君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価
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もし監督の名前を伏せていたら?
金曜ロードショーにて。
途中まで、面白くなるかもしれないと期待しながら観てましたが、残念ながらどんどんつまらなくなっていきました。
アオサギと眞人の「全てのアオサギは嘘つき」「それは本当」「それも嘘」のやり取り、そして負傷したペリカンの「生きるためにはワラワラを食べるしかない」等のシーンは期待できそうだったんですが。
他の作品と比べると、キャラクター達の魅力があまり感じられませんでした。
これ、宮崎駿監督の名前を伏せていたら、評価は一つ以上下がるのでは?と思ってしまいました。
家族の話
多感な子供と新しい母親のわだかまりが
とけるまでのお話
とりあえず表層のテーマはこんな感じですよね?
眞人君はちゃんとした賢い子だと言うことは冒頭で凄く感じた
火事を見てた2階の窓を閉めるし、外出る時はちゃんと着替える、挨拶する時は帽子をとるetc
教育の行き届いた立派な子なんだと感じる
だからなんだろうか自身の不満不安をちゃんと言葉にできないんかね
怪我して気を引いて見たり、年相応の反応がいじらしいじゃないのよ
少年から大人へ精神が習熟していく様は美しい
先人の意思を継ぐと同時に、自身の意思を持って生きていきたいですね
細かな考察要素が顕著に散りばめられてる割には、見やすい構成で流石ハヤオだなと感じました
考察しないと「なんやねんアレ」ってなるから嫌いなんだけどね
結局、作中で明確に答えが出てなければ考察は、ただの妄想だからスッキリしないんよね
ハヤオの集大成としては良かったんじゃないですかね
一回観てみるのは良いと思います
ヒミの演技はトップクラスに下手だった
時代柄かもしれないけど嫁の妹と即子作りしてるのキモくない?
ごめんなさい、理解不能です。
ここ半年ほどずっと体調を崩していて中々観られなかったのだが、先日中古のBDを購入したので鑑賞した。
コレは、宮崎駿監督の極めて個人的な生い立ちや体験を、走馬灯のように鮮やかな色彩で描き切った、観客の理解なども全く考えないファンタジー映画だと感じた。
個々のキャラクターの仔細は全く分からないし、新しいお母さんを探しに行って、本当のお母さんに会えた喜びまでは何となく分かったが、大叔父さんが保ち続けた世界を呆気なく壊して「自分の世界を作るんだ!」と自信満々に帰って来る辺りは殆ど理解できなかった。
ただ、とにかく晩年の黒澤明作品をも彷彿とさせる、そんじょそこらのフワッとしたアニメ等とは程遠い《力強い、強烈な色彩感覚》は観ている間、本当に心地が良かった事だけはハッキリ言える。声も、より自然な人間らしい喋りを意識して、敢えて有名な声優を使わず、様々なジャンルから選んでいるのも宮崎駿らしい発想だ。まぁ、以前の○野さんより酷い喋りwをしていた人は居なかったから、その点でも良かったが。
NHKで制作過程を追っ掛けてたドキュメンタリー番組も録画してあるので、これから後を追い掛けて、物語をより楽しみたいと思う。
最後に、今流行りのアニメ等をひたすら見ている若者たちに伝えたいのが、《乱暴なほど大胆な構図やアングル、原色に近い色使い、かと思えばまるで見てきたかのような精細な背景描写》、これらが混沌とした物語の中でどれだけ観客へ芳醇な効果を発揮出来ているか、たとえ物語が分からなくてもどれだけ観客の心に突き刺さる映画と成り得るのか、映画館の大画面でしっかりと目に焼き付けておいて欲しいと云う事だ。
