映画プリキュアオールスターズFのレビュー・感想・評価
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ミラクルライト復活
今回からやっとミラクルライトが復活ですね、これは子らが楽しみだったようです。
初っ端から壁蹴りがあったり、手を取り合うシーンが多かったり、初代を感じさせる演出が多くて何だか嬉しかったです。
シャッフルユニットは意外な組み合わせが面白い反面、スポットが小さくなってしまう感じも。
でも子ども達は、懐かしいプリキュアが出るだけで楽しかったみたいでした。
ミラクルライトは復活したものの使う場所は曖昧だったり(ここら辺は大きな声は出してほしくない大人の事情が伺えました)しましたが、それでもピカピカ光らせて楽しそうではありました。
物語には少し「?」を感じながらも、オールスターズだしお祭り感を一番にしたのでしょう。駆け足もしょうがない。
それに終盤の畳み掛けるような名場面の数々は、どうしたって胸にくるというものです。
ただどうしても、皆一言はしゃべらせてあげて欲しかったですね。
そして副題の「F」色々な意味があるのでしょうが、一番強く感じたのは「ふたり」です。
皆手を取り合って「一人じゃ無理でも二人でなら」、そうゆう演出が多くあったように思いました。
何だかんだと親子で楽しめましたよ。
初っ端から変身シーンにバトルシーンでカタルシス
プリキュア親子で大好き
プリキュア親子で大好きで涙が止まらなかった、です(。>д<)(。>д<)(。>д<)またスパイファミリーのアーニャCと同じ声優さんがこの映画だけに出てるのが素敵過ぎる(*^^*)(*^^*)(*^^*)(*^^*)(*^^*)
ファン歓喜のお祭り映画
YES!プリキュア5までを当時見ていて、最近になってひろがるスカイを見ているド素人。
感想
正直に述べます。
素人が見るべき作品では無かった😅
2人はプリキュア、YES!プリキュア5のキャラクター達の戦闘シーン、懐かしの名場面については大満足‼︎自然と涙腺が刺激された。
一方で、世代以降のプリキュアの掛け合い、戦闘シーンは正直ついて行けずに混乱した。プリキュアが増えすぎた弊害なのか、各メンバーの見せ場作りに注力する為、メインであるはずのひろがるスカイシリーズのプリキュア達の見せ場が希薄に感じられた。一つ思ったのは、最近のプリキュアは可愛さよりも元気っ子が多い⁈というイメージ。
敵については、設定が対象年齢層には理解しづらいモノになっている様に感じた。
涙が止まらなかった。
全シリーズ視聴済みの私と断片的に視聴した友人、そしてプリキュア自体初めて見る友人と3人で映画を見ました。が、全員面白かった素晴らしかったまた見たいという意見でした。
子供向けかと言われる声もありますが、主人公は今のシリーズのプリキュアですのであまり違和感はないと思いました。歴代のプリキュアもでしゃばらず最後にオタクが求めていたような登場シーンや組み合わせ、まさかとおもうようなキャラの登場や、知らない人もプリキュアを見てみようとポジティブに考えられる構成でした。あまりの多さに無理矢理感もありましたが、これだけストーリーをまとめられてできるだけ多くのキャラクターが話してオタク達を感動させ初めての人に見てみたいと興味を持たせられることはすごいと思いました。edのCGも当時のプリキュアのシリーズに合わせたような雰囲気でまるで全てのedを一度に見ているような気分でした。
私の親はあまりのオタクぶりにいつも引いていましたが、これは泣いちゃうよね、と共感していただけてさらにはedを呟いていました笑
身近に子供がいない為憶測になってしまいますが、少なくとも私の身の回りに良くなかったと思う人はいませんでしたし未来にプリキュアが繋がっていくんだなと寂しいというより前向きな気持ちになりました。これからも応援し続けます。素敵なコンテンツを作ってくださりありがとうございました。
進化してます確実に
子どもには微妙?
子どもと観てきました。
オールスターということですが
人数が増えているので、キャラが選抜制になるのも仕方ないかなと。
ただ、現在放送中のひろプリのウイングやバタフライも見せ場はあったものの
変身バンクすらなかったですし、
1世代前のスパイシーやヤムヤムもチームには入れるのは難しいとしても、
せめて声出しくらいはあってはよかったのでは?
