「年寄り向けの「なろう小説」かな?」オットーという男 バソラプンテさんの映画レビュー(感想・評価)
年寄り向けの「なろう小説」かな?
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結論から言うと、良い映画でした。
あまり派手な動きはないし、淡々とストーリーが展開していきますが、それがかえって良い雰囲気になっています。
全体的に人情物で、ある意味ハッピーエンドなので、泣きながらホッコリ笑って最後まで見られる幸せな映画でした。
映像や音楽も素晴らしく、個人的には五つ星でもいいかなと思います。
と、通り一遍の評価はこのぐらいにして、斜めからこの映画を見てみましょう。
冷静に考えると、コレって構造的には年寄り向けの「なろう小説の異世界転生物の亜種」じゃない!?
家族に先立たれ、この世に未練はない老人。
自分は正しいことをしているはずなのに、バカばかりの世間はそれを認めてくれず、世間から孤立して孤独を感じている。(引きこもりニート主人公)
いっそこの世とお別れしよう自殺未遂(転生トラック?)したら、突然人懐っこくて自分を肯定してくれる優しい隣人が引っ越してきた!(異世界転生!)
自分としては簡単なことをしているだけなのに、なぜか絶賛してくれる!(あれ、俺何かやっちゃいました?)
そのうち、隣人が産まれてこなかった我が子のような存在に!孫まで付いてきてウハウハ!(ハーレム展開!)
捨てられていた野良猫が無条件で懐いてくれる!(モフモフ完備)
自分を蔑ろにしてきた不動産屋は不正がバレて痛い目を見る!(ザマァ展開!)
うん、コレなろう小説だ。
と思ってしまったので、何となく星-1しちゃいました。
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