君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価
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宮崎駿の集大成に思えます。
「よく分からなかった」という感想が多かったので、理解できるか少し不安だったのですが、結論から言うと私にとっては本当に素晴らしい作品でした。
観終わったあと、感情が昂っているうちに書き留めておこうと書きなぐった文なので、おかしなところがあったら申し訳ありません…💦
もし、真人が後任になっていたら
もしかしたらもっと平和で、良い世界だったのかもしれない。
けれど、真人はあえて元の世界で、「この世界」の「自分」が変えていくことを選んだ。
「真人」は「わたしたち」なのだと思う。私たちは、どう生きるか。そういう問いかけであり、次世代への宮崎駿なりのバトンなんじゃないかと感じた。
真人の世界(私たちの世界)は残酷で、辛い世界だけれど、真人自身が変えていこうと願った世界。
結局、誰かの力で世界が全て平和になるわけがなかった。真人と、私と、世界の全員とで頑張っていかなきゃならない。
世界のバランスを保つ『軸』は消えてしまったけど、それが無くても、どうしたって世界は存在してしまうのだ。だから、私たちが、「自分たちの手で」変えていかなきゃいけない、そういう映画なのではないだろうか。
構成についても。
最初は真人があまり喋らなくて、どこか浮世離れした世界に感じられたけど、どんどん真人が喋りだし、正体不明だった謎のアオサギも実は小物なオジサン(笑)だった事がわかり、何を考えているのかよく分からなかった夏子さんの本心も物語が進む事に判明した。
どんどん(段階的に)現実として考えられるようになってきて、最後はかなり真人に対して感情移入していた。すごい構成力だ。
別世界の物語が、どんどん現実世界の物語になっていった。だんだんと「私たちの物語」になっていくのが凄いと思う。
本当に、これが宮崎駿。宮崎駿感しかない映画だったなあと思います。
確かに、難しい部分や、「え?あれ、どうなったの?!」という所がいくつかありましたが、元々ジブリ作品はそういった難しい表現が多いので、私は深読みの材料として受け取りました。
本当に素晴らしかった。個人的にみんなにオススメしたい作品の上位でした。
は?
正直よく分からなかったが、紛れもない宮崎アニメ。
正真正銘、宮崎駿の最後の長編アニメだと思い
オスカーを獲ったこのタイミングで
ようやく鑑賞してみた。
同じような人が多いのか、
公開からかなり経つにも関わらず
朝イチでそこそこ席が埋まっていた。
内容については全く知らないままだったので
果たしてどう言うものか期待していだが・・
正直に言うと最初から最後まで話が
よく読めなかった。
私の読解力や感受性が足りないのか。
鑑賞直後も頭には「・・で?」と
ハテナが浮かんでいる。
どうにもモヤモヤ感が抜けない。
どなたかの考察で、
これは宮崎駿の世界を表しもの。
自分が今まで作ってきた世界の終わり。
積み木の数は今までの作品数。
息子には跡を継がず自由にと。
この世界を終わらせたくないインコの王(鈴木P)が
世界の再構築を試みるも崩壊(ジブリの終焉)
・・と言うものがあって、
なるほど腑に落ちた感じもする。
これは宮崎駿の自伝なのだ。
自分が描きたいように描いているので
他人が理解できるようなものではない。
ましてや商業的に売ってやろうと言う
つもりは毛頭ないのだろう。
アカデミー賞はもちろんすごいけど、
手放しに面白かったとは言えない。
それを言っている人は
ものすごく深く物事を見ることができる人か、
よく分からん高級な食べ物を褒めちぎるような
食通ぶった感じの人だろう。
・・と、いろいろ書いてみたが、
映像や演出についてはこれまでの宮崎映画の
