「少しずつしか進まないけどそれもありなのかなぁ…。」キングダム 運命の炎 yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
少しずつしか進まないけどそれもありなのかなぁ…。
今年254本目(合計905本目/今月(2023年7月度)40本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))。
原作ありということで、前作はVODで課金してみた程度で原作自体は知らないほうですが、一般的な中国の歴史の知識以上のことは求められないので(難易度の高い語句は置き換えられている)、そこは安心といったところです。
どうしても原作の範囲に収めようとすると、時代考証や史実ほかを重視すると絶対にありえない物が出てくることがないため、戦闘シーンに関してもどうしても地味という部分はあります(それは古代ローマにせよ何にせよ、時代が古ければ古いほどやはりそのハンディは出てくる)。
かつ、多くの方が書かれているように、妙なところで終わってしまうのがやはり難点で、このレベルの映画になると1作品作るのに10か月~1年くらいかかるのか、次作は2024年になりそうな予感です(そのころには本作品もVODになっていると思うし、逆に原作ファン以外は「予習」していかないとよくわからなくなる)。
どうもドルビーシネマ向けでIMAX向け作品ではないようですが、なぜかその扱いでした。とはいえ、だからといって音が落ちたり映像の質が落ちるというものではないので(映像データの互換性はある模様)、そこはどこの映画館にいっても一緒かなというところです。特別音がきれいというわけではないものの、戦闘シーンに関しては圧巻の一言で、やはりここは大手の映画館、ということになると思います(趣旨的にミニシアターで見ると醍醐味がなくなってしまうか、薄れてしまう)。
採点上、やや気になった点はあるものの(月に関する、当時の中国の科学水準では言えないセリフが出てくる等)、この映画でそれを指摘しても仕方がないので減点なしのフルスコア扱いにしています。