オットーという男のレビュー・感想・評価
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生きる意味を問われたような
久しぶりに、映画観て泣いた〜
大切な人を亡くした喪失感を、ひた隠しに隠して生活し、自ら旅立とうと企てるものの。
そうなんだ。
人は人生を全うしないといけないらしい。
その、ひたすら死に向かおうとするオットーと、心の隙間に入り込む隣人の屈託なさが、ほんとにホッコリする。
でも、その人の持っている本質って、どんなに悪態ついても、悪くは映らないのかもね。
何度も、涙を誘われる。
なんだろう?
真っ正直な人たちの、想いが刺さる、そんな感じ。
丁寧にだしを取って作ったみそ汁のような、心に沁みる映画でした。
出だしは、正論ふりかざして周り無視の、超イタイ主人公じゃんと思った。
ホームセンターでロープを買ったのも、首つり自殺のためかい!とビックリ。
その後も、手を変え品を変え色々なやり方で何度も自殺を試みるし。
そんななか、お向かいに、明るく超フレンドリーな若いファミリーが越してくる。
こんなにグイグイ来る?というくらい厚かましくオットーに頼ってくるお向かいさん。
気が付けば、まるで親せきのように行き来するようになっていく。
オットーの表情も、言葉も、どんどん柔らかく変化する。
人と人は、分かり合えないけれど、互いに尊重し、助け合うことはできる。
ひとりで頑張っていくのもアリだけど、家族でなくても他人と心を通わせて生きていくのもいいなあと思った。
後半は、私自身がオットーの人生を伴走している気分だった。
派手なアクションも、仕掛けもない。
けれど、静かに熱い涙が流れる、上質な映画だった。
ハリウッド映画もいいなと心から思えた作品。
終映に間に合って、映画館で観ることができてよかったです。
車はやっぱりマニュアル?
「オットーという男」鑑賞!久々の普通の?映画。バレエのライブビューは映画って感覚ではないからね(笑)
トムハンクス主演でそこそこ話題になってたけどあっという間に上映館少なくなり…
この作品はスウェーデンの「幸せなひとりぼっち」のリメイク。
原作は見たような気もするけど記憶なし。
妻に先立たれた偏屈な男、オットーが近隣の人との関わりを経て心を開いていくヒューマンドラマ。まぁどこの国にもクレーマーとかうるさい老人っているもんですね(笑)自死を決意して電気解約して首吊りとか色々試すけどことごとく失敗し、電車で飛び降りようと思ったら落ちた人を助けてSNSで有名になるとか、終始明るく描かれていてクスクス笑えるところ多数!
キーマンとなるのが向いに越してきたメキシコ人4人家族でマリソルという女性。
欧米の人から見てもラテン系ってほんと明るくて図々しくて?な感じなんだなーと苦笑。小うるさく嫌われ者のオットーの心を開くのは野良猫、メキシコ家族の子供たちとこの辺もかなり王道ですね。
主人公に共感できる人はあまりいないかもだけど、近所付き合いや人との関わりが希薄になってる現代人には響くなー(笑)まぁ日本も田舎行けばこんな感じなのかもだけど、詮索したりとかじゃなく、本気で心配して助け合う様子は心が温かくなる…
臨月のマリソルがオットーに子供見てもらって夫婦で外食行くとかは欧米ならではの文化ですね。
亡き妻は若き頃事故で車椅子になるけど、当時は公共施設でも車椅子が大変だったというエピソードも。
ベタな展開ではあるけど、こういうヒューマンドラマは派手な展開はない分、俳優の演技にかかってるのも見どころ。トムハンクスの息子が出演してることでも話題ですね!あ、車の運転練習中の方にも見てほしいです(笑)鑑賞前はシャンテでオムライスでした!#映画 #映画好きな人と繋がりたい #映画鑑賞 #tohoシネマズ日比谷 #オットーという男 #トムハンクス #トムハンクス主演 #日比谷カフェ #日比谷シャンテ #東宝シネマズシャンテ #日比谷グルメ#オムライス#神田グリル日比谷シャンテ店
死ねないじいさん
愛すべき者たち
妻を失くしてから生きる希望もなくし、真面目だが口煩く、疎まれながら淡々と暮らしいている男の物語。
少しコミカルな描写を挟みつつもあたたかなドラマ作品。
もう死んでしまおうとしたところで現れた陽気な夫婦や、皆風変わりな住人達、そしてオットーと同じく孤独なノラネコ…
それぞれに問題を抱えながらも明るく生きる姿は力強い。
そんな中ただ1人、無愛想に振る舞い他人をバカモンと罵るオットーだったが…。
いやぁ〜ホント、ググっとくる映画は数あれど、本当にホロリと来てしまったのは久々!!