5歳の娘にはその点が不満だったようです。
15周年の時はわずかとはいえ、当時の歴代全員が声ありましたしね。
そう考えると、あと7~8キャラくらい声があってもよかった気がします。
20周年でお祭りって感じなのもわかりますが、プリキュア映画も今後は
秋一回になっていくような感じもありますし、これだったら無理にオールスターにせずに
ひろプリ単独映画でもよかったかもしれません。
映画のストーリーも正直、ここ数年のヒープリやトロプリ、デパプリの方が
よかったかな。
後は他の方も書かれていましたが、ミラクルライトの使い方の説明はあった方が
いいとおもいます。
というわけで、子どもが充分に満足できなかったので評価は2.5程度で。
プリキュアオールスターズはグループアイドル
製作チームのプリキュア愛が暴走している大傑作。
前半は近作のメンバー中心のシャッフルユニットの面白さ。そして後半はシリーズ20年の名場面をこれでもかと投入する怒涛の展開。これはもう涙なしには観られない。
お祭り作品でありながら、プリキュアとは何かという原点回帰への目配せが堪らなくエモい。
作中何度も手を取り合うシーンが印象的に描かれている。これこそがブラック&ホワイトへのリスペクトに他ならない。
プリキュアオールスターズと謳いながらも「全員選抜」だったのは実質3作目まで。
12年のNewStage以降は「選抜制」なので、推しのプリキュアが選抜されるかどうか、グループアイドルのCDリリースぐらいの心境でドキドキしながら観ている。
大きいお友だち向けの記念映画
8歳、6歳の娘ふたりと鑑賞。
公開前は20周年記念&久しぶりのオールスターズ映画ということで相当な期待感を持っていました。
娘たちともどのようなお話しなのか、どこまでのプリキュアがメイン級で活躍するのか等々話しをしながら公開を心待ちにしていました。
そしてなんといっても娘たちが喜んでいたのが念願のミラクルライトの復活!!入場ゲートでミラクルライトをゲットしていざシアターへ。。。
冒頭からサマー&プレシャス&スカイが謎の敵と対峙し共闘。そしてサマー&プレシャスが初代リスペクトの壁蹴り!オールスターらしいシーンとまなつとゆいのキャラ性格が観客を和ませます。
しかし、謎の少女プリムの登場でこの子がキーになるとは予測できるものの、話しが進んでも今ひとつストーリーの骨格がつかめない。大人の私がそうなのだから子どもたちはちんぷんかんぷんに違いない。
どこかも分からない世界で、異なる作品のプリキュアが数名のグループで行動する。かけがえのない友だち?的な関係性がみえるキャラは数名いるけど関係性が全くみえないキャラもちらほら。
何なんだこれは・・・?
最終的にはプリムがラスボスであったという流れなのだが、ただ最強でありたいという願望だけで戦っているようでキャラのバックボーンや心理が描かれない。
悪が悪である理由が分からず、そこへプリキュアが立ち向かっている。
プリキュアにおいて勧善懲悪はご法度ではないのか?
何を見せられているんだ・・・?
最終決戦で歴代プリキュアが総登場するのだが、、、薄い。
登場も戦闘も淡泊で薄い、、、。
歴代最高の呼び声も高い、NewStageみらいのともだちでの初代3人の登場シーンのような、鳥肌が立つような展開を期待していただけに、、、これは期待外れだ。
ルミナス、ミルキーローズに至っては、最終決戦に参加すらさせてもらえず。(おそらくプリキュアじゃないからという理由だと思われるのだがなぜそんな線引きをしたのか?)
爆風ジャンプなどお決まりのシーンは盛り込まれていたけど、これがオールスターズなのか?78人もいれば全てのプリキュアを細かく描けないのは百も承知だが、さすがにこれはオールスターズの冠を掛けているにしては淡泊すぎないだろうか?
「オールスターズだがらエコー出てくるよね!?」と期待していた8歳の娘。
エコー出ました、一瞬、1カットだけ、時間にして約2秒。
娘、、、ポップコーン漁ってて見逃してました(涙)
終演後、娘たちが揃ってこう言いました。
「パパ、ミラクルライトどこで使えばよかったの?」
そうです、作中でミラクルライトをキャラが掲げているシーンはあるものの、スクリーンからミラクルライトでの応援を呼びかける演出はありませんでした。
じゃ何でミラクルライト復活させたのよ?
