劇場版 SPY×FAMILY CODE: Whiteのレビュー・感想・評価
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良くも悪くも等身大のスパイファミリー+αなアニメ映画
凄腕なのに不器用
原作未読だが、TVアニメは欠かさず観ているので、本作も鑑賞。自分が観た映画館では1日の上映回数が半端なく、興行主がクリスマス映画の目玉と期待していることをうかがわせる。実際の入りは、平日昼間ということもあって客席の1/5ぐらいだったかな。
自分はこのシリーズの魅力は、明るい作画とスタイリッシュな音楽、それにその道では凄腕のプロなのに私生活ではどこか不器用な登場人物たちの愛されキャラだと思う。本作にはTV版の主要人物がすべて登場しており、そうした魅力を存分に味わえる。自分の推しキャラは、ロイド・フォージャー(江口拓也)が大好きなのに口に出せないフィオナ・フロスト(佐倉綾音)だな。
物語冒頭で登場人物とこれまでのあらすじが紹介されているのは、初見の観客には親切だ。
ロイドがフランキー・フランクリン(吉野裕行)にリキュールの入手を依頼した件はどうなっちゃったのと思ったけれど、最後の最後で回収されていた。
ただ、フォージャー家が旅先でアクシデントに巻き込まれるという設定が、TVで放映されたばかりの豪華客船のエピソードに似通っているのは惜しい。
また、音楽は主題歌が髭男、エンディング曲が星野源というTVアニメ第1期の組み合わせだけれど、エンディングに2曲続けて流すのはもったいないな。
入場者には小冊子が配られる。「う〇この神様」のくだりはなんだけれど、親子で安心して観られるアニメ映画。
100億超となるか否か
テレビアニメは1期の途中で挫折したものの、漫画はそれなりに見ていて、この作品自体は結構好き。ただ、紳士でスタイリッシュなものから、どんどん子ども向けになっていってSPY×FAMILY離れしていったのも事実。劇場版になってかなり気合いが入ってるみたいだけど、実際どうなの?と興味本位で鑑賞。結果としては、良くも悪くもいつものSPY×FAMILYでそれなりに楽しめました。
ストーリーとしては至ってシンプル。
ロイドが遂行しているミッションの一環である、星ステラの獲得が掛かったアーニャの調理実習。その審査員である校長の大好物、メレメレを求めてフリジスに行くこととなったフォージャー家が世界平和を揺るがす事件と関わってしまう!という、なんともらしい物語。「SPY×FAMILYなんてアーニャしか知らないよ」って人に対しても、設定やこれまでを振り返ってくれる親切設計。キャラクターの身振り素振りがアニメ以上に分かりやすくて、子どもたちも楽しめるようになっている。
だが、子ども向けを狙いすぎて、大人には物足りない&つまらないところも多々。私はこの作品に対してそれほど思い入れがあるわけではないから大丈夫だけど、ファンはガッカリするかもしれないし、本作を見て「もういいや...」と離れていってしまう人も一定数現れそうな、幼稚な展開だった。スパイ映画としても、家族愛を描いた人間ドラマとしてもかなり雑な作り。全くスマートじゃないラストも気に食わなかった。変わらない面白さもいいけど、せっかくの劇場版だからもっと飛ばして欲しかったな〜という気はする。
家族崩壊の危機を一応のテーマにしながら、緊張感はまるでない。あるのはアーニャの可愛さのみ。ストーリーに起伏があまりないのも残念。だけど、アニメーションのクオリティはこれまでとは段違いで、音楽も最高。アニメ映画のIMAXが当たり前になってあまり意義の感じられない作品も多くなっている最近では、ちゃんとIMAXの良さが生かされていて結構ワクワクした。主題歌、マジテンション上がったな〜。
それじゃあ、本作は100億円越えあるのか。
入場者特典の追加によっては十分考えられるかもしれませんが、作品自体のポテンシャルとしては100億超えは厳しいんじゃないかと思います。「呪術廻戦0」や「THE FIRST SLAM DUNK」のような何度も見たくなる、深いメッセージ性は無く、1度で充分というのが本作。いって80億が限界じゃないかな〜と読んでいます。ただ、ファミリー映画としては満足のいく出来で、冬にピッタリな暖かい作品だと思います。
偶然で話進めるのが苦手
良いところ
表情もアクションもよく動く
不器用ながらも家族を大事にしてるのが伝わる
ダメなところ
イベントの大半が偶然で進む、ご都合主義
思ったより子供向けに作られてた、特にトイレ。まあそれはそれで面白いし、そういう作品と思えば突き抜けた表現と言える。けど、まあそこ以外は割と真面目で茶化すような表現もないし、広い範囲で受け入れやすいと思う。
それよりもなあ、起こったイベントの大半が偶然で進むから、都合の良い出来物っぽさがあって苦手。個人的な嗜好ではあるんだけど、個々人の意思で物語を作って欲しいしそういうものを見たい。どこに行こう、そして誰と会う、何をするという選択の上でその意思のぶつかりあいに偶然が絡むのは仕方ない。運だから。ただこれの場合、偶然チョコが口に入る、偶然缶が飛ぶ、たまたま目に入る。もうなんというかサイコロ振って生きてるんですか?という感じ。もっとどうにか出来そうだけどなあ。
そこを除けば良いところはいっぱいあるし、なにより無自覚か自覚的かによらず擬似家族を好ましく思っていてそれぞれが力を振るっているところはすごく癒される。あっさり人は死ぬし結構被害出てるけどそれでもラストシーンは人として大事なものが感じられる。いい意味で子供向けだと思う。
ヨルさんの人間離れしたアクションすごかったな。最近の少し絵を崩して迫力を出す技法ではなく割と綺麗な絵のまま動いてた。素晴らしい。
フォージャー家を楽しみましょう!