改めて、辛くとも生きる大切さや想ってくれる人がいることの幸せを思い出させてくれますね。
あぁいう感じだったけど、何だかんだで面倒見の悪くないオットー。彼も本当は生きたいと思っていたんじゃないかな、なんて感じながら観ていました。
オットーだけでなく、周りの人々の存在感もグッド。彼らにも物語があり、それぞれに垣間見える死生観のようなものに深く感動させられた。
そして痛快な展開も。かなり気持ちが昂ぶってきたところで、僕がいる…でワタクシ、無事崩壊。
とても心が洗われた作品だった。
やっぱり、少し笑えてしっかり泣ける作品は良いですね。
間違いなく今年暫定1位の作品!!オススメです!!
A Man Called ・・・・
泣かせにくる映画ではなく、しんみりと感動させてくれる映画
結論から言いますと、良い映画でした。
人生でベスト10には入らないけど、良い映画だったと感じるような作品です。
ネタばれは控えつつ軽いあらすじを説明しますと
主人公のオットーという偏屈で融通が利かないが、根は良い人間が妻に先立たれ、
生きる希望を失い自殺を試みている最中に、近所に越してきた子連れの明るい夫婦との交流と、オットーの妻との過去の回想シーンを交えながら物語は進んでいく
といった内容です。
見終えて感じたのは、すべての描写が無難に上手くまとめていたといった印象。
良く言えばくどすぎず、悪く言えばあっさりめのシーンが多いので
それが理由で"印象には残らないけど良い映画"止まりに感じました。
がっつり泣ける映画を見たいわけじゃなくて、しんみりと感動できる映画を見たい
といった方に是非お勧めです。
こんな人とは一緒になりたくないけど、部下としては良いかも
特別良くも悪くもない、至って普通の人間ドラマ
決められたルールを守り、守ってない人を時に追い回し厳重注意したり、スーパーの些細な納得いかないレジに食い下がったり、いつも無愛想で気難しい初老の主人公オットーが新しく越してきた近隣住民や絶縁だった古くからの友人達との和解などで支え・支えられる物語
オットーの最愛の妻ソーニャは半年前に亡くなっており、本編中 若きオットーとソーニャの出会い・結婚、幸せな日々・・・が現代と交錯しながら描かれるストーリー展開が好き
ちなみに若きオットーを演じるのはトム・ハンクスさんの実子のトルーマン・ハンクスさん、全然似てないけど、人が良くて誠実そうな青年オットーを好演しています
そんなオットーが なぜ現代のオットーの様な偏屈オヤジになったのかが描かれず謎
偏屈だけど根は優しくて近隣住民とのふれあいで本当の自分を取り戻していくってことなんだろうけど、そもそもその偏屈な設定要る?と思って最後まで観てました
大して見所を感じなかった本作ですが、ソーニャの若い頃を演じたレイチェル・ケラーさんがとても綺麗で、すごく爽やかな女優さん、魅力的な彼女が出てくるシーンが私にとっての本作の見所でした
生き続けるために必要なものとは
トム • ハンクス久しぶりの一枚看板作品。秀作でないわけがない。
アメリカにも繋がっているタイプの集合住宅があるのだね。最近の日本でもこういうお節介的な近所付き合いは珍しいのではないか。
でも人間は、必ず誰かとかかわって、お互い迷惑掛け合いながら生活していくものだから、生きる希望を失っても、誰かと笑顔になることが出来れば、少しでも誰かの役に立てれば、きっと生きていける。
涙しつつ胸がほっこり、暖かくなる作品。
久しぶりのトムハンクス!
元々トムハンクスが好きで、久しぶりのトムハンクスの主演と言うことで、遅くなったけど鑑賞してきました。
ある男の日常を淡々と放映されているんですが、奥が深い!人と人の繋がりなど、すごく心が温まります。
最近は近所の繋がりがなくなってきた世の中、ある意味お節介的な気もしますが、なぜか懐かしい。
そんなストーリーで、懐かしいアメリカ映画を感じました。
SFやファンタジーもいいけどやっぱりこう言うアメリカ映画は、いいですね~
さらに好きなトムハンクスとなると最高でした。
トムハンクスもだいぶ歳をとってきましたが、また違う味が出てすごく良かった!さすがです!
途中、奥さんは自ら命を絶ったのかと、嫌な気持ちになってましたが、結果違って良かった!
孤独な老後を考えると人ごととも思えず寂しい気持ちになりましたが、やっぱり人との繋がりは大事だな〜と!
後半はなぜか泣いてました。(泣くような場面でもないのに)
猫はやっぱり奥さんが見守ってたんですね!
奥さんも誰からも愛されるすごく良い人で、どっかの嫁とは全然違う!
駅で本を落とした人を日々さがそうと思います。
いや〜久しぶりに良い映画でした。
涙なしには見られない
一見口うるさいガミガミおやじだけど
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