劇場公開日 2023年5月26日

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岸辺露伴 ルーヴルへ行くのレビュー・感想・評価

全329件中、1~20件目を表示

3.0露伴先生!!

2023年6月13日
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ホビット

3.5高橋一生の演技の幅とルーブルの臨場感を楽しむ

2023年5月27日
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鑑賞方法:映画館
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ニコ

4.0「ジョジョ」と美術と映画の繋がりを歴史に刻んだ記念碑的作品

2023年6月30日
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鑑賞方法:試写会

悲しい

楽しい

怖い

荒木飛呂彦による漫画「ジョジョの奇妙な冒険」(以降「ジョジョ」)は、1986年に連載開始、単行本が100巻を超え、今年3月からはPart 9の連載が始まるという大人気シリーズ。長期にわたり支持されてきた理由の一つは、Part 3で主要キャラたちが発現させ操るサイキックパワーを擬人化した“スタンド”で表現し、単にパワーの差だけでなく知略も駆使してのスタンド対決という前例のないユニークなバトルアクションを確立した点にある。なお、岸辺露伴というキャラクターが登場するのはPart 4「ダイヤモンドは砕けない」で、2017年に三池崇史監督・山﨑賢人主演で実写映画化されている(ただし同映画に露伴は登場せず)。

荒木は「ジョジョ」の長い連載の中で、ミケランジェロの彫刻に影響を受けたキャラクターのポージング(通称「ジョジョ立ち」)をはじめとする美術作品の引用や、傑作映画の要素をストーリー展開に盛り込んだり、洋楽のアーティスト名や曲名を人物名やスタンド名に借用したりしたことも多い。映画について少し例を挙げるなら、Part 2の闘技場での馬が引く戦車での対決は「ベン・ハー」、Part 4で山岸由花子が愛する広瀬康一を監禁するのは「ミザリー」、Part 6では「メメント」の記憶障害や「マグノリア」のカエルの雨がストーリーに取り入れられているのがわかりやすい。

さて、Part 4では脇キャラだった漫画家・岸辺露伴を中心に据え、遭遇する怪奇現象を彼のスタンドであるヘブンズ・ドアーと機転で切り抜けるスピンオフの短編漫画集「岸辺露伴は動かない」が1997年から断続的に連載される。「ジョジョ」が各国語に翻訳され海外での評価も高い荒木に2007年、ルーヴル美術館から「バンド・デシネ(フランスなどでの漫画の呼称)プロジェクト」の一環として、ルーヴルを舞台にしたオリジナル作品のオファーが届く。これを快諾した荒木は翌年ルーヴルを訪れて取材し、立ち入りを許可された美術館の地下倉庫の様子などに着想を得、2009年に「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」を発表。その一部が同年ルーヴルに展示され、同美術館で史上初めて展示された日本人漫画家の漫画作品となった。

NHKは2020年より「岸辺露伴は動かない」を実写ドラマ化。その際のキャスト・スタッフが続投する形でこの実写映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」が制作される流れに。同美術館はこのロケ撮影にも許可を出しており、荒木作品とルーヴルの良好な関係が継続しているのは喜ばしい。

映画の成り立ちでかなりの文字数を費やしてしまったが、荒木飛呂彦作品にはもともと美術と映画に深い繋がりがあり、それもまた魅力の一部として国内外で評価され、そうした経緯から「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」の映画化に至ったことは実に感慨深い。原作漫画やアニメ化作品、ドラマのいずれにも触れたことがない観客にはやや不親切な作りかもしれないが、この映画を入り口に荒木ワールドにはまるのもありだろう。基調はダークなストーリーだが、露伴役の高橋一生と編集者・泉京香役の飯豊まりえの絶妙な距離感がコミックリリーフとなり、軽やかな展開の一助になっている。高橋、飯豊いずれもはまり役だと思う。

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高森郁哉

4.0黒の魅惑と闇に呑み込まれていく

2023年5月31日
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我々が劇場で映画を観る理由は幾つもあるが、娯楽作をスクリーンで余すところなく堪能したい人もいれば、あの劇場の漆黒の闇に身を埋めたい人も少なからずいるはずだ。日常生活ではまず味わえない黒。だからこそあらゆる存在が、記憶が、怒りや悲しみが、さも心の内側を食い破るかの如く投影される・・・。初の劇場版がまさにその「黒」の真髄(とはいえメインとなるのは絵画だが)に迫りゆく様を深く堪能した。これまで同様、ユニークな世界観、キャラクター、個々の巧みな演技、艶かしいまでの音楽との呼応は相変わらず見事な感度で踏襲されつつ、さらに自宅兼仕事場をはじめ、洋風のオークション会場、旅館にも見まごう純和風の祖母宅からルーヴル美術館へと至るまで、精神の迷宮とも呼びたくなるほど魅惑の建築物たちが怪しく手招きするように物語を支える。行き着く先で待つのはやはり黒。劇場の闇の中でこそ真価が最も解き放たれる作品なのかもしれない。

