丘の上の本屋さんのレビュー・感想・評価
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イタリア映画ってなんでこんなに綺麗なんやろ
まず映像の美しさに惹き込まれた。 あんまりイタリア映画って見ぃひんけど、なんでこんなに綺麗なんやろな〜。 もちろん「イタリアの最も美しい村」のひとつに数えられるチビテッラ・デル・トロントを舞台にしてるからなんやけど。 物語は、盛り上がりもなく、淡々とした古本屋の日常を描いているだけ。 でも、暖かな日差しと細やかな人情に溢れて、いつまでも観ていられる。 ブルキナファソからの移民であるエシエンの子役が表情豊かないい演技をしていて良かった。 彼なくしてこの映画は成り立たへんと思えた。 古本屋の店主がリベロって名前、『自由』という意味なんやから結末は回収できたんかなと…。 『人にとって最も大切なのは幸せになる権利だ』が映画のテーマであることはリベロとエシエンの会話に散りばめられていた。 もう一度、 イタリア映画ってなんでこんなに綺麗なんやろ。 ✱映画でリベロがエシエンに貸し与えた本をもう一度読んでみよう。
うふん、UNICEF😁!
なるほどね、“世界人権宣言” こういうクダリか… ふむ😌 美しい感受性を持つ利発な少年エシエン。 リベロは、自身が生きて行き着いた絶対なる希求、“地球上の全ての人々が平和で安全に、生きる喜びと価値を感じられる世界” を、未来に生きる若者のひとり、エシエンに託したのだ。 丘の上の古書店と、お隣のカフェだけが舞台の、善き人々が繰り広げる日常の物語。 リベロがエシエンに貸し与える本のレベルアップ。その過程は、一冊ごとに興味深い。 ただ、最後のタイトルを聞いた時、思わず苦笑い😅 優しい気持ちが余韻に残りました。
いい話
彼が少年にプレゼントした本が何だったか気になったが、多分、当てた人はいなかったでしょうね。私は聖書かシェイクスピアの本かと思った。あまりにも想定外の本であったが、ユニセフが協賛しているので無理はないかな。それ以外についてはなかなかいい話であった。
のどかな雰囲気
レモジローネ扮する古書店店主リベロはゴミ箱に捨てられていた本を買い取ったりもしていた。 様々な人たちが本を探しに来る。リベロは少年に本を貸したりもしていた。極めてのんびりしたスタンスでのどかな雰囲気だね。アマプラでは黒柳徹子が紹介していたよ。
イタリアの風光明媚な丘陵地帯を見下ろす丘の上の小さな古書店。店主リ...
イタリアの風光明媚な丘陵地帯を見下ろす丘の上の小さな古書店。店主リベロは、ある日、店の外で本を眺める移民の少年エシエンに声を掛け、本を貸し読んだ感想を話し合う。 それだけの内容ながら、飽きずに見れる。出てくる人物は皆いい人ばかり。 ラストは賛否両論沢山あるみたいたが、個人的にはこの終わり方は好きじゃない。
なるほど
オチにびっくりして、調べたらユニセフが協賛してるんですね。
全体的にイタリア映画らしい流れで、心地よく見てて、最後にどんなメッセージを残すのかと思ったら世界人権宣言。
確かに大事。しかし、ちょっと唐突感。
まあ、名前もリベロだしいいのか。
ほっとする幸せなおはなし
アマプラで不意に見付けてふらっと立ち寄ったように鑑賞しました なんて素朴で豊かなおはなし 古書店の店主のおじいさんを取り巻く個性溢れる人々の何気ない日常 その本屋に本を買うお金は無いけど医者を志すアフリカからの移民の男の子に、生きる上で大切なことを学んでほしいと本を貸してお互いの感想を語り合う なんて素敵な交流だろう 久しぶりに良いものを観ました
人生に迷える方にオススメ
小さな村の小さな本屋さんを中心に描かれる人間模様。
主役のリベロは誰からも慕われ、友人が常に訪れる。
彼は詐欺師もファシストも、かなりエキセントリックな趣味の御婦人も、落ち着いて紳士的に対応する。
彼にとっては全ての本も、目の前の人のそれも、等しく人生なのかもしれない。
本が買えない経済状況の移民の少年、少年エシエンに対しては、古本ならでは!本を貸しては返してもらい、それに対して議論をする、ということを繰り返す。
そして最後には、彼がこれから待ち受ける厳しい人生に挑んでいけるよう、世界人権宣言を送る。
主人公、リベロの言葉一つ一つがとても温かくて心に刺さる。
美しい景色にキャラクターの濃い人々、リベロの人生経験。
とても美しい美しい映画だ。
人生に迷うことがあれば、見てみると良いと思う。
Quel film fa piangere.
