「ジブリがいっぱいコレクション」君たちはどう生きるか ばぶさんの映画レビュー(感想・評価)
ジブリがいっぱいコレクション
第一印象はこれでした。
もののけ姫をベースに、千ちひ風立ちぬ紅豚ナウシカラピュタカリオストロポニョアリエッティマーニーあたりが勢揃いしてました。わあジブリ満載。
なので歴代の作品を愛している人ほど好きな描写が多いかと存じます。
宮崎監督は千ちひ以降物語の抽象化が進んでいると感じていましたが、今作はその集大成では無いでしょうか。
どういうことかと言うと、
「何が言いたいかは何となく分かるがなんとなくしかわからん」状態になりました。
説明らしい説明がないので、考察と推測を同時にこなしながらの鑑賞になってしまいます。つらい。頭空っぽにして楽しめる映画ではありませんから、寝不足でいくのは避けましょう。
生い立ちや家庭環境によって刺さる人と刺さらない人がハッキリ別れるタイプですね。個人的には星5ですが、星1評価したくなる人がいるのもよく分かります。
それからモチーフがとても多い。
ダンテ神曲や仏教神道の教え、子宮と産道のメタファーなど、知識がないと気づけない箇所がありすぎて、若い人ほど理解しにくい映画になっています。
すくなくとも、ジブリ映画だから家族で見に行こう!とはしない方がいいでしょう。
ジブリ好きかつ映画好きの大人と見に行くのがベストかと。
いまから円盤が待ち遠しいです。
わらわらの定常グッズ化を希望しつつ、コメントを終わります。
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