岸辺露伴 ルーヴルへ行くのレビュー・感想・評価
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「ヘブンズ・ドアー」
岸辺露伴・・
以前、ドラマ放送で
観ていた記憶が甦りました。
相手を「本」にしてしまう特殊能力
お顔のページをめくると
その人の記憶が読めてしまう。
更に、そこに指示も書き込めるという
びっくりな能力です。
漫画家を目指す露伴の青年期に
謎の女性が登場して
その後、露伴をパリのルーヴルへと
向かわせる。
そこには、悲しい過去が・・・
主役の高橋一生さん
リアリティを大事にと
独特の存在感で演じられていましたよ。
「黒い絵」に宿る謎
怖くて、悲し過ぎました。
露伴の青年期を演じられた
なにわ男子の長尾謙杜さんの
素直な表情も良く自然でした。
祖母が暮らす元旅館の家は
和の雰囲気で
とても、風情があるのです。
祖母役の白石加代子さん
黒くて小さいサングラス
可愛いというか カッコよかった!
謎の女性
奈々瀬役の木村文乃さん
長い黒髪で、妖しさを出しつつ
青年露伴に影響を与えるという
重要な役柄を演じらえていてステキでした。
ラスト、自然の中でのシーンもgood。
露伴のバディ、泉京香役
飯豊まりえさんが
常に、明るさを保っていて
「黒」がモチーフの作品に
光を射していたのも良かったです。
「黒い絵」を探しに
ルーヴル美術館のシーン
美術館展大好きな私だけに
もう少しあると良かったかなと・・
「モナ・リザ」前での
高橋さん、ステキでしたよ。
それにしても、
奈々瀬・・・
時代を越えての悲しい過去に
涙でした。
愛から生まれた後悔なんですもの
人の「後悔」・・
誰にでもある事だと思います。
そこから 多くを学べばいいと思う私でした。
他のキャスト様も印象的で
素晴らしかったです。
真実の黒に反射するもの。
面白いし、考察しがいはあるが、ルーブル要素薄め
もっとルーブルで重厚な物語が展開されるかと思いきや、少し拍子抜け。
脚本も世界観もテレビドラマ同様に惹きつけられるものがあるのだが、映画のために間延びさせている感が否めなかったし、映画のタイトルは間違っていないものの、ルーブル自体はそんなに重要ではない。
テレビドラマでもよかったのではとは思う。
ただ、岸辺露伴により着目し、泉も魅力的に描かれてはいるので、特別感はある。違和感なく演じられる2人はやはり素晴らしい。
いろいろと矛盾が感じられる点も、最終的には露伴の血筋である、絵の女性の「すべて忘れさせる、記憶を改ざんするようなスタンド」と思うとすべて合点がいく。
最後に、実は原稿が破れていないことからもわかるし、回想中の、若いとはいえ岸辺露伴らしからぬ言動や、祖母が何も覚えていないことからも、改ざんされていそうな印象は持つ。
原作を読んでみたい。
2023年劇場鑑賞74本目
独特世界観垣間見る。
ヘブンズ・ドア
初めての人にも優しいかもしれない
この作品は展開が多すぎていろいろな観点が入るかも知れません。
私は漫画のルーヴルへ行くは見たことないが、そのほかの漫画・アニメ・ドラマとすべて見ている状態でこの作品を視聴しました。ちなみにドラマは演技などは抜きにして改変部分が結構気に入ったので映画を見ることにしました。
ドラマ版からある定番の設定説明のための導入、ついでに今回の話のメインの説明を済ませる。話のまとめ方がうまく、ドラマ版ではこういった部分も気に入っていた。
ストーリーは青年期のころに隣人から言われたこの世で最も黒い絵の具を使われた絵を見たとき、人はどうなるのかを求めて、ルーヴルへ行き、この世で最も黒い絵の具を使われた絵を探すというものである。
今回のメインはなんといっても実際のルーヴルへのロケだと思う。本編的には使用されているところはかなり少ないが、露伴とニケ像の絵力はかなりのものだと思いました。それ以外にも少ない場面ではあるが、ルーヴルの外観内観を見れて結構満足感はあった。
