レスリング・ウィズ・シャドウズ 完全復活バージョンのレビュー・感想・評価
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誠実さゆえ物悲しい
採点3.8
プロレスター、ブレット・ハートのドキュメンタリー作品。
完全にショウビズに振り切ったアメリカのプロレス、その光と闇が克明に浮き彫りになっています。
そしてプロレスの名門一族に生まれた彼の、実長な誠実さが本当によく出ていました。
しかし改めてハート一家の家族構成がすごいですね。もうスターばかりですよ。
もはや亡くなっているのが多く寂しいのですが、出てくるレスラーもベイダー、Rウォリアーズ、Sマイケルズ、オースティン、トリプルHなど、錚々たる面々です。
また、彼はすごい忠義を大事にしているんですね。アメリカ人でないからなのか、金で動かないのに驚きました。
また作品はのオーナのビンスのいやらしさが溢れていて、本当酷いものです。
20年契約で移籍を留まったものの、経営難を理由に退団を頼まれる。
WWFの為ならと退団を決意したものの、Fラストマッチは騙されてベルトを奪われる。いわゆるモントリオール事件ですね。
本当に皮肉なものです。
しかしながら、事件や一連の騒動を裏側から知れたのは見応えがありましたよ。
誠実さゆえ、物悲しい彼の物語でした。
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