「全然面白くなかったです(ストレート)」君たちはどう生きるか Octopusさんの映画レビュー(感想・評価)
全然面白くなかったです(ストレート)
たまに勝手に期待して、うんぬんってありますが、この作品には通用しないですね。
予告なし、宮崎駿、引退撤回、タイトルが名作
期待しない方が失礼です。
やはり
アニメーションは相変わらず凄かったです。進化を感じました。
特に冒頭の、燃え盛る病院へ向かう眞人少年とその周囲のアニメーションが凄かったです。
燃え盛る炎の反射、野次馬の喧騒、眞人の感情を表しているかのような流れるような疾走感あふれる作画。めちゃくちゃ感動しました。
これはすごいぞ!楽しみだ!と思っていました。が、それまででした(т-т)
それ以降、眞人がどんな少年なのか全く掴めませんでした。母を失ったショックによるものなのかな?など考えたりしたのですが、不明なまま終わりました。
最初はとても礼儀正しいので、真面目な性格?と思いました。しかし、学校の子供といきなり取っ組み合いの喧嘩、その帰り道に道端の石で自分の頭部に傷を作り、父親の権力を使って、喧嘩相手を止めさせるのかと思ったら、「ただ転んだだけ…」と言っていました。
さらに、タバコを盗み、使用人にそれと交換で弓矢を手に入れ、サギを殺そうとしました。
んんん???ってなりました。
サギに対する不快感それほどか?かまって欲しいがための怪我?心配して欲しいための怪我?父親は妊娠している夏子さんに気持ちが寄り気味なので、それを引くため?などなど理解しきれなかったです。
そして、ストーリー。これが1番退屈でした。色んなものをただひたすらに詰め込みまくって、神秘的な表現を用いた上で、「もちろんメッセージ性あるから、理解してくれよ」
と言われているような感覚でした。
扉を開けたら、別の空間、都合の良い能力の新キャラ、そしてまた、扉を開けたら、別の空間、よく分からない演出の繰り返しです。
シンプルに面白くなかったです。
それでもアニメーションは流石のクオリティでした。