「愛することの難しさ」Firebird ファイアバード 雨雲模様さんの映画レビュー(感想・評価)
愛することの難しさ
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セルゲイもロマンも愛し合った事により
苦しみ合わずに上官と下官の
関係だけで終わってしまっていたのかも
お互いの趣味が写真というのも
興ずる点が多かった為に惹かれ合うのは
自然の流れだったのかもしれない
時代が時代だけに
お互い好きで惹かれ合う気持ちがあっても
社会がカミングアウトをすることを許さず
セルゲイは念願の役者の道へ
進むためにエストニアを離れロシアへ
一方のロマンはセルゲイの同僚で
女性将校のルイーザと親密な関係になり
二人は結婚
エストニアからロシアへやって来た
ルイーザからの報告にセルゲイは
複雑な心境を抱えつつも式に出席するため
エストニアへ戻る
久しぶりに会ったロマンと
再燃してはならなかった愛の炎が蘇ると
家族がいる立場でありながらも
ロマンはセルゲイとの関係を
断ち切ることが出来ずに
再び関係を持ってしまうことになる
最後はセルゲイがロマンから送られた
手紙の内容を見て慌てて基地へ連絡するも
聞かされた内容は"戦死した"
そこでセルゲイは最期の挨拶をすべく
ロマンの住む家を訪ねるのだが
待っていたのはルイーザが事の顛末を知り
相手が同僚だという複雑な心境を抱えつつも
裏切られた気持ちもあったために
セルゲイに怒りの感情を爆発させるのだが
セルゲイは反論することなく
ルイーザの意見を聞き入れると
二人はそっと抱き寄りエンディング
色々考えさせられる映画でした
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