開演前、なかなかの光量のミラクルライトを何度もを点灯させて遊ぶ娘たち。ともすれば他のお客さんの迷惑にもなり兼ねないので
「映画が始まったら使うんだから今は点けちゃだめだよ!」
と娘たちに諭した父の威厳を返してくれ(笑)
ストーリーの主軸が難解で待望のミラクルライトも使う場面なし。
子ども向けというよりは、大きいお友だち向けの記念映画といったところでしょうか。
最後に24年の映画の製作は決定してるようなので、このFがNewStageシリーズのようにこの先に続きがあるのなら、、、期待はしていませんが。
娘たちに感想を聞いたら「面白かった!」とのこと。
理由は「ミラクルライトが貰えたから」だそうです(笑)
うちの娘たちが本格的にプリキュアにハマったころにはミラクルライトの配布が無かったので、今回が初めてのミラクルライトゲットでした。
映画で使う場面はなかったけど、家で別のオールスターズ映画を観ながら使うからOKらしいです。
私は映画の内容に満足はできませんでしたが、子どもたちが満足ならそれでいいか、と思います。だって、子ども向けのコンテンツなのですから。
オールスター大感謝祭
今後のプリキュア愛を「繋ぐ」子ども達無視の映画
5歳と3歳の子どもと楽しみにしていて、観に行ってきました。
完全にマニアの大人向けです。
ストーリーはほぼなく、ただただ、プリキュアファンの大人が作ったプリキュアファンのためのイメージ映像が流れているのみといった感想。
設定も難しすぎて、子どもは完全に置いてけぼり。
強さを確認したいってだけの強敵に、78人で立ち向かいました、最後は勝ちました、ってそれだけ。
過去の名シーンや名台詞を盛り込みすぎて食傷気味。
とっても楽しみにしていたので、今、リアルタイムでプリキュアにハマっている子ども達のことを全く考えていない内容に、怒りすら覚えました。
5歳の子供は、もうストーリーの良し悪しも分かる歳です。何も言っていませんでしたが、全く入り込めなかったと思います。
マニアの大人向けなら大人向けで、それはそれでいいんです。
でもそれなら、子どもたちをアンバサダーとかに立てず、大人向けとしてPRしてほしかったです。
子どもの成長はあっという間。
来年にはおそらく、長女はプリキュアを卒業するでしょう。プリキュアを大好きで、心から応援したいと思う貴重な時期に、今後のプリキュア愛を繋いでいく子ども達無視の映画を作り、子ども達も呼び込んでPRするなんて、何考えてるんですかね。
大人のファンが昔を懐かしむだけの映像なら、他でやってください。
ミラクルライトも、過去の作品では「ミラクルライトでみんなで応援しよう!プリキュア、がんばれー!」と、プリキュアを応援するタイミングが分かりやすかったですが、今回はコロナの影響か、そういった声かけもなく、唐突にそれっぽく促された映像が挟まれただけで、分かりにくかったです。それも子どものことを考えていないとがっかりました。過去の作品では必ずあった、冒頭のミラクルライトの取り扱いに関する注意映像もなかったですし、「昔、ミラクルライトで応援したよね」という記憶をなぞるだけの、これまた大人向けの演出だと感じました。
お金と時間を返してほしいというレビューがありましたが、
特にプリキュアに思い入れのない私個人としては同じように思いました。
15周年の映画はとっても素晴らしかっただけに、残念です。
※追記
映画.comへの投稿が初めてで、よく分かっていなかったのでコメント許可にしていましたら、アンチコメント頂きました。
「プリキュアに思い入れのない人にFを語る資格ない」などと言われ、非常に不快でしたので、こういったコメントを今後目にしたくないためにコメント不可にしたところ、頂いたコメントも削除されてしまいましたので、この点についてお詫びします。
プリキュア歴は一年半程と浅く、思い入れはありませんが、プリキュア大好きな娘と毎週かかさずひろプリを楽しく視聴しています。
この一年半ほどで過去作品も4つほど全話視聴したものがあり、映画に至っては全て観ました。
今回の映画も、私自身もとっても楽しみにしていて、プリキュアになりたい娘に手作り衣装を着せて、お金を払って映画館に足を運びましたので、語る資格は十分にあると思い投稿しましたが、ここは往年のファンだけが語ってよい場で、私のような新参者はお門違いでしたか…。プリキュアが今後も続いて欲しいと願っているが為の辛口評価でしたが…。
ちなみに、気に入ったプリキュア映画は何度も繰り返し観ている子どもも、今回は途中から明らかに集中力が切れ、終わってからも一言も「面白かった」と言わないばかりか、全く語ろうとしていませんので、同じように感じていたと思います。
ファンのための傑作
映像・演出(20)
初手のキュアスカイの変身バンクの圧倒的なサウンド、映像で感動でため息がでてしまった。全体も安定して作画、演技共に良かった。特に終盤の各作品の名シーンが流れる場面は垂涎の出来。しかし、プリキュアやパートナー妖精の高い声が聞いていて耳に響くことが多かった。スピーカーから離れた位置で見ると良し。ミラクルライトが振りにくい演出は子供達にとって不親切だった気がするため僅かにマイナス。
