君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価
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全米No.1になったので今更見に行きました
確かに問題作ですね。面白くはなく、長く感じました。ただ作家、クリエイターはこれでもよいような気がします。でも宮崎氏の経験談と分かっていたら行かなかったかもです。
それと、役者、声も今一つと感じました。なんで声優を使わないのかなぁ。絵は綺麗だし、昭和初期の日本の家屋の良さなんかはありました。
にしても、眞人の深層心理などは宮崎氏の事だと思うと深掘りする気にはならないので、暫くすると忘れちゃう作品のように思えました。ストーリーに関してどうして?とも思いませんしねぇ。ある意味予想通りでした。
ジブリの映画
詳しい情報入れず、やっと見れた。
ザジブリ映画だった。
あっという間に終わった。
ただ、タイトルとこの映画の繋がりがエンドロール中考えてた。
宮崎駿は戦争がからむけど、僕ら昭和戦後世代には少し理解できないところがあり、いまの子たちにはわからないだろう。
久しぶりのジブリ作品
冒頭の絵が迫力があり それだけで
久しぶりにジブリを見たなと泣けてきた作品
後は流れるようなストーリーで
賛否両論分かれるのもわかる
時間があって何回か見て
その作品に没頭しきれたら好きに慣れそうな作品
私達はどう生きるか?どう過ごしてきたか?自分は、貴方は?
綺麗な映像でした。
様々なシーンで作者の問い掛けがあると思います。戦前、戦後、夢遊の意識、今この時、この瞬間。
一人の人生、それぞれの生涯、背負う時代は、誕生日に翻弄される。その渦中でどう生きるか?どう過ごしてきたか?活きて行くか?
自身の人生、息・呼吸を只しているのではなく、どう自身の生涯を活き抜くか?
鑑賞してから四が月経っての感想です。
振り返れば未熟な自身を恥じ入るばかり!
短い生涯、これから、今からでもしっかり立ち向かい活きて行こうと思いました。
やはり映画館で集中して見るべき、再認識しました。
やっぱりジブリ好き!
遡れば小学生の頃、友人に誘われあまり興味のなかったアニメ映画だったので、朝早くから新宿まで行くのヤダなーとイヤイヤ行って観た「風の谷のナウシカ」で
あまりにも衝撃的で号泣し、終わった後なかなか席から立ち上がれなかったのが、ジブリとの出会いでした。
小学生ながらにこんな世界があっていいのか…と
イヤイヤ来た事を心苦しく思いました。
それからジブリの映画は、必ず映画館で観てきました。
宮崎さんは、私の父と同世代なのですが
頭の硬い昭和初期の頑固オヤジだったので
同世代でこんな世界を描ける柔らかさと、
世界観、創造性に
今回も驚き、惹き込まれていました。
「君たちはどう生きるか」という問いは
「私はどう生きたいか」という、観た人それぞれの
答えがあるように思います。
きっと私も死ぬまでこの問いを自分に投げかけ続け、
いくつになってもこんなふうに豊かな柔らかさを大切に持っていたいなと感じました。
おじい様の来ていたガウンが、風の谷のばば様と同じような物だったのも嬉しいポイントでした!
今までのジブリ作品にでてきた色んなものが
隠れていたのも楽しかったですね♡
問われた課題はあまりに重い
巨匠にしか許されないような世界観の作品だった。日本人に若者にクリエーターたちに問いかけられた課題はあまりに重いものだと感じた。考えさせられすぎて途中で考えることを放棄してしまったのでまた時間をおいて改めて鑑賞したい。
ジブリファンとしては、久しぶりのジブリ映画を劇場で鑑賞できただけで...
