「タリバンを連想した」ウーマン・トーキング 私たちの選択 りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
タリバンを連想した
2010年、自給自足で外部との交流のほとんどない村で、女たちはたびたびレイプされていた。男たちから、それは、悪魔の仕業、だとか、作り話、だと言われ、レイプを否定されていた。
やがて少女が逃げる男を目撃した事から、女たちはそれが悪魔の仕業や作り話などではなく、実際に犯罪だったということを知った。男たちが街へ行き村を不在にしている2日間、女たちは自らの未来を、赦すか、戦うか、去る、かの選択を懸けた話し合いを行った。という、2005年から2009年にかけて南米ボリビアで実際にあった事件をもとにした話。
女性には教育を受けさせず、文盲のため本も読めず、外部からの情報を入手する事も難しい状況が、ごく最近のボリビアで有ったということに驚いた。
牛用の鎮痛剤で麻痺させ、レイプするとは、すごい村だなぁ、と思った。これを今までずっと続けてたのかと、いう驚きがあったのと、女性に教育を受けさせない、というところはアフガニスタンのタリバン政権と共通するな、と思った。
女性を子供を作る道具としてしか扱ってない、そんな地域はまだこの地球上に残っているのだろう。現在でも。
全女性で決め、村を去った後、どうなったのか、気になった。
良い居住地が見つかれば良いな、という思いと、男たちに追いつかれ、連れ戻されてないか、と心配になった。
こんにちは
コメントありがとうございます。
実話を元にしている生々しい話なので、ファンタジーにはそぐわないような気がします。ドキュメンタリー風にして、逃げた後どうなったかをきちんと描いてほしかったです。
こんにちは。
たしかに、同じようなことがまかり通ってしまうところがまだまだあると思うと恐ろしいですね。
たまたま、産まれおちた場所の運命… ぞっとしながらも、その中で事態を変えていける明らかなチャンスと勇気に嬉しくなりました。
おっしゃるとおり、その先はまだまだ心配でしたが。