ストーリー自体も起承転結がしっかりしており、さすがの荒木先生と思った。ただ実際にどこまでが原作の話かオリジナルかというのはわからず悔しい部分があるため後々原作は見ようと思った。話の疑問点はなぜオークションの黒い絵にこの世で最も黒い絵の具がついていたのかというくらいだった。
青年期のお姉さんが漫画に描かれたことをなぜ怒ったのかも最後まで見ると自分が呪いの絵の象徴になっていることに憤りを感じ起こったと考えることができ、なるほどと思った。蜘蛛の説明は無理やり感があったが、あそこは原作では蜘蛛をモチーフのスタンドかも知れないのでそこはあの説明で納得した。
ロケーション、ストーリーと私的には気に入ったのですが、なぜ3.5なのかといわれると、全体的に間が長く感じた。全体的に微妙に長い。久しぶりに作品を見ながら眠気が襲った。思えばドラマから間に関しては長いかもしれなかったが、それはドラマの短さに助けられていたのかもしれない。割と欠点は間かもしれない。
実写化することでドラマから少し違和感はあるもののうまく落とし込んだ作品で、ドラマを経て露伴の演技も自然にできるようになっていると思った。ドラマを見ていればお決まりの展開が始まりと終わりにあってそこの満足もあった。
岸辺露伴、「過去」へ行く
残念だった
テレビドラマシリーズがとても面白かったこと、ルーヴル美術館が出ること、この2点においてかなり期待値が高い状態で映画館に足を運んだが。
結論を先に言うと、相当な期待外れ。
ルーヴル美術館内の映像は確かに美しかったが、それは撮影対象が美しかったからというだけ。あれなら特集番組などを大画面のテレビで観れば良し。パリの町並みなどに関しては、ネット上にいくらでも美しさのみを表現した写真ならいくらでもある。
そもそもテレビドラマに惹き込まれ、面白いと感じたのは、ヘブンズドアという特殊能力を土台に繰り広げられる会話劇にあったように思う。あるいは日常に潜む、正体のはっきりとは最後まで分かり得ない、恐ろしさ。
しかしながらこの映画には、じっくりと何度も聞きたくなるような、そんな会話劇はなかった。
そして一番がっかりしたのは、恐ろしさの陳腐さ。もちろんストーリーとして必要だったのだろうが、仁左衛門の亡霊的なものがハッキリとした形として現れ暴れまわったのには、相当に悪い意味でびっくりさせられた。
例えば、テレビドラマにあった背中の正面で猿之助演じる雅三が、黄泉の国へ飲み込まれるシーン。黄泉の住人たちがハッキリとは描かれないからこそ、より恐ろしさがあり、そこが面白かったのだと思う。
当初は二度三度と足を運ぶ予定だった、この映画。そうではなくなってしまった。とても残念。
敷居の低いサスペンス作品
ドラマ見た人向き
TVシリーズの雰囲気そのままに
TVシリーズがすごく良かったので、大いに期待して観にいった。原作漫画は未読。
演出、脚本、衣装、音楽など主要スタッフが引き続きなので、TVシリーズの雰囲気・世界観がそのまま生かされている。
高橋一生と飯豊まりえのコンビは、相変わらず好調。ファム・ファタール役の木村文乃も良かった。白石加代子は出てくるだけで禍々しい感じがするね。
パリ、ルーヴル美術館のロケーションも、観光地紹介っぽくなく、落ち着いた色調で丁寧に撮っていて好ましい。
しかし、クライマックスの地下倉庫のシーンは、もっと工夫できなかったのかな。大画面で観るには密度が薄い感じ。木村文乃の正体を明かすシークエンスも、あそこまで映像で説明する必要があったのだろうか。全体のトーンから浮いてしまった感じ。原作ではどうなっていたのかな。
エンドクレジットで、馴染みのあのテーマ曲をじっくり聴けたのが嬉しかった。
「取材の為ならどこへでも」
ドラマ、原作を観てなくても
ドラマ版の映画化。ドラマ版のスタッフが再集結。ドラマ視聴済み。原作漫画は未読。映画が初見でも大丈夫。
(コナン君みたいに冒頭で説明してくれます)
コロナ禍でルーブルまでロケ行きました!