まさに集大成といった感じで素晴らしかった。
人物や背景、小物の動きや表現一つ一つに
細かい演出がなされ既視感を覚える。
これぞ宮崎アニメだと思う。
今、この時代にラピュタやもののけ姫を
このクオリティで描けたらさぞすごい映画に
なるだろう。
主題歌の米津玄師「地球儀」は
とても良い歌だった。
それことドラえもんの映画のエンディングにでも
流れたら、多分涙腺崩壊する楽曲だった。
しかし、今作では終始「?」で感情移入が
全くできなかったので、ただのいい歌だなぁ
といった感じだった。もったいない。
子どもの頃から成長と共に宮崎アニメに
慣れ親しんできた。
好きな作品はそれことセリフを暗記しているくらい。
それが、本当に最後かと思うと
寂しいものはある。
宮崎監督には「今までありがとうございます」
そして「お疲れ様でした」と言いたい。
美しい
宮崎駿
この映画を見終えてまず初めに思ったことがあった、
どこか懐かしいと、そう思えたのは過去作品のノスタルジーに起因するようだ、過去作を鑑賞しないとこの気持ちは分かり合えないかもしれない、ラピュタ・もののけ姫・ナウシカ・火垂るの墓などの面影を感じ取れた気がした、
きっとこれこそが宮崎駿の作品だと、
誠に申し訳ないのだが、私は気持ちを言葉にするのが苦手なので、この文章も何が言いたいのかわからないと思う、
ただ一つだけ言えるのはこの「君たちはどう生きるか」は
宮崎駿自身の世界であり同時に私達の世界でもある
そう感じた
彼の世界を感じた 彼を感じた 世界が彼だ 彼が世界だ
この先この作品は見るたびに問うてくるだろう
君たちはどういきるかと‥君たちの世界はどうだと‥
その度に私は思う私はこう生きたと
『ナウシカ』漫画版をじっくり読んで、宮崎駿が描きたかった世界をよ...
『ナウシカ』漫画版をじっくり読んで、宮崎駿が描きたかった世界をよく知っている人なら、この映画も スっと理解できる。楽しめる。単に起承転結がハッキリした「売れるジブリ映画」を好んできた人なら、「もう結構!」となるだろう。
死生観、ヒトと動植物・モノとの関係、人間の深層心理、空や異世界への憧れ…。そういった宮崎駿がモチーフとしてきた世界を、思う存分、描ききった、という点で『ナウシカ』漫画版に通じるものがとても多かった。
今まで、時間の制約、「売れなきゃ、話題にならなきゃ」という制約、お金の制約などに振り回されてきたのに、鈴木さんに「いくら時間かけてもいいよ」と言われて作れた作品。逆に、宮崎さんが不安になって鈴木さんの予定より早くできたらしい。
アニメに全く詳しくないこちらにも「このアニメは手間かかってんだろうなー、フツーは作れないな」と思わせる映像の数々。それだけでも見る価値アリ
新しい扉を開いた作品
まずは宮崎駿監督、枯れたと思っていてごめんなさい。
正直、創る力が衰えているし評価が割れている点もあって微妙な作品だろうなと決め付けていました。全く期待していなかったです。
が、良い意味で裏切られ、改めて創作者として尊敬しました。
映像表現は現代風になりましたね。新しいクリエイターの力だと思いますが、面白い見せ方が多くて感動を覚えました。
シナリオ構成、時代が昭和初期と言うことで近代の価値観に染まっている頭の硬い方は唐突な展開になんでこうなるの??と置いてけぼりにされそうだなと言う印象を受けました。
柔軟に受け取って自分なりに咀嚼して味わえる方には堪らない逸品かと思います。
久しぶりに繰り返して鑑賞したいと思える作品でした。
亡き高畑監督も喜ばれていると思います。
音楽の久石さんはポニョあたりから個を消して作品に沿うような音作りを意識されてるような印象なのですが、今作も音楽が主役を取るようなシーンが無かったと思います。
個人的にはもののけ姫のような久石節の効いた音楽をもう一度、作品に落とし込んで欲しいなと思いましたが作品に馴染んで溶け込んだ音楽も良いですね。
