「死を迎えるということ」オットーという男 INSさんの映画レビュー(感想・評価)
死を迎えるということ
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喪失体験を乗り越えられないOTTOにとって、今を生きていない感じ、苦しみや悲しみが、OTTOの目の奥で語られているようだった。過去の色鮮やかさと現実のモノクロさが対比するようで、そこに現実で色を与えてくる刺激とのまじりあいによって、OTTOの気持ちが揺らいでいくプロセスは、感動的に感じた。最後には、「心が大きすぎる」がゆえに、死を迎えるわけだが、死という結末に対して、自分で選択したのか、自然なのかで、周囲の反応はこんなにも違うのかもしれないと思った。
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