「フェリーニーの「8 1/2」を思い出す。 色々とイマジネーションが溢れる感じが。」君たちはどう生きるか mac-inさんの映画レビュー(感想・評価)
フェリーニーの「8 1/2」を思い出す。 色々とイマジネーションが溢れる感じが。
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フェリーニーの「8 1/2」を思い出す。色々とイマジネーションが溢れる感じで。
それと「81/2」を思い出したのは、娯楽性よりも自分のイメージの広がりを優先したところ。
(「81/2」はフェリーニーが映画作りに行き詰まって、その思いをそのまま映画にした。)
混乱させて、生まれ変わるイメージなのか?その意味では「千と千尋〜」にも通じる。
映像的には、今までの宮崎作品と既視感がある。
その出来が前のよりよくできているかといえば、やはり初出の方が魅力的だった。
その上、懐かしさも感じた。東映動画の「ガリバーの宇宙旅行」(65年作、宮崎駿も参加している)を思い出した。
宮崎駿の好きな女性像は、なるほどと思った。母親=恋人なんだね。
継母とのほのかな葛藤が一つのテーマでもある。
メインかと思ったアオサギは、「詐欺」だね。愛らしい小物だった。宮崎にとってはちょっと毒のある、愛すべき友人なんだね。ラストは友達と言われて喜んでいる。
ということで、宮崎駿の原点の確認作業のような映画で、なかなか興味深い映画でした。
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