「償うとは何をすることなのか、時に感情を持ち出す裁判制度とはなんなのか。」赦し シネマスターさんの映画レビュー(感想・評価)
償うとは何をすることなのか、時に感情を持ち出す裁判制度とはなんなのか。
女子高校生によるいじめが原因の殺人事件の裁判を描いた映画。被告人の女子高校生は殺人罪で決定し7年目が経過。当時未成年ということもあり弁護士の説得から釈放を要望するも、殺された現在離婚した夫婦はそれを阻止しようとする。法律に則りながらも、結局は人間としての感情や倫理観により進行していく裁判。いじめによる殺人は一つの殺人罪としては強盗などとは別の角度で考える必要があり、その償いはあまりにも広い意味合いがあり着地点がかなり曖昧であると思う。もちろんどんな理由があれ殺人は行ってはならない。この法だけは絶対なのだ。
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