これは宮崎駿にとって最終作に成るかもしれないが、そうなっても惜しくは無い、ぶっ飛んだ作品だという事は、良く物語が理解出来ていない頼りない映画好きの一人としてだがw、強く言っておきたい。
鬼才復活 ネタバレあり
訳がわからないとかストーリーが分からないという感想が多く見受けられるがそれだけ日本人の想像力が乏しくなったという事。
昔はゲームにしてもアニメや童話、小説や映画でも訳がわからないところを想像力で楽しんだり補正したり補う空想力で楽しむのが醍醐味だったのに、CGや3D、リアルさばかりを追求されたメディアや駄作に囲まれてわからないものを楽しむ人間の想像力を失ってしまった。
退化した人間、それこそが外の世界へ出て知性を失ってただの鳥に戻ったインコ達のようなもの。
基本線は宮崎駿の人生と子供時代の体験と空想。子供の頃の空想力は感覚で感じた世界をイメージであの映画のようにどんどん広げていく。
大叔父とは高畑勲がモデルであるとご本人が明言しているが、高畑を失った宮崎駿の作品は今作含めあの頃のジブリの名作では無くなっていく。高畑が生きていたら今頃どんな作品作っていたかな?など想像して映画を見たらそのキャラクターが高畑勲だと。
宮崎駿ご本人もきっとそれを感じ考えていたのだと思った。
宮崎駿と久石譲の傑作、風の谷のナウシカですら高畑からすれば30点。
作品を社会的で歴史や現実と整合性を整え哲学的な主題の筋を整えるのが高畑の哲学であり役割だ。
知性を与えられた鳥達はもののけ姫の動物のように知性を持ち大叔父に与えられた仕事を遂行しながら食べさせられていた。
それがスタジオジブリも意味しているのかは分からないがその世界は平和で守られ世界が破綻しない均衡のとれた世界で、戦争からも守られていた。
あえてその世界を壊して飛び出していく主人公。
これは完全に原作ナウシカのナウシカに見えた。
均衡を整えるための墓所の主や文化を守る庭園のヒドラが大叔父、その主が世界を守らせるために選ぶ皇帝がインコの王、ヒドラや博士や喋るシカが鳥達、森の人やユパのかわりにキリコがいる。歪んだ愛情から真の愛に変わる夏子はクシャナとトルメキア王と母、
そして墓所を破壊したナウシカと巨神兵が眞人とヒミ。眞人を守る老婆は大婆やミトたち。
大叔父は宮崎駿にとっても作品の整合性や均衡を守る人であると同時にそれは大人の悪意であると感じていた。本来の駿はミヒャエル・エンデのように想像力全開、子供の空想力全開のわけのわからなさが面白い楽しめる作品をつくりたかった。だから高畑勲を失った事で世間からは駄作といわれたり訳がわからないと言われるようになるが、それこそが自分達の意思で生きれない人間は人間ではないという駿の生き様、哲学の現れ。世界を壊す事になっても与えられた仕事に従事してバランスをとるのではなく自分の意志で冒険をすべきだというメッセージ。
どう生きるか?高畑勲と宮崎駿、少年時代に出来ていた自由な空想、戦争から逃れて描ける冒険の不思議な世界。周りの人達、母親と父親、宮崎少年。
宮崎駿は自分はどう生きたか、行きたいかを改めてこの作品に映したのだと思う。
色々な作品のモチーフや想起させる世界、キャラクターは集大成だったしワラワラはコダマからトトロに変化する過程の中間の存在にも見えた。
宮崎駿の空想力の感覚がナウシカの頃の鬼才、若さに戻ったようにも感じたし久石譲の音楽もやり飽きてつまらなくなった駄作からナウシカやラピュタ、もののけ姫の頃の尖った感覚を取り戻しながら円熟や進化の先にある無駄がなく美しい作品だった。
久石譲にとっても一つの極み、集大成に
なった感覚があると思う。
