「アイスが先か、冷蔵庫が先か」アイスクリームフィーバー uzさんの映画レビュー(感想・評価)
アイスが先か、冷蔵庫が先か
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コミカルなシーンに浮遊感のあるBGMを合わせたり、お洒落な画面にリアルな芝居が載ったり。
独特なバランスの作品だった。
正直、そのへんが成功してるかというと難しいところ。
興味深いところもあれば、アートっぽい演出が鼻についたりもしました。
一番好きなのが優と美和が間違い電話で笑い合うシーンだったので、ストレートに撮った方が、とも思いましたが…
しかし反面、他が捻ってたからあそこが活きたとも思え…う〜ん。
演技は全体的に素晴らしく、水曜日のカンパネラ新旧ヴォーカルも問題なし。
(コムアイがあまりに普通で逆に違和感。笑)
吉岡里帆の表情芝居もよかったが、個人的MVPは松本まりか。
毎度ながら、ともすれば甘ったるくなりそうな独特の声も踏まえたバランス取りは見事。
姉との過去や、姪との関係性を自然に見せるのは凄い。
「言語化できないということは、誰にも共有されないということで、つまり自分だけのもの」という考えは印象的。
また、ありきたりながら後半にちょっとした仕掛けがあるのも良い。
女性ばかりの画面で、モブに至るまで美人揃いで目の保養にもなりました。
(優たちとニアミスした古川の手前に映ってたショートボブの方、最高)
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