宮崎監督のご年齢的に次の作品が作り切れるのか不安もありますが、ぜひ新作を作って頂きたいし観てみたいと思いました。
よくわからん
こんなすごいアニメ映画に採点なんてできない
好き嫌いの★です。NHKのドキュメント観たら採点なんて出来なくなった。(あのドキュメントが良かったかって言われたらまったく良くなかったけど)
好きかって言われたら好きじゃない。特にラストの大叔父が出てくるところの前後が面倒くさい。大叔父の屋敷に入っていくあの入口のところから冒険が始まる感でワクワクがピークになって、そこから下がっていってしまった。船を操るところもワクワクしそうなのにできなかった。未来少年コナンの操舵シーンはあんなにワクワクするのに。
主人公がイケメンでまつげが長くて、UPの寝顔で震えました。あージブリが戻ってきた・・って。でもすぐ片側カリアゲくんにしちゃって・・ポニョ位から描線が太くなってますが(適当に言ってます)太くすると絵面が幼く見えるから本当は嫌です。
今頃ですが、、、
映画館行って覧てきました。
高い評価もあるので人を選ぶのかも?
私には合わなかったです。
この先は不快に思う人がいるかも知れないので読まないで下さい(^_^;
面白くなかったです。
時間とお金を無駄にしたと思うレベル(^_^;
昔、トトロを見たときは宮崎監督には死ぬまで沢山沢山作品を残して欲しいと思うくらい大好きでした。
ラピュタや宅急便、紅は面白かったー
序盤から中盤まではとても丁寧に作られていたように感じます。中盤以降はなんか雑に感じました(^_^;
しかし嫁さんの妹に手を出しますかね?その妹とキスする音も生々しくて気持ち悪かった(´Д` )
このストーリーは何を視聴者に伝えたいのかさっぱり分かりませんでした、、、
今頃見たせいですかね、映画館で視聴していたのは私だけの完全貸切状態でした、、、
宮崎監督、お疲れ様でした。
もう映画作らなくて良いです(^_^;
好きか嫌いかは置いておいて、最高の映画体験
懐かしく、新しいジブリ作品
今までのジブリになかった描写の仕方、躍動感の表し方がされていたので新鮮だった。懐かしさが感じられる場面も多くあるのでジブリ作品が好きなら絶対に今からでも行くべき。
さすが宮崎監督作品…小物から背景までの描き込みが半端では無かった。特に空の描写が相変わらず美しい。雲の前後で変わる色味や影の具合には感服した。ジブリの作画の美しさ、数々の拘りは作品に対する真心が感じられる。話が難しいとは聞いていたのでなんとか理解しようと夢中で見ていたが、正直1度の視聴では謎が多く残った。しかし、"わからない"では絶対に終わらせたくないので自分の考察と、他の方の考察を重ね合わせながら作品をゆっくり味わいたいと思う。
名作のタイトルを流用すべきではなかった
この映画の何が、一度勇退された宮﨑監督を突き動かしたのだろう?賞レースも獲りまくってるので、何かあるだろうと思い観てみたが、普通のアニメでした。
原作の「君たちはどう生きるか」は、周りに流される事なく如何に善悪を自分で判断し人生を歩んでいくかを、成長期の少年に叔父さんが諭してゆく素晴らしいお話しだったと記憶しているが、それを宮﨑風に描くとこうなると言う事なのだろうか?が、それにしても内容が違い過ぎると思います。原作を愚弄しているとすら感じる無茶苦茶な改変、せめてタイトルは流用せず洋題の「少年と青サギ」でよかったのではないか。作品内に原作本も出てくるので、原作にインスパイアされた程度に留めていれば私もこれほど酷評せずとも済んだのに。。。
原作本のアニメ化と思って鑑賞した人は、訳がわからず困惑してしまうでしょう。本作品は原作をないがしろにした典型的な例となるでしょう。
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