NEW RELIGIONのレビュー・感想・評価
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BAD RELIGION
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予告の雰囲気と、瀬戸かほの圧倒的に美しい無表情に惹かれて鑑賞。
まず、冒頭のイメージ映像のようなものが長い。
その割に娘との関係性などはすっ飛ばして進めるあたりで、話を見せる作品ではないと覚悟した。
風俗嬢の待機部屋の有り得なさ(いや実際は知らんけど)とかも、ツッコむとこではないのだろう。
とはいえ妙に生々しい部分もあり、リアリティラインの置きどころに困る。
中盤、いや終盤入り口で雅が娘と対峙するあたりまでは面白く観れた。
でもそこからの流れが理解不能で、いきなりぶった切られて終わったのでモヤモヤだけが残る。
そりゃ「話を見せる作品ではない」と覚悟はしたけど、物語の体を取るならもう少し何かあるべきでは。
これでは映画というよりイメージビデオだ。
過去改変できるかのような“救い”と、放火や殺人などの因果関係は不明。
粗筋にあった「肉体の感覚を失っていく」ような描写も特に見つけられなかったような…
瀬戸かほはやはり綺麗だし、ベランダで虚空を撫でる仕草や表情は素晴らしかった。
対してドライバーの相沢が棒読みや不法侵入(しかも手袋すらしない)など、色んな意味で浮いてた。
あおい役ももう少しなんとかならなかったかな。
岡役の不気味さやシュールさは結構好き。(頭から蛾の翅が生えたように見えるカットは笑った)
思ったより赤い画面が少なくて安心したのだけど、暗室でもない撮影場所が赤い意味はあったのだろうか。
我と蛾
退屈か没入か賛否がわかれそうな作品
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