「幸運のコイン。」オットーという男 SAKURAIさんの映画レビュー(感想・評価)
幸運のコイン。
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愛する妻に先立たれ独り過ごすオットー。
そんなオットーの性格は几帳面、ルールを守れない人許せない、いつも気難しい顔してるから、一部を除いて近隣からの嫌われもの。
そして日課は近隣の見回り。
そんなオットーの向かえの家に4人家族が越してくる、夫婦、幼い女の子二人、敬遠されがちなオットーだけど、この家族は違った。
向かいに越してきたマリソル(奥さん)が料理、クッキー作ったから食べてと家に持ってきてくれる、日常的な事も頼ってくれるマリソルに気難しい性格のオットーも徐々に心を開いてく。
マリソルきっかけで近隣、野良猫とも距離が縮まり近隣の人と過ごすも、亡くなってしまった妻が頭から離れない。
妻がいない人生はありえないと自殺を試みるも何度も邪魔が入り死ぬ事が出来ない・・・。
こんな感じの話なんだけど、作風の優しい、柔らかい感じとオットーのホントは優しい心の部分が調和されていい雰囲気。
妊娠6ヶ月の妻と旅行、その旅行帰りに事故で子供がダメになってしまい、後に妻もガンで亡くなってしまう。
生まれてくる子供の為にベビーベットを用意してあったんだけど使わずじまい。そんなベビーベットをマリソルの三男が生まれプレゼント。その三男を(自分の子は抱く事が出来なかった)抱き抱えるシーンは泣けた。
雪が降ったら雪掻きも日課だったんだけど、雪の降った翌日雪掻きされてない日にオットーは心臓の病で亡くなった。
妻と一緒の墓に入るんだけど最後は近隣の人達から明るいお別れ。
何か雰囲気良く凄くいい作品でした!
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