コレもまたキッズアニメ‥‥
本作は、子供達が視聴できる時間帯ではない深夜にオンエアされるサッコンのTVアニメのイチ作品でしたが、最近その深夜アニメがキッズに人気となるケースが幾つかあります。鬼滅や推しの子、進撃はどうでしょうか‥‥
作中に少年少女がメインキャラとして描かれ、ヒーロー宜しく大活躍する様がウケるのでしょうか。まァ本作はガキンチョな訳ですが、ソレが可愛いとか面白いとかで評判な様子。加えて取り巻く大人キャラもハチャメチャでノリの良いギャグもあり、お笑い要素をふんだんに練り込んであるのが、更に人気を博しているポイントでしょう。
個人的には、マーケティング上ソッチに忖度していく傾向の本作の今後がイササカ心配ですが(ヲタの内では手垢と揶揄)、今回のオリジナル劇場版は比較的良好に纏まっていたと思います。とは言え一方では評価は二分されそうな気も。。。
全体的にスリル・サスペンス・アクションなどの魅せる要素はシッカリ抑えられており、笑いと興奮が渦巻く一大エンタメ作品に仕上がっています。
アーニャ以上に人気キャラのヨルさんの無双も多めで、ソチラのファンの心もキチンと掴んでいくスタイル。そしてお子様向け・お約束のお下品ネタも取り揃え、まさにファミリーで楽しめる内容です。ストーリーもまずまずで緩急もシッカリ付いてましたが、もうチョッとハラハラ感があれば尚良かったです。
マイナスだったのは、オペレーション梟から外される理由が取って付けた様なあり得なさだった事、何故チョコに機密情報を隠したのか、またその詳細については明かされなかった事、オスタニア軍のスナイデルが再び戦争状態にしたい理由も不明(本シリーズでは描写が戦後っぽくない+あまり政治的な話が出てこないので尚更)。
また身も蓋もない所では、ヨルさんのアクションがワンパターンなのが気になりました。本作ではラスボス同然の最強相手でしたが、もうチョッと戦闘シーンのバリエーションが欲しいです。ロイドはある程度の変装スキルは発揮できた?(TVオンエアの豪華客船の話はロイドの見せ場が殆どなかった)アーニャは、いつも通りでした(ウン◯の件w)。所々ご都合展開だったのは否めませんが‥‥
今回は家族のお話で各キャラを引き立たせるのが第一とは言え、周辺キャラもソコソコ描かれたので良かったです。欲を言えばユーリやモジャモジャはもう少し絡んでも良かったかな。ゲストキャラ+中の人は、あんな感じで充分です(寧ろ理想)。
評価は★4としましたが、かなり甘々な採点です。と言うのもココ数作がイマイチ良作に至らなかったので、その中では十分楽しめた作品でした。
期待してただけに残念
アーニャがかわいければすべてよし
展開が若干雑なところもあるけれど、アーニャがかわいいからOK。
両親の活躍もゲストキャラの頑張りもどうでもよくなって、みんなアーニャが持って行く感じ。
個人的には神様の声が千葉繁さんだったそれだけで、基本満足。
これはヤバイぞ
子供向けすぎる
話のピークは最初のちちとははのイチャイチャまでだと思う。アーニャに危機が訪れる前までの最初は凄く面白かった。むしろ面白いのそこだけ。それ以降は盛り上がりにかけるし、一切ワクワクしなかった。
無駄に戦闘シーンが長い。戦闘が長いから旅行の目的は最後にちょっと回収するだけだった。もっと帰宅後の話しても良かったのでは。
アニメが子供にウケたから仕方がないとは思うけど、子供ウケ狙いすぎていると思う。トイレシーンが長くて、しらける。あれは子供には受けているのだろうか疑問。そんなに原作って読者狙いを子供に絞ってないと思うんだけどな…… 私は原作好きだから見に行ったけど、はっきり言ってつまらなかった。小学校低学年以下の子供がいるなら見に行っても楽しめると思います。お子さんと一緒にどうぞ。
アニメオリジナルだけど・・・すき
女版クレヨンしんちゃん
おもしろいよ!
ヨルが強くて可愛かった
西国のスパイの父・ロイド、殺し屋の母・ヨル、人の心が読める娘・アーニャ、未来を予知出来る犬のボンドの3人と1匹はそれぞれの思惑のため家族のように暮らしていた。
ロイドは上層部からの圧力でオペレーションの担当者を変更すると言われた。また、アーニャが通うイーデン校では、調理実習での優勝者にステラが授与されることになり、ロイドはオペレーションの進捗報告のためアーニャにステラを獲得してもらおうと考えた。そのため、調理実習の審査員長の校長が好物だというフリジス地方の伝統菓子・メレメレ作りをアーニャに提案し、妻のヨルと犬のボンドでフリジス地方へメレメレを食べるため旅行に出かけた。そして・・・てな話。
ロイドはルパンみたいに変装が得意でイケメンだし、アーニャはちびまる子ちゃんみたいなオモロイ子だし、犬のボンドもなかなか活躍して楽しかった。
そして、ヨルがカッコよくて強くて可愛かった。
ヨル役の早見沙織の声も良かった。
続きが観たい。
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