17点
世界観(20)
一度プリキュア全員が敵に敗れていたという今までにないストーリーが絶望感を引き立てており良し。また、自分たちの世界の成れの果てが舞台という設定は登場人物の風鈴あすみのセリフの伏線となっていた。しかし、この設定は子供には少し難しい気もする。
15点
脚本(20)
序盤から中盤のキャラクター同士の絡みの秀逸さは流石というべきであり、終始ニヤニヤしてしまった。まだ発見していない小ネタもあるかもしれない。しかし、終盤はファンサービス的描写に特化しすぎて全体のストーリーがおざなりになっていた感は否めない。
10点
キャラクター造形もしくは心理描写(20)
キャラクター造形は当然申し分ない。前述したキャラクターの絡みは各キャラの新たな一面を垣間見させてくれた。しかし、心理描写は70分ほどの作品に詰め込むことは難しかったよう。原作の視聴を推奨する。
キャラクター造形優先評価で15点
メッセージ性(20)
『人間の心を通わせ協力する強さ』や『利他主義』が説かれていた。また、キュアスカイが先輩プリキュアの思想を自分のものとして咀嚼するシーンは受け継がれる意志を確かに感じた。
しかし、これもファン向け映画描写特化により、確固たるメッセージを強調しきれなかったようだ。
13点
総評
70点
プリキュアファンとしては最高の映画であり、70分でよくぞやってくれたという感想が正直なところ。
今後の彼女達の活躍に大いに期待する。
最高!!
鑑賞前はプリキュア20周年作品ということで、期待と共に不安がありました。そもそも78人もの大所帯をどうやって一つの映画に詰め込むのか?しかも数字としては78だけど、一人一人に強い個性があり、物語があるキャラクターたちなので、それをどう動かすかだけでも至難の業。おそらく作る側からしたら、アベンジャーズと同等もしくはそれを凌駕する難易度のコンテンツになってきていると思います。
ただ鑑賞すると、そんなことは杞憂。
ただただカッコよくて、可愛くて、強くて、優しいプリキュアの清々しい映画になってました。
ストーリーもよく考えられていて、プリキュアをそれぞれのチームに分けたり、全員が最初からは出てこないというのも納得。敵も戦う理由とかがまどろっこしくなく、明快で説明不要なのもよかったです。
大満足な出来なので、是非映画館で観てほしい作品です。
ただ一点だけ注意点としては、前述の人数多すぎの影響はやはり確実にあって、自分の推しのプリキュアがあまり出ていないと悲しくなる人もいるかもしれません。
そこは20周年のお祭りということで、全プリキュアファンとしての視点で観ると大丈夫かとおもいます。
見終わった後、私にとっての“f”は、『ふたり』
の“f”かなとふと思いました。
20周年に相応しい集大成
5歳、4歳の娘たちと鑑賞。
映画館は子連れが多かったものの、学生っぽい女の子も多くいた(おそらく初代からのシリーズリアタイ派の子たちかと)
プリキュアシリーズ、過去のオールスター登場で悪に立ち向かうストーリー
割と近年のシリーズのキャラクターが中心に進行するものの、過去のシリーズの名シーンも挟むため、シリーズ全ファンにとって楽しめると思う。
設定にだいぶ無理があるものの、シリーズの記念作として相応しい内容にはなっていたと思う。
タイトル名にある「F」の答えは本作では語られず。
おそらくネットで語られているように、Forever、Friends等の意味合いと推察されるが、鑑賞者に委ねるということかと思う。
ものすごく余談だが、当方の推しはキュアマジェスティ
完全に大人向け
6歳の子供と見に行きました。3シリーズくらい子供と一緒にプリキュア見ています。
映画もすべてではありませんが、数作品見ています。
完全にマニア向けの映画だなという感想です・・・
プリキュアの戦闘シーンがメインです。
楽しみにしていた時間とお金を返してほしい。
今まで子供とプリキュア映画に行っても、途中で飽きるということはなかったですが、
今回は途中から完全に集中力切れてました。
最初の30分くらいは、今までのプリキュアがチームを組んで戦ったり、交流したり、楽しく見られましたが、後半はただただ戦闘が続きます。
今までプリキュアの敵も、敵ながらに事情があったり、その上で救済されてきましたが、
今回のシュプリームは全く感情移入できないし理解不能。
ただ強さを証明したい、その中でプリキュアに興味が出て、プリキュアになってみた、って・・・はぁ、って感じです。
プリキュアに真似て、妖精を作ったのに用なしとわかったらあっさり「いらない」発言。
まぁそういう冷酷な設定なんでしょうが、単純にプーカがかわいそう。
世界を壊して強さを証明し、けどさみしいからプリキュアになって仲間になって最後は同じ釜の飯を食ったから仲直りって・・・中2病の男子の願望ですか?