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牛津厚信

5.0エッジの効いたカットが多いコミックを見事に実写映像化。深い物語を独自性のある展開で解き明かすサスペンス映画。

2023年5月26日
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荒木飛呂彦のマンガ「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズはエッジの効いたカットが多すぎたり、彫刻のような人物像など、実写化するのは困難でした。
ところが、はまり役の高橋一生の主演により、2020年にスピンオフ作品のドラマ「岸辺露伴は動かない」が登場し高評価を得ました。
そのスタッフが、荒木飛呂彦の初めてのフルカラー読切作品で「映画でしか実現不可能」なレベルの「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」の映像化に挑んだ映画です。
本作は、パリのルーヴル美術館が舞台になったりしますが、一つ一つがマンガの構図と同様にエッジの効いたシーンが多く、作り手のこだわりをそこかしこに感じます。
ドラマを見ている人なら物語に入り込みやすいでしょうが、ドラマを見ていない人でも分かるように、漫画家・岸辺露伴の特殊能力「ヘブンズ・ドアー」を最初の方で自然と紹介してくれています。
テーマは、この世で最も邪悪な「最も黒い絵」の正体とは?
光を反射する「鏡」と対になるような、光を飲み込む「最も黒い絵」は実在するのかを追究していきます。
スムーズに進んでいき、「あ、これで終わりか」というようなシーンに行きつきます。でも、そこでは終わりません。
まだ解けていない謎があるからです!
あえて言えば、起承転結・結のような独自性のある表現で謎を追究し続けるのです。
「ヘブンズ・ドアー」を使った細かいトリックなど、要素が入り組んでもいるので、丁寧な構成ながら、「全容を把握できるか?」と私たちに挑んだ作品とも言えます。
こだわり抜いた映像と共に、謎解きの面白さもあるサスペンス映画の傑作誕生です!

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細野真宏

4.0大好きな露伴

2025年9月29日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

ドキドキ

高橋一生のはまり役。とにかく合っていてカッコいい。青年露伴のパートも大事だからしっかり観てほしいと言っておられたのですが、長尾謙杜くんの綺麗なお顔にびっくりでした。目の表現が素敵でした。
木村文乃さんのお芝居も感動しました。切なかったです。

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るる

1.0ただただ不快

2025年9月16日
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キーキーうるさいんだよどさんぴんが

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ちっち

4.0ストーリー構成が秀逸

2025年6月28日
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鑑賞方法:VOD

興奮

知的

ドキドキ

ルーブルへ行くという題名の割に、実際にルーブルへ行くまでに半分程の時間を使っており、なぜ舞台をルーブルへ移すのか明確で物語に入り込みやすかったです。

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スン

3.5期待しすぎたかも

2025年6月13日
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鑑賞方法:VOD

原作未読。
ドラマシリーズは全話見て、面白かったので期待して映画も見ました。

ドラマなら、「ドラマでこのクオリティはすごい」となるけど、映画としては物足りない感じだった。
映画ならもう少し見所がほしい。
ドラマはテンポ良く見れたのに、映画は映画尺だからか少し冗長に感じてしまった。

かなり期待してた分、ちょっと残念だったかな。

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あか

3.0懺悔室

2025年6月5日
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鑑賞方法:TV地上波

知的

観てから、地上波録画のルーブル編を観た。

懺悔室のクオリティが高ったので相対的に落ちると思ってたがその通りとなった。

番宣でやってたのを観てから懺悔室に行けばよかったと思う。

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four7777

4.0素晴らしい

2025年5月29日
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鑑賞方法:VOD

無駄のない作品!
カメラアングルが独特。
キャラの個性も強く、サスペンスとしても面白い!

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ニックネーム

3.0ナメの映像が素晴らしい!

2025年5月23日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

驚く

荒木飛呂彦サンが描いた人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険 第4部 ダイヤモンドは砕けない」のスピンオフ漫画「岸辺露伴は動かない」をドラマ化したNHKの番組を映画化したものなんですが…。
いやぁ、実相寺監督を彷彿とさせる撮影技法のオンパレードでしたよ♪

ほぼ9割近くが舐め(物や人物、壁などを手前に映し込ませて被写体を撮る技法)の絵で構成。
そして壁や天井、床の側ギリギリから撮ったショット。
おまけに被写界深度を浅くした(ピントを被写体だけに合わせて周りをぼかした)撮影を随所で敢行。