そして肝心のアオサギは道化師。ナウシカやラピュタやもののけ姫ではクロトワやドーラ一味やジコ坊のようにちょっと悪くて悪意があるけどドジで主人公達を導く道化師のような大人が出てくる。
これが鈴木敏夫なのか誰なのかはわからないけど、悪意のある大人との付き合い方や時に助けになる存在もまた宮崎作品の肝の一つ。
この作品に感じた印象は2人の鬼才復活だった。
面白くない
それぞれの考え方
鳥嫌いになりますね
子供向けなのだろうが果たして子供たちは何を思うのだろう、恐らく鳥が気味悪く嫌いになってしまうだけの映画ではなかろうか。おじさんが観てもさっぱり分かりませんでした、戦時中と言う設定だから、反戦映画かと思ったがそうでもなく宇宙から来たエイリアンの謎の石が作り出したらしいマルチバースの奇妙な世界で行方不明の継母を探す真人の冒険がダラダラと続きます、2時間越えはちと長すぎます・・。兎に角、作家性が強すぎて、話題作ではありますが今までの名作に比べると独りよがりの難解な冒険ファンタジーでした。
可愛いキャラもいましたが 怖いのもいたね。
確かに母の死が最大のテーマかも
タイトルなし(ネタバレ)
追記
主人公の男の子が自分の頭を石で殴ってけがする場面。
男の子の利発さ図太さ只者でないのが表れてる。
田舎の学校じゃ異物の自分はぼこぼこにやられる。父も見当はずれで真の味方ではない。だから自分に致命傷的傷(痛々しい)を与えて学校に行かされるのを避けたのだ。
いい映画だった。予想以上。思い出のマーニーなどの米林監督、息子吾郎監督の作品や宮崎監督自身の過去作などその他をいろいろ連想した。もちろん欧米の児童小説の世界やアンデルセンや雪の女王なども。
異世界へ飛び込み旅をする。相棒と最良の友達になる。良きアドバイザーと出会う。私は見飽きなかった。
目新しく感じたのが、主人公の男の子がえらく利発な感じだったこと。
もう一つ、主人公の父親が爛れた雰囲気だった。伊藤英明かと思ったがキムタクが声優をしていた。キムタク恐るべし‥‥。魅力的だし、存在感ある。宮崎監督にハマったから、再度、起用されたのだろうか。すごいね、ジャニーズって。
さらに主人公の母がなまなましく美しい。
ディズニーにはないと思う、この映画のような余韻。あらすじに縛られてないからこその良さ。最高級の画力に裏打ちされたイメージがおしげもなく連投される。
ゲド戦記で感じたが、この世を良くしている正義は、地味でかっこわるいぐらい地道な目立たない努力によってささえられている。この映画にもそれを感じた。
宮崎監督自身の人生のストーリーから想起した映画なら、大量のオウム達(大衆のことかと思ったが、他のレビューを読んで思い直した。一緒に仕事している仲間のことだ。)相棒アオサギやキリコやその他は仕事仲間。主人公は監督自身。自分の宿命と向き合いながらコツコツと誠実にアニメを作ってきた、人生をささげてきた。娯楽消費者の考える想像以上、膨大な労力をアニメ制作は必要とする。
私(宮崎駿)はどう生きればいいか?
「君たちはどう生きるか」どうしたんだい、宮崎駿さんは
私的レビュー(妄想)
君たちはどう生きるか、というより私(宮崎駿)はどう生きればいい?という印象。
公開当時にやってた宮崎駿のドキュメンタリーを観たけど、ひたすら高畑勲を追い求めて苦悩してる様子があった。
大叔父を高畑勲に重ねてると言ってたけど…なるほど、主人公は宮崎駿なのか。
親しい人が亡くなって、始めて人の生き死にに真面目に考えたのだろうか?この監督(じいさん)は…
宮崎駿は、大叔父(高畑勲)のいるあの世界で、作ってこれたんだ!
でも、高畑勲という自分を支えてきてくれた人の存在の大きさに、失って初めて気づいたのか?!