こんなことなら徹底的にシュプリームには滅んでほしかった。
時間がないのかもしれませんが、敵の背景もこれまで丁寧に書いてきたプリキュア作品からは考えられない雑さです。
その辺が描かれていないので、何をされても寛大に許す女子、女神像みたいなものがプリキュアに投影されているようで嫌でした。
プリキュアってメインターゲットは小学校低学年くらいまでじゃないんですか?
少子化になってきて、大人向けにも考えて映画を作らなければ商業にならないんだな、
とそんなことまで考えました・・・
いっそ、サブでほんわかストーリーを15分でいいから流してほしかったです。
けどおおむね好評価が多いので、私がおかしいのか・・・
映画の途中で、早く終わってほしいと思う映画は久しぶりでした。
原点回帰と多様性の話
子供にねだられてさっそく見てきました!
ネタバレになるかもしれませんのでお気をつけください。
今回はバトルに気合いが入ってました。しかも肉弾戦メイン。この辺りにプリキュアの原点を感じました。
そして現プリキュアひろプリのテーマ「多様性」。
まず、主に活躍するのはポスターにいるキュアたち。他シリーズから代表して参戦するのは主人公キュア、というお決まりを覆しています。(…もしかしたら大人の事情かもしれませんが笑)
それから映画の主役キュアの想いや願いに共感したから共闘、という動機付けがない。みんな各々行動する理由があるから行動している印象でした。
そしてプリキュアが進んで敵を救わない。敵はプリキュアの行動を見て、自分で気づきを得て再生の道へ進みます。
つまりは、主人公キュアが導く物語ではなく、プリキュアの数だけ物語がある、というのをベースに作られた映画という印象でした。とても丁寧に作られていたと思います。
でもそういうのは映画としてはちょっと分かりにくくスッキリしなくなっちゃうというのが難しいところ。
いろいろ書きましたがプリキュア好きなら観て損はないです!バトルがすごい!ゲストプリキュアが可愛い!
プリキュアを何シリーズか観ている人にはおすすめです。思わずうるっときちゃうシーンがちょいちょいありますよ!
Fは「ふたりは」のF
20周年を記念するに相応しい、シリーズに対する愛に満ち溢れた一本。
初期以降、チームの人数は増えていきますが、考えてみれば最初のプリキュアは「ふたり」。そしてこの「ふたり」こそプリキュアにとっての必要最低単位、且つプリキュアとは何かを定義するテーマとしてこの映画では扱われており、各シリーズの様々な「ふたり」にフォーカスを当てた作劇がなされていました。
そして、そこから発生したコネクトが拡がり、文字通り「全員」出てくる最終シークエンスは圧巻。
そう、「ふたり」以上ではないとプリキュアにはなれない、1人ではダメなのです。それが、プリキュアとは何か?の答えとして用意されていたと思いました。
シリーズをある程度観ていることが前提、ではありますがファンにとっては最上級の映画体験でした!
ヒーローの出番です!
プリキュアは全作品観ているのですんなりと
世界観やキャラの相関が理解できてましたが
初見の人には分かりづらい構図の映画だった
と思います。逆に言えば過去の作品を知れば
知るほどに小ネタ等に気づいて面白さが増す。
ひたすら力のみを追い求める敵に対して友情
を育む事を優先するプリキュア。
趣味はバラバラでノリもちぐはぐで性格真逆
な他者。それを理解できないものとして排除
する敵側と歩み寄ろうとする味方との対比が
この作品の主軸というかテーマ。
タイトルについている「F」は敵側と味方側
で意味が大きく変わる。敵側は最後の一人に
なるまで戦う排他的な考え。Fに当てはめる
のならファイナルやファイトと言った感じ。
味方側は初めましての友達を増やす協調的な
考え。幼稚園に通い出した園児にも伝えたい
メッセージの一つでしょう。Fに当てはめる
のならファーストやフレンドと言った感じ。
どちらにも当てはまるのが永遠。フォーエバー
でしょうか。
上映時間や予算。声優さんの都合により出て
きても台詞を一切喋らないで戦うプリキュア。
中学生以下に配布をしているミラクルライト
の説明等が省かれていたのは寂しかった。
それを踏まえたとしても非常に完成度が高く
一つの到達点を見せてくれた映画でした。
全43件中、21~40件目を表示