こんな手間のかかる撮影をルーブルでも行っているんだから、ただただ驚かされました(・・;)
撮影はNHKドラマでもその手腕を如何なく発揮していた山本&田島コンビ!
ドラマではここまで実相寺監督を彷彿とさせる映像を使ってはいなかったんですが、映画という事で力が入っちゃったんですかね(^◇^;)
まぁ、結果として良かったと思います。

中身の方は、漫画やドラマのスピンオフという事で岸辺露伴のヘブンズドア(対象相手を書物化して過去や考えている事全てを文字化する)という能力や、過去絡みの物語を説明する台詞と描写が仇となり、少々かったるい展開になってしまったのが残念でした。
45分で構成されたNHKのドラマに慣れたファンには冗長に感じる作品になっていたんじゃないでしょうか。

個人的には撮影だけで大満足だったので、ドラマ展開の不備はさほど気になりませんでした。
しかも、ルーブルや岸辺露伴の家として使用されている加地邸は勿論の事、露伴の過去シーンで利用された向瀧旅館
といったロケーションが圧巻すぎて感無量でした。
映画の作り出した世界に没頭できる文句なしの空間が描き出されてましたよ。
それを観るだけでも価値のある映画だと感じました♪

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かもしだ

4.5映像が美しい

2025年5月8日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

ドキドキ

ルーブルを舞台にされているだけに映像はもちろん世界観も美しくて魅了されました。物語は露伴シリーズならではの作りで伏線回収も楽しめました!

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ash

0.5短編向きの内容を、無理やり2時間にした印象だった!!

2025年4月28日
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鑑賞方法:VOD

単純

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𝖒𝖚𝖓𝖆𝖈𝖞

5.0青年期露伴の演技もよかった

2025年3月27日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

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し

2.5そんな黒くない

2025年2月21日
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鑑賞方法:VOD

なんとなくドラマの方を履修しちゃったので映画も見とくか、くらいの動機で見た。
つまらなくはないけれど、すごく面白いってわけでもない絶妙さ。
ドラマ全編もそんな感じで、映画の方もそんな感じだったと思う。

この世で最も黒い絵だったかな。あれ抽象画にすべきだよなぁと。
不気味な絵ではあったけどタッチが現代的ってかイラストっぽくて
最も黒いと言いつつ割とさっぱりした濃淡の墨色で。
素人目にも美術品としての価値は高くないように感じてしまった。

あと外国人のキャストね。芝居のクオリティが低い。
別に日本人が高いわけでは決してないけど
数名だけ出てきた外国人キャストの皆さんは再現ドラマレベルだった。

けっきょくドラマも含めると、臓器移植の話が一番だったかなという感想。

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mar

3.5主要登場人物2人の関係が面白い

2025年1月31日
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総合:65点 ( ストーリー:65点|キャスト:75点|演出:70点|ビジュアル:75点|音楽:70点 )

 荒木飛呂彦原作の漫画ジョジョの奇妙な冒険を基にした作品で、登場人物が特殊能力を持っていて超常現象が普通におきる。原作を知らないとこのような部分はわかりづらいだろう。
 ルーブル美術館で初めて漫画家として個展を開いたという偉業を達成した彼の作品ということで、ルーブル美術館が協力した映像は見映えする。

 作品自体は物語としては事件が起きるし主人公の個人的経験が絡まってくるものの、盛り上がりには欠ける。しかし犯罪を織り交ぜて暗く冷たい雰囲気がある。その中で、主人公の冷静で皮肉屋の漫画家岸田露伴と、編集部の担当で何があっても動じない明るい泉京香の2人の登場人物の掛け合いが面白い。

NHKの2025/01/05放送分録画

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Cape God

3.0もうジョジョじゃない

2025年1月7日
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鑑賞方法:TV地上波

黒い絵を求めてルーヴルに行く漫画家の話。

原作一部、実写ドラマ観てます。

この話は初めて観たのですが、
ルーヴルが舞台だったり、
スタンドほぼなしの人間ドラマになってて
無理なCGやアクションがなかったので
実写映画として良かったです。

ただちょっと盛り上がりに欠けたような、
ドラマの延長線って感じでした。

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マスノブ

4.0最も黒い絵が過去に誘う・・・

2025年1月5日
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鑑賞方法:映画館、TV地上波

怖い

知的

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ratien

3.5実際にパリに到着するのは約50分後というのんびりした展開だが、露伴...

2025年1月5日
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鑑賞方法:TV地上波

実際にパリに到着するのは約50分後というのんびりした展開だが、露伴が売れる前の描写はなかなか貴重。
倉庫で全員が幻覚を見てそれぞれが一人芝居を始めるシーンはなかなかカオスだった。
あと、露伴が自分自身に対してもヘブンズドアを使えるのは意外。
そのヘブンズドア、死者に書き込むことはできないが、読むことはできるわけね。

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省二
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