「マジの良作」映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ 映画読みさんの映画レビュー(感想・評価)
マジの良作
VODで映画1と2を観てすっかりハマってしまい、ついに劇場へ。
小さな子供たちを避けて鑑賞したかったので、
「大人向け」なのかレイトショーがあったのは嬉しい。
まあこの映画シリーズは「大人向け」の枠を作るべき作品。
今回は「おもちゃ」をモチーフに据えた、しろくま回。
映画の入場者特典で“社員証”がもらえる。
えっ…社員証…?
「もちばに ついてください」
ファンシー次元だから絵面とノリが緩和されてるだけで、相変わらずフルスロットルなブラックユーモア・ダークファンタジーである。キッッッツ。タ〇部屋やん
そんな風に大人だけは「ハ、ハハハ…」と半笑いになるシーン多々だが、
子供には、
・おもちゃが、どうやって作られ、出来上がり、売られているか
・「毎日お仕事をする」って、どういう楽しみと苦しみがあるのか
・今こういう姿のものが、過去はどういう姿だったのか(また、その逆も)
という、「過程」「お仕事」「時」への理解を促すものとなっている。
また、大人にはそれを思い出させる内容となっている。
幼稚園年長~小学3年生ぐらいで、テーマを体感または実感できるのではないだろうか。
中学生や高校生は、がっちり掴めるだろう。さあ泣くがいい。感動で。
何も誇張なく、本当にそういう話。
つまり、よくできていて、素晴しいのである。
ネタバレを避け、ぜひとも映画館のスクリーンで観てほしい作品。
これはVODより、映画館で。
映画すみっコぐらし1と2よりも、3の方が映画館との親和性は抜群に高い。
自分に小学校低学年ぐらいの子供がいたら、まず見せたい作品だと思った。
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