娼婦ケティのレビュー・感想・評価
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オランダとフランスは国旗は同じなのに文化が違う
アムステルダムの街は今でもこの行為が合法とされていると聞くが、真実なのだろうか?先進的な国に於いて、この行為が未だに排除できないのは何故か?
さて、オランダが『王国』で、フランス共和国の国歌を歌う姿を見て、オランダ国民は『社会主義者!』と罵る。それはオランダ国民に対するアイロニーと思ったが。
また、国旗は3色旗で同じ色。オランダ人のフランス人に対する劣等感を表しているのか?
そして、オッフェンバックの『美しい夜、おお、恋の夜よ』と『天国と地獄』同じ作曲者なのに表現の美しさが天国と地獄と言いたいのか?
そして、オランダは今でも場所によって売春は合法化されている。
全部ひっくるめて、演出家の母国に対するアイロニーを感じて、評価を高めようと思ったら、なんとなんと♥実在の人物出そうで、評価出来なくなってしまった。映画の中でそう言った解説はして欲しくなかった。
最後がとても印象的。 吸血鬼的な何かを連想させるけど、命の象徴でも...
最後がとても印象的。
吸血鬼的な何かを連想させるけど、命の象徴でもある血を吸うってことが、生きるためになんでもやってきた、泥水をすすってでも生きる、そんな感じにも見える。
楽しい地獄
バーホーベン作品で唯一レンタルもなく観れなかった作品、いつの間にかU-nextで配信されていました。ありがとう、ありがとう。
もう序盤から最後まで素晴らしいの一言に尽きるんですが、唯一の欠点は短いこと。あと5時間はいけました。
彼女の人生のプロローグで終わってしまったような、やや唐突なラストは残念ですが、むしろ始まりに到達するまでのドラマとも言えるので、これで良かったのか……しかし100分足らずで捨てるには惜しい(誰一人ロクな死に方はしないであろう)キャラクターばかり。どこまで正確か知る由もないですが、19世紀末オランダの地獄のような街並みも逆に引っ越したくなるくらい魅力的。
貧困というテーマは色んな媒体で幾度となく描かれてきましたが、どれも気分は重くなるかりでしょう。その点この作品は大丈夫、ロボコップばりに不屈のヒロインが人生を突進する話なので超楽しいです。
"NeelDoff"
極度の貧乏大家族、姉はアバズレで両親は毒親、ケティの血気盛んな気の強い性格で様々な困難も明るいキャラで乗り切る逞しさからの成り上がりロードを爆進しながら、ハッピーエンドが吸血鬼みたいに終わる唐突さ!?
ポール・バーホーベンらしい破廉恥さが際立つ前半から過酷な運命を辿るケティかと想像しながら、物語展開も失速気味で無難に解決される事柄にこれが実話である伝記映画として多少の驚きヲ。
若きルトガー・ハウアーがイケメン過ぎて、役柄は嫌味のないクズ男ではあるが。
ケティ
なんとなくWANDAを思い出した
印象に残っているのは、優雅なピアノのメロディと
チョコレートのシーン。
男に身体を貪られている間、ケティは
男のコートにチョコ菓子を見つけ、頬張る。
ケティにとっては残酷なシーンなのだが、
そのすぐ直後に男が気づき、ケティからチョコを
奪って食べる美しいシーンに移り変わる。
この移り変わりが美しかった。
血を吸うラストは、衝撃的だった。
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