に掲載された豊田徹也氏の漫画だそうです。

『ほんとうはすべて知っていた。心の底流(undercurrent)が導く結末を。
夫が失踪し、家業の銭湯も手につかず、途方に暮れる女。
やがて銭湯を再開した女を、目立たず語らずひっそりと支える男。
穏やかな日々の底で悲劇と喜劇が交差し、出会って離れる人間の、充実感と喪失感が深く流れる。
映画一本よりなお深い、至福の漫画体験を約束します。
「今、最も読まれるべき漫画はこれだ! すでに四季賞受賞作で確信していたその物語性と演出力に驚く。豊田徹也は心の底流に潜む、なにかの正体を求めるように静かに語る。」──(谷口ジロー)』
(アフタヌーン公式アンダーカレントより)

もともと映画のようだと評された漫画で、BookliveにもAmazonにも、雰囲気で乗り切ることなく、リリシズムを支える芯のような何かがある──といったレビューが並んでいました。

逆に映画は雰囲気で乗り切っていました。
雰囲気で乗り切ったように見えるのは「人をわかるってどういうことですか?」という命題に、話も気分も達していないからです。とうていそんな哲学を掲げる映画にはなっていません。
かなえは銭湯を経営するただのおばさんですし、探偵はたんに怪しいだけで、堀さんは何を哀しがっているのか解らず、失踪したかなえ旦那はたんなる統失にしか見えません。

もしそう見えないのであれば、よく見る俳優たちなので、善意でイメージ補完したのだと思います。ただしさいきん(2024年)かなえ役女優に炎上さわぎがあり、併せてアンダーカレントの評価点も下がった気がします。イメージだけの映画なのでイメージが大事なわけです。

映画のようだ──と評された漫画を映画化するのは、果敢でもありますが、絵コンテが出来上がっているようなものですから手っ取り早いとも言えるはずです。原作漫画の完成度に依存した映画だと思いました。でも魂はありません。

韓国映画のはちどり(2018)で14歳のウニは中国語塾に通っています。あるとき塾で大慧語録の相識満天下/知心能幾人を習いました。『この世に知っている人は大勢います。だけどほんとに理解しあっている人はいますか』という意味だそうです。そのくだりは切実で心にしみました。が、この映画の命題「人をわかるってどういうことですか?」は愚かなポエムにしか聞こえません。
漫画の世界観を映像化したことで、ごっそり魂が抜け落ちたという感じでした。

朝食が旅館のような焼き鮭と卵焼きがきれいに並んで正座してご飯味噌汁おかずを三角食べしていました。傍らに炊飯器があっておかわりはどうですかとかぬかしてました。揃いの食器で箸置きを使うようなごく丁寧な食事風景を日本映画でひんぱんに見かけますが、個人的には不自然だと思います。

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津次郎

3.5そこにテーマがあるんじゃない

2024年8月14日
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鑑賞方法:VOD

個人評価:3.8
人はいとも容易くいなくなる。
嘘と本当が交差する人生。それをゆっくりとしたトーンで描いていたと感じる。
ただ原作未読だが、最後のそのシーンを逃げるかね。原作もそうなら、そこにテーマがあるんじゃない!?

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カメ

2.5黄色い風船

2024年7月6日
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原作未読であるが、実写においてその世界観に違和感を感じる点も多い。下町感が強いおじちゃん・おばちゃん。その肉体と軽装備で男の住み込みを認める真木よう子に首を傾げる。終盤の瑛太の論は取り上げるに足りるとも思えず、ラストまで入りこめなかったところ。

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Kj

4.0悟。お前のウソはどう考えてもダメだろ。

2024年6月19日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

難しい

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いとしのサリーとたくんとたまころたんちゃん

5.0人間再生の素晴らしさ

2024年4月29日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

興奮

人は嘘をついてしまうことがあります。しかし、人はその嘘を明かさなければいけない時があるように思います。そしてその嘘を明かすことによって、人間は再生すると思っています。この映画は、人間再生がテーマの素晴らしい映画だと思いました。

真木よう子さんの演技は、情感にあふれていました。リリーフランキーさんの柔らかくユーモラスな演技が光っていました。カラオケボックスのシーンでは爆笑させられました。井浦さんが最後に自分のことを話してくれて嬉しかったです。サスペンスの要素もしっかり入っていますので謎が好きな方にもお薦めします。この映画を製作した今泉監督及びスタッフの方々に深く感謝申し上げます。

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のりあき

4.0演者がみんないい

2024年4月29日
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鑑賞方法:映画館
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ひかりすぎ

3.0静か

2024年4月4日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

難しい

寝られる

ほぼノーチェックだったが、
レンタルリストに観ていない作品があまりなかったので借りてみた。

冒頭「朝日新聞」とでかでかと掲示されたので身構えたが、
さほど問題を感じるような内容ではなかった。
逆にかなり重くて複雑なテーマなのにさらっと流れすぎて、
ラストも観賞者の想像に任せる感じだったので拍子抜け。
原作はフランスで人気だそうだが、さもありなんと思う。
私は単細胞なのでもっと直接的に描いてもらわんとわからん。

ヒロインの真木よう子がやや物足りないが、
たばこ屋のおっちゃんとリリー・フランキーが良い味出してた。
補ってあまりある。

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みみず

3.5相手や自分自身の“アンダーカレント”を知った時…

2024年3月28日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

幸せ

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近大

4.5🎈

2024年3月16日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

展開読みやすいしたまに冗長だが、音楽と雰囲気が良い。終わり方も好き。

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やきたまご

3.0真木ようこ

2024年2月12日
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って最もエロい方が魅力あると思うです。ただ捨てられただけみたいになってる。アラタも変なとこ引っ込めてるし。

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michi