「彼が残したもの」オットーという男 夢見る電気羊さんの映画レビュー(感想・評価)
彼が残したもの
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オットーという男。愚直で偏屈な男。
妻に先立たれ、生きる意味をなくしていた。自殺を試みるが、隣に越してきた家族の訪問に邪魔される。何度も自殺をしようとするもその度に失敗する。
オットーの偏屈さをコミカルに描きつつも、妻の妊娠時のバスで子供を失い、妻ソーニャは車椅子生活になった過去が明らかになるにつれ、オットーの想いに次第に共感していく。
また、周囲の温かな人たちに囲まれ、次第に生きる意味を感じるようになる。亡き妻ソーニャが生きろと言っている。最後は悪徳不動産業者と皆で戦い勝利するのであった。
最後は病死はするが、オットーを慕う人々に囲まれて葬儀が行われる。
赤ちゃん用品も車も渡して、彼の思いも受け継がれる。
追記
幸せなひとりぼっち、というスウェーデンの映画が原作なので、こちらも見ました。
ハリウッドリメイク版と話は同じですが、原作の方がテンポが良く、さらに主人公の半生がしっかり描かれているという違いがあります。ハリウッド版も良いところはありますが、全体としてはダラダラした展開が多かったなという印象。原作の方が個人的には好きかも。
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