今作は、力は入ってるけど宮崎駿の魂が感じられない。
だからなのか、劇中の世界観は過去作と印象が被るし、技術も今まで培ってきた物で表現しているそう。
牙が抜かれたかの様な、あの宮崎駿が丸くなったみたいだ(あの歳になってようやく!?笑
今までは声の表現にも拘っていたところが、まるで感じなかった
結論、今まで設定してきた世界でキャラクターを生み出してきたけど、
「君たちはどう生きるか」は、自分の人生を表現した作品だと感じた。
あ、映画としてはイマイチかも。
ジブリ宮崎駿の映画として観たら大変面白い!かなと思いました。
よく解らない
公開まで情報を遮断していた作品。
ジブリファンの私は公開と共に観に行きました。
結果、何が何だか良く解らない。
印象に残った場面しか頭に残らないでした。
それから金曜ロードショーで再び観ました。
初回よりはあらすじは解りました。
でもやっぱりよく解らない。
現実の世界が長く、戦争中の日本をリアルに描写していて、それが長く、異世界(彼岸?)の中はまさにカオス。
宇宙からの飛来した塔だからあの世に繋がっているのかもしれないが、義母を探して、若い自分の母と再会する。
題名の「君たちはどう生きるか」は現実世界で主人公が母のメッセージが書いてある本から取ったのかと思ったら、番組の最後に監督からのメッセージがあり、あの世に母を探し、この不正の世界のでどう生きるかにある様で、少し納得しました。
でも作品内で、もっと君たちはどう生きるか問う、考えさせられる映像になっていたら、この作品を観て「自分たちはどう生きるか」を考える作品になったと思うし、自分の気づきにもなったと思うが、映像からは何も伝わらなかったです。
うーーーん…正直わざわざ引退撤回してまで創りたかった作品がコレ??...
うーーーん…正直わざわざ引退撤回してまで創りたかった作品がコレ???って感じ。映像は確かに凄いけどハッキリ言えるのはコレをお金払ってまで映画館で観なくて良かった〜って事だけかな。そもそもタイトルとの関連性があまりにもアレ。事前情報がほぼ0の中蓋を開けたらコレでしたってあまりにも詐欺っぽい 笑
感じ方や考え方を観客に委ねるってゆうコンセプトで創られたモノだからまぁしょうがないのかもだけど風立ちぬから思ってた作品テーマがもう”人間”にフォーカスしちゃってる&声も半端な俳優を使ってるから作品がどうしても更に生々しくなっちゃうし少なくとも私が好きで憧れた宮崎駿の世界観はもう観れないんだなぁと少し寂しくなった。とりあえず金ロー次回予告の紅の豚が楽しみすぎる事しか印象に残ってない 笑
万人受けはしない
ジブリがどんどん浮かぶ
ストーリーについては、省く
とにかく、ジブリがどんどん浮かぶ。
炎を見ては、ハウルの動く城
走るシーンは、天空の城ラピュタ
まっくろくろすけ、白いバージョン
などなど
追いつめられ、緊迫感があるのに、
あれやこれや、キャッキャとはしゃいでしまいました。
金曜ロードショー
感想ですが
ハウルの動く城、千と千尋の神隠しなどを取り込んだそんな感じの映画です。宮崎駿の集大成が詰まった映画なような気がしました。
今まで見てきた崖の上のポニョのような海がシーン荒地の魔女のような登場人物またもののけ姫のような感じの動物の変化
もののけ姫森の中生き物に似たような内容もよくわからなかったけど声優の声など色んな方がやられていて楽しめます
(積)木を見て森見えず
好みが分かれるか、
んー、好きな人は好きでハマる?評価する?ような、不可思議な作品。
「宮崎駿だから」なのか、なんでもアリなのか、その設定、世界観が自分にはよくわかんない、ついていけないもんだった。
見てる人に酷なようにも感じるし、見てて苦痛にさえ感じた。
「だからナニ?」、「何が言いたいの?」みたいな。
この作品、ストーリーで、なにがどう「君たちはどう生きるか」なんだろう。
そこで興味を掻き立てられるでもなく、前向きに見られるでもなく、でも最初で最後か、なんとか最後まで見たかんじ。
途中で寝たけど。
千と千尋とかハウルとか紅の豚とかもののけとか、そのあたりに「慣れて」しまって「ジブリだから」というかんじで見てると、このテのストーリーは難しく意味不明に感じてしまうのか。
個人的にはまったくついていけずハマらなかった。。。
映画館にカネ出して見に行かなくてよかった。
画や景色はキレイな描写であれど、ストーリーや設定は雑に劣化してはいけないだろう、と。
昔のアニメ画像でもストーリーが純粋にいいもの、何回でも見たくなる昔の「ジブリ、宮崎駿」がいい。
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