NHKラジオイタリア語講座で学んだばかりの表現。Quel film fa piangere. この映画は泣かせる。この言葉がぴったり。イタリア語のリスニングのためにアマゾンプライムビデオからチョイスしたこの映画。本が好きだか、貧しくて買えないという移民の子エシエンに本を選んで貸してあげる古書店の老店主リベロとの世代を越えた交流が美しい。
世界で一番大切な本
謳い文句の通り、美しい風景の中での心温まる作品だった。
主人公のリベロさんがいい。本好きで恐らく友達がいない移民の少年に次々と良書を選んで貸してやり、話し相手となって、本の読み方や生きていく上で大切なことを教えていく。その他の色々な客とのやり取りにもほっこりするし、第二次世界大戦後、貧しい南イタリアから豊かなアメリカへの移民が続いた時代の見知らぬ若い女性の日記をオルゴールをかけながら読んで行くのも良かった。さらに、隣のバルで働きながらちょいちょい顔を出すニコラはリベロさんの体調を気遣う優しい青年で、その恋を応援したり。
でもある日、次の日も営業するかのようにニコラにあいさつをして帰ったのに、書店には閉店の貼り紙TT。ニコラには何も言ってなかったけれども、検査結果を見てちゃんと段取りをしていたのが泣ける。そして、少年に残した手紙で、少年にあげた『世界人権宣言』が一番大事な本だと伝えたことにも感動した。凄惨な第二次世界大戦を経て人々が手にした権利。世界中の誰もー移民の少年もーが持っている権利。ちゃんと読んだ覚えがない私は読んでみようと思った。少年のように移民する必要のない国ばかりになれば良いのに。
やっと今なら良さがわかる
本はずっと好きだった でも、個人的にこの映画をきっちり隅々まで見て味わうことができるのは今だから。 今までは、刺激の強さばかり求めていた。 イタリアの美しい風景と重なったこの物語。 ただし、最後の本のくだりだけはちょっと〝いただけません〟でした。
正直退屈気味
もうちょっと文学的な深みのあるジワーッとくる映画かと期待したがそうでも無かった。 ちょくちょく現れるお客さんもストーリー的には無意味だったりとイマイチ。重要な子供含め演技も微妙。唯一、舞台になってる街の風景は流石イタリアって感じの素晴らしさ。
モンテネグロから来た少年
私が子供のころは本屋さんも中古本屋さんも貸マンガ屋さんもいろいろありましたね。私は個人商店が多い街に住んでいたので、本屋さんはもちろん個人商店でした。だから今でも町の本屋さんが好きです。
イタリア人のおじいさんとモンテネグロから来た少年との本を通したコミュニケーションを描いたことにより、相手の立場や背景を理解するには学びが必要だということがわかります。また、明らかに昨今のヨーロッパでの人種差別を意識した内容でした。おじいさんから少年へのラストプレゼントは、民主主義を勝ち取った全人類に向けてのプレゼントなんですよね。
イタリアの景色が美しく、ここでカフェラテを飲みながら読書したいです。
丘の上の本屋さん
イタリアが舞台である事に惹き付けられました。古書店のリベロと隣人の青年ニコラとの何気ない日常のやりとりや、本が買えない移民の少年と出会いと会話、又、個性的なお客や知人、数少ない出演者だけど実にのどかで美しい 撮影の情景をすぐ側でみている錯覚に捉らわれるようにわかり易く、次が読める…💦 丁度、映画と舞台を併せたような感覚かな!? ストーリーにはしっかりと芯があり、リベロの何となく漂う孤独と不安が本好きな少年との会話のなかで心満たされていくのがわかる。 イタリアの美しい光景と素直な感情が観ている自分もジワーっと心が和まれるような良い作品だ。心癒されたいと思うときはきっと何度も観たくなるだろう。
美しい街並み、景色の中描かれるほのぼのとした日々。 古書店の店主と...
美しい街並み、景色の中描かれるほのぼのとした日々。 古書店の店主と個性豊かなお客との掛け合いが面白い。 観ていると住人のひとりになったような心地よさ。 ゆっくりと読書したくなる作品。
イタリアの最も美しい村
主人公は村の古本屋店主、やってくるのは隣のカフェのウェイター青年、アフリカからやってきた本好きの少年、ゴミを漁り本を見つけて売りに来る男、女主人が欲しがるフォトコミックを探す召使の女性、自分の書いた本を探してくれという元教授など。 イタリアの最も美しい村で、何気なく繰り広げられる日常は、ほのぼのとしていて癒やされる。
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