ジブリファンとしては、久しぶりのジブリ映画を劇場で鑑賞できただけで嬉しかった。
でもはじまりの青いトトロが1番感動したかも。
マーニーとアリエッティと風立ちぬをごちゃ混ぜにして、哲学的な難しい雰囲気をプンプン匂わせた感じの映画。
ラストもうすこし主人公の成長が見たかった。
観てよかったけど、ジブリの中でアリかナシかだとナシ。
その後もう一度観る機会があったけど、やっぱり理解しきれなかった。
他人の内省世界。
宮崎監督作品を劇場で鑑賞するのはナウシカ以来二回目。
好きなのは未来少年コナンとナウシカだけで、ジブリだからとかそういう思い入れは全くありません。
で、本作。
宮崎駿氏の内省世界をひたすら見せられます。
何を作っても許される晩年の大御所監督が作りがちな自身を内省する為の映画で、そこに観客の為のエンタメは無いです。宮崎監督も結局そこに落着しました。
他人の内省世界なので、それは当の本人にしか知りえない世界。
それを見せられて分かった気になる人間もいるだろうし、そうでない人間もいるでしょう。
アニメ作品にありがちですが、考察して分かった気になれるファンなら楽しめる映画だと思います。
個人的に苦手だった点。
アオサギというキャラが登場しますが造形が醜くキャラ自体もウザい。主人公をいざなってしまう重要キャラで割と出ずっぱりですが、単にウザいだけなら別にそういう作品なので問題ないです、ただの嫌いなキャラで済みます。
しかしこれに声をあてている菅田将暉の声や演技が悲惨過ぎてウザさに拍車をかけている。自分には終始コレが引っかかってしまい冷めてしまっていた。やっぱり声優はプロにやってほしい。
単純にエンタメとして楽しもうとする向きには合ってはいませんが、いろいろ想像を巡らせながら鑑賞していけば普通に楽しめます。作画や動画、映像全般は相変わらず素晴らしいし。
ご本人はまだやる気らしいですが年齢的におそらく最後になりそうなので、とくにファンというわけでもなくジブリに思い入れが無いにしても、記念に見ておくのもよいと思います。
ファンタジーの醍醐味
ようやく観賞しました。レビューでは賛否あるのは知ってたが、予備知識ナシで臨みました。基本的にファンタジーやおとぎ話的な世界観こそジブリの真骨頂だと思ってますので、違和感なく観賞できました。
ストーリー展開もわかりやすく、序盤の前フリから異世界への旅立ちまで青サギでうまく興味を引き立て誘い繋いでいます。そこからはファンタジーです。次はどうなるの?とワクワクドキドキ感をもたせる展開は見事だと思います。それがファンタジーの醍醐味だと思います。
ストーリーが難解だとか何を言いたいのか分からないとの批判も一定は理解できるけど、そんなに小難しく考えなくても楽しめると思いますよ。どう解釈しようが観た人の自由です。それでいいのです。宮崎駿の脳内は宮崎駿にしか分からないですよ。
「戦争」が根底にあって、それを踏まえて上でこの先君たちはどう生きるのか?争いのない世界を夢想して生きるのか?それとも現実を受け止めて困難のなか生きるのか?戦争経験者である宮崎駿からの問いかけなのかなとぼくは思いました。
想像の世界を脳内で詳細まで構築し、それを映像化して一つの世界観をつくるなんてとんでもない凄さを感じます。宮崎駿の頭のなかどうなってるのか知りたいです(笑)
吉野源三郎に失礼すぎる
・物語がとにかく全く面白くない
・脚本が雑すぎて登場人物に感情移入のしようがない
・声優も有名俳優らをただ集めただけで下手糞揃い
・映像は気持ち悪い鳥ばかり出てきて不快
だが、しかし…。
これまでの宮崎ワールドの集大成、ということであろうか。
だが、しかし…。
現在の混迷を極める世界においての
彼なりのメッセージ性を感じる、だが、しかし…。
これまでの宮崎作品で用いた手法を踏襲した絵作り、
「千と千尋の神隠し」+「ハウルの動く城」+「もののけ姫」を
ぐっちょん、ぐっちょんにして
割ってみたら、こうなったのかなぁ。
だから、感想としてはタイトル通り
「だが、しかし…。」となりました。
ジブリ作品は苦手だが今作は面白かった
めーー!ちゃよかった!
ジブリ作品って私どちらかというと嫌いなんだけど、今作は振り切れていてよかった!
和製不思議の国のアリス!