ストーリーは相変わらず、不気味な怪異モノで今回は特に、人間の心理をドロっとした感じて描いてて怖いですね。木村文乃さんの謎の美女とか。高橋一生さんは相変わらず、役が似合ってる。(コスプレにならない絶妙なラインである)怖い話でも、飯豊まりえさんの天真爛漫キャラはいい清涼剤ですね。
今回はルーブルとあって、カット割や劇伴など凝ってましたねー。映画化で変にスケールアップさせる映画もあるが、肩肘張らずにドラマの延長線なのが、逆に好感。
良い実写
ドラマもそうだけど、つい見入ってしまう。
露伴はジョジョシリーズの中でも一番好きなキャラクターなので、実写化の時は不安でしたが今では高橋一生以外考えられないw
で、映画自体は綺麗でかつホラーな雰囲気が良いですね。
派手さはないけど、短く感じる程吸い込まれる出来でした。
設定覚えてないんだけど、ヘヴンズドアって自分に使えたっけ?後、死人には効かない、となっていたと思うけど、最後なぜ使えたのか。
この辺りが曖昧というか自分の思い違いか分かりませんが、まぁ細かいことは無しということでw
追記
そういえば杉本鈴美にもヘブンズドア使ってたの思い出した。なので死人には効くんだな。
絵から出たのに効かなかったのは、死人ではなく、幻影の様なものだからか。
勘違いだった。
いずみくん最強説!
ドラマシリーズの岸辺露伴が大好きだったので、これは絶対劇場で見たかった。
まだ初々しい岸辺露伴の青年時代
ちゃんと素直さとか不器用さ、青臭さがあって、
今の露伴の絶対的なカリスマ性もこの青年期には
あまりない。
やはり漫画家になってから、様々な経験を積んだ結果今の露伴先生が出来上がったのかと思う。
木村文乃の黒くて、ミステリアスな感じも良かった。
でも、一番ぐっときたのは、岸辺露伴の祖母。
めっちゃかっこいい!
あの小さな黒いサングラスと着物をカッコよく着こなした
妖怪一歩手前の雰囲気が最高にかっこよかった!!
ルーヴルに向かう途中に露伴が同じサングラスをしていたけど、お下がりなのかな??
そしていずみくん。
露伴をも凌駕する器の広さ。
いずみくんがやっぱり一番最強ですね。
まさかのお父さんのエピソードに少しホロっときました。
一言付け加えるなら、目の肥えた映画好きの方が、純粋に作品の面白さを見た時には少し物足り無さを感じる可能性はあります。
でも、岸辺露伴好きには良作で概ね満足です。
映像は良かったけど脚本がもひとつでした
実は原作読んでないのですが、ドラマはある程度観てます。「くしゃがら」の回は大好きだし、映画を観る当日もテンションを上げるために「富豪村」の回を見たという程度のにわかファンです。
画面を斜めに使ったり、人物を端に配置したり、ルーブルの絢爛さが際立つ構図になってたりしてすごく凝ってました。
でも脚本はもひとつだったと思います。
肝心のタイトルになっているルーヴルである必要がなかったと思います。
「ルーヴルへ行く」って、単にルーヴルに行きゃ良いってもんではないです。ルーヴルでなければならない理由をもっと考えてほしかったです。
もちろん巨大なルーヴルだからこそ絵画が埋もれてしまったとか、ルーヴルだからこそ地下倉庫で贋作が作られていたとかあると思います。しかしどちらもルーヴルでないと成立しないわけではないです。むしろルーヴルに犯罪者組織が入り込んでいたというセキュリティの甘さとか、そっちのリアリティの問題のほうが大きいと思います。
なので何ていうかNHKがルーヴルの豪華絢爛さや壮大さを紹介する映像を作る際についでにドラマを撮った感が否めません。
また、随所に蜘蛛が出てきますが、この蜘蛛の設定がイマイチだったように思います。なぜ蜘蛛でなければならないのか。これもなぜルーヴルでなければならないのかと同様、突き詰めねばならなかったと思います。
さらに言うと、世界中の黒の顔料を試してそれでも納得いくものに出会えず、ようやく出会った理想的な黒。その黒を見ただけで過去の罪が蘇るほどの黒、という割にたどり着いた絵はチープな感じがしました。見えないほどの黒の割に結構普通の絵なんだなという印象です。露伴たちは女の絵と言ってるけど映画を見ている視聴者には女が見えないただ真っ黒な画面で良かったのでは、とか思ったりしました。
あとは序盤の回想が長すぎる問題とか、なぜナナセが露伴の前に現れたのか、それはナナセの旧姓が岸辺だったからというのはちょっと弱くない?とかありますが、長くなるのでこのあたりに留めておきます。
というわけでまぁ、この作品はNHKで特番で良かったんじゃないでしょうか。あくまでルーヴル美術館の紹介がメインで、おまけとして岸辺露伴の物語がついてくるみたいな構成だったらめっちゃ評価したと思います。
リアルすぎる岸辺露伴
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