魔女の香水のレビュー・感想・評価
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僕の心は汚くて、スクリーンを観る目は濁っている。きっと。
コンサルあるある、自己啓発、引き寄せの法則などなどが、通奏低音のように気持ち悪く、潜められている。
一見、コンプレックス女子が啓発されて成功していく本筋に、魔女の過去の恋愛記憶が、オリジナル香水の形になって牽引剤となっていく。だが、この香水が自己啓発書の章立てのようになっていて、鳥肌がたつ。
指南するしないの選択は
魔女と呼ばれる女性と出会うことで人生を見つめ直し前向きに進む女性。その中で出逢う人々との関係を描く。
ただ主人公の選択というより魔女さんの指南により開ける道。そのためレールの上を進んでる様で、なんとなくゆるーい2時間ドラマを見てるようでした。
もう1人、選択により苦しむ女性が出てくるのだがこの女性を出す必要があったのか?また彼女に対してその時々で魔女さんは何をしたのか?は描かない。
ありがちな物語ではあるが、香水のメッセージと努力経過が魅力を引き立てているとは思われる
主演の黒木瞳氏の舞台挨拶を二列目の席を予約して観る。顔の比率が非常に小さく、斜め上からの照明にために顔に影ができていたのが残念だった。この日二度目の挨拶で、一度目のときの黒い衣装から白い衣装に着替えてきたという。隣席の二人は一度目も観に来たと手を挙げていた。進行役が、どうして肌が綺麗なのかと問うと、洗顔をしていない、化粧水で洗っていて、それは自分も若い頃、年配の先輩から教わってずっとしているという。八女高校で演劇を始めて、八女弁で発声練習をして、宝塚でも関西弁でやっていたので、共通語が身についていないという。八女から毎週薬院近辺に様々なレッスンで通っていたという。売店で準備していた香水が完売されたことを聴き、ネットで買えるのではないかとの黒木氏発言に対して、進行役は、また取り寄せて、観に来てもらいたい、と言っていた。
映画の内容は、桜井日奈子氏演じる派遣従業員の恵麻が、男性正規従業員の様々な嫌がらせに直面しながら、主として黒木瞳氏演じる魔女の弥生の癒やしと助言によって立ち向かっていく物語で、夫のモラルハラスメントに悩む女性の姿が並行したり、恵麻の派遣先で出会った小西真奈美氏演じる理解ある女性上司と後に意気投合する動きもみられる。ただ、途中に出てくる一見頼りになりそうで、だめ男だった平岡祐太氏演じる蓮の役柄が興醒めだった。弥生と恵麻に隠された血縁が明らかになるかと予想されたら、意外な人物との縁故関係が明らかになった。弥生の若い時分の姿は、黒木氏が素のままで演じていると言っても過言ではない。監督が「この映画で魔女さんが恵麻に伝えるメッセージはどんな方にも当てはまります」と言っているように、ありがちな物語ではあるが、香水のメッセージと努力経過が魅力を引き立てているとは思われる。
退席に時間をかけなかったと思われるが、二度目の挨拶回とはいえ、後部座席のかなりの部分が空席だったようである。一週間前の光石研氏の舞台挨拶上映が午後と夜の二回とも満席になっていたのに対して、残念なことである。
香りを映画にする難しさ
…香水には
その人が付けていた
香りでその人を思い出したり
懐かしく思ったりすることができます
香水を調合し香水を売るお店の
女主人黒木瞳の美しさに
年齢を感じさせない魅力的な
役がピッタリでした
そして
自分の価値がわからない恵麻役の
桜井日奈子がよかった
香水にもストーリーがあって
その人に合う香水をつくる
どんどんアイデアを出しあって
新たな香水を作り出す
という興味深いものでした
匂いや味などは直接感じることは
できませんが…
料理は見た目で美味しそうに
感じることができます
が・・
匂い香りは見た目は色の違い
だけなのでちょっとわからない
想像を膨らませて…ですね
感情豊かな恵麻役の日奈ちゃんが
とってもよかったです。
やられました。良い意味で。
皆が皆、何かで成功できるわけでもないし、
成功だけが幸福ではないと思いますが、
もうちょっと、自分のやりたい事を頑張ろう、
と思わせてくれる作品でした。
結末はそうくるのか、という感じで良い方の意味で期待を
裏切られました。あんたそこに居たのか、っていう。
なんでもお見通しの魔女さんもそれは見抜けなかったのですね。
最後の香料の一つは「キンモクセイだろう」と
勝手に思ってました(笑)
ただ設定に無理があるような気が、、、。
尊敬するとか言いながら父親が浮気していた点、
息子が父親の前のパートナーを訪ねていた点、
フランス育ちだからということなのでしょうか。
どうやって探し出したんだという点。
あと、中古のバッグ高すぎな件(笑)
(追記:知らなかったのですが、中古のバッグでも本当に高額なものも
あるんですね。驚き!)
残念ながら匂いは分からなかったけれど、
香水とかホットチョコレートとか、
心を落ち着けてくれるものがあるのは大切ですね。
黒木さんはさすがです。桜井さんはどうかなと思ってましたが、
良い演技でした。
見ごたえのある映画でした。
黒木瞳は美魔女
バンケットホールで接客の仕事をしてる派遣社員の若林恵麻は、正社員を目標に頑張っていたのだが、上司が同僚へセクハラをしてるのを目撃し、注意した事で契約解除になってしまった。生きるため、風俗のスカウトに声をかけたところ、魔女と呼ばれる白石弥生の香水店に連れてこられた。香りに興味のある恵麻は、しばらく弥生の店を手伝うことになり、ある日、金木犀の香りのする横山蓮と出会った。数年後、香料会社で働きだした恵麻は、営業先で蓮と再会した。仕事で頑張って自分の香りをお客様で社長の蓮に気に入ってもらえたのに、上司から妬まれ、再びクビになってしまった。その後、弥生のアドバイスで起業するのだが、さてどうなる、という話。
特に秀でた能力も無く、貯蓄もない恵麻が、あんなに簡単に起業できるものかい?って、薄っぺらな作品だなぁ、って感じた。
香水店の店主・弥生役の黒木瞳は、店主役の時は白髪で60〜70代くらいの役だったが、回想シーンで黒髪の20代?を演じてて、さすがの美魔女ぶり発揮で素晴らしかった。恵麻の先輩役の小西真奈美もカッコよくて存在感あって素晴らしかった。
なのに、肝心な恵麻役の桜井日奈子がイモ過ぎた。以前みた、死なない彼女、の時も酷かったが、あれからしばらく経つのにほとんど進歩がない。蓮が死んだ時に泣くなら涙くらい流せよ、なんて思った。なぜ主役級で使ってもらえるのか不思議。
それと、ストーリーが陳腐すぎだった。
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