幼少期の時にこの作品知って、大人になって駿ののと知ったらトラウマになるやつ〜。
解説がみたくなる作品です。
多くの日本人は駿の生涯を必修科目としているので、多分私のように「駿…駿!!!」となった人は多かったんじゃないかな…。
おばあちゃん達がわちゃわちゃしていて、いい女が出てきて、お母さんが元気。駿が出てきたのは笑った
82歳でこの大作が描けるのすごいなー
何故、このタイトル
原作の「君たちはどう生きるか」と映画のストーリーは関係ない事を知り、何故このタイトルにしたかの疑問が拭えない。原作を無視したとしても、タイトルとストーリーは結び付かない様な気がする。もし、タイトルを考えるとしたら「ワラワラの塔」かな。
考えさせられ…る?
見終わったあと、考えさせられた。
「一体この作品は何が言いたかったんだろう」
「宮崎駿監督は何を描きたかったんだろう」
…でもそれは哲学的に考えさせられる、という意味ではなく、モヤモヤして納得いかないので考えざるを得ない、という感じ。
いろんな考察YouTubeも観たが、「そんなの知らんがな」という宮崎駿マニアネタばかりで、うーん。
本当に良い映画は考えなくても心にスっと入ってくるものなんじゃないかなぁ、と思った。
あ、火事のシーンの描写は凄かった!
宮崎駿っぽさ凄い、と思った
・冒頭で母親が火災で亡くなったシーンで、亡くなった母親と重なり、ぐっと来た。その後、母親の妹?と再婚する父親や亡くなった母親を忘れられない感情とを現実との並行世界っていうのか?パラレルワールド?黄泉の國?なのか、神話的な体験で解消していったと解釈したのだけど、何となく、こういったことなければ人間は本当は呑み込めないのでは?と思った。もし、死別などの体験をした際にきっとどこかで何となくの折り合いをつけたようでつけられないまま生きていっているような気がした。
・冒頭の自転車にサイドブレーキ?っぽいのがあって興味深かった。
・おばあちゃんが沢山いて、みんな違っててすごいなぁと思った。
・多数のカエルやフナ?鯉?ペリカンなどがあんなに肌に触れてきたら気持ち悪いなぁと思った。
・最終的に何がどうだったのか理解できたようで出来なかったと思う。最後に世界を動かしているのが大叔父さん?でその担い手が誰もいない世界が、今、っていうことで不安定なのかもしれないっていう事なのか、と思った。それだけ、世界が危ういっていう危機感を表現したかったのか、とか。
・主人公が母親と同年代で対峙している状況を見て、もしも、自分と同い年の母親と対峙していたら、いったいどうなっていただろうと思った。親子関係だから成立していたように思えてきて、もしも他人であったらきっと反りあわなそうだなとか思った。
・インコが大量にいて、主人公を食べようとしていた。何となく、メイドインアビスのような世界観だなと思って怖くなった。でも、現実?に飛来していったインコたちは普通のインコになっていってなんだかほっとした。
まだまだ続く宮崎駿の物語
最高
何よりもまず映像作品として心躍る素晴らしい作品だった。純粋に美しい映像を楽しむことで満足が出来るくらいに素晴らしい映像の出来だった。特に冒頭の病院へひた走るシーンは圧巻だった。シネマカメラで撮ったかのような眞人にベタピン(眞人にだけピントが合ってる状態)のスローシャッター映像は鳥肌が立った。時々挟まれるアニメではなく、一枚の画をパンするシーンもそこに動きがないからこそ掻き立てられる想像力、といった感じでとにかく心に訴えかけるものがあった。
勿論ジブリらしさも全開で眞人とヒミがインコたちの住む石塔の階段を下っていくシーン、キリコと共に魚を解体するシーン、ワラワラ?ワタワタ?が飛び立つシーンなど箸休め的に心を癒してくれる。
ノーランのTENETに感じた映画の奥深さを思い出させられた。映画の芸術媒体としての完成度は極地に達しつつあると思う。
内容に関しても非常に楽しめる良いものだった。
「夢」の設定で物語の不安定さを補いつつ、宮崎駿のやりたいことが詰め込まれた感じ。しかし、詰め込みに関して嫌な感じは少なく、比較的伝えようという思いを感じる。
・ヒミが炎でペリカンたちを焼くシーン、ワラワラ達は卵子のメタファーであり焼かれると赤い液体となって滑り落ちる。生理をやりたかったのかな?ワラワラの世話をするキリコはヒミと共に現代へ戻り、ヒミと夏子の世話をするようになるのであるから恐らくこの解釈で間違いないだろう。てかペリカンは何を意味してるの?って話だけど、分からん。でも彼らはそこから出れないし、それ以外に食料も持たない。悪意がある訳ではない。でも悪意の扉へと眞人を押し込んだのはペリカン。で、眞人が来るとワラワラは飛び立つことが出来た。はにゃ?
・この物語においてヒミと夏子はあくまでも媒介者であり、当事者は大叔父と眞人である。
・夢を下の世界へと下っていく発想はインセプションに似ていた。
・ヒミが火を扱う一方で、大叔父は海にこだわる。火はヒミを焼き殺す。使い方次第で世界を変える力の存在を示したかったのでは?海の象徴もこれまたインセプションと一緒。世界の構築部の余り、みたいな感じが海なのかな?
・夏子の産屋のシーンは解釈が難しかったが、眞人の吐き出した言葉が未だ心からの言葉ではなかったから夏子を連れ出すことは出来なかった的な感じかな?岩の主みたいなやつは悪意を象徴してるのだろう。眞人が頭に傷をつけたときもそうだし、そもそも大叔父が自らの夢の世界を作り出す下地として石塔を用いたのもそうだし、眞人自身も岩には悪意があるみたいなこと言ってたしね。なんで岩が悪意なのかっていうそもそも論は分からない。
・世界が崩壊していくシーンで夏子は産屋を出て歩いてくるんだけど、あれがよく分からん。何が変わったっていうと眞人の心が固まったってくらいでそれが直接描かれてないからつわりが終わりました、くらいしか思いつかん。
・お父さんが石塔に向かってくるシーンは出征。飛び出してきたインコに立ち向かうけどウンチまみれにされる。多分お父さんが実際に戦争を体験してないことを揶揄したのだろう。お父さんは人の意見を取り入れないながらも成功してきた人。そもそもヒミが死んだからその妹とってかなりキモい。俗人ですなあ。
・宮崎駿が良くやる穴抜けは今回も健在。一番最初に塔に入ろうとするとき、夏子を探しに行くとき、大叔父に会いに行くとき。いっぱい出てきた。違う世界に行く合図。
・音楽の使いかた。最初はお母さん関連で流してんのかな?って見てたけど多分眞人の成長で流してる。
・インコの象徴は人間。大叔父が夢の世界の住人として連れてきたインコたちは自我を持ち、自分たちが優占種として暮らしていける世界が亡くなってしまうのは嫌。ヒミを解放したのだって、大叔父の跡を告げる眞人を呼び寄せられるのはヒミだから。眞人が積み石をしなかったときに自分で積んで見せて上手くいかなくて叩ききって世界は崩壊した。人間と地球の関係。やりたいことやりつくして上手くいかなくてぶち壊す。
・アオサギは眞人と最終的に友達になる。当初は眞人に興味はあるけどちょっかいをかけるばかり。でも一緒に旅をして共に時間を過ごすことで無二の親友になる。夢の話でしかないから姿は消してしまって、俺のことは忘れるよ。みたいに言うけど、眞人の心の奥底には眠り続ける。夢の世界での記憶は消えるかもしれないけど、学びは糧となり、心に残り続ける。
また思いついたら書く。
いい映画でした。
追加
・アオサギは、大叔父には作れなかった真の意味での理解者としての友達的な感じ、大叔父は自分をフルに表現しきれる相手、場所がなくて、世界に嫌気が指して夢の世界に生きるほうが幸せだって考えたけど眞人は現実世界でぶつかりながらも生きていくことを選択した的な
で、その決断の決め手になったのがアオサギという友達
・ヒミ、眞人の母の若返り顕現が歪んだオイディプスコンプレックスそのものであるというレビューを目にした。その通りだわ。そう考えると、夏子を最後認めたふうに描くことで自らはそんなコンプレックス克服しましたけどね!みたいな描き方が出来る!ということだろう。非常に納得。これで夏子の存在に意味が見いだせた
宮崎駿ワールド
良くも悪くも宮崎駿ワールド!でした。子どもと一緒に観ましたが、子どもは面白かった!といってました。自分はいつもジブリの作品には100%満足することはないのですが、何か深いものがあるようなないような、わかったようなわからないような、面白いようなそうでもないようなそんな感じ、という印象でした。